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  • 痩せるためには有酸素運動と筋トレどちらが効果的か?ダイエットに重要な体のエネルギー代謝を理解しよう

    痩せるためには有酸素運動と筋トレどちらが効果的か?ダイエットに重要な体のエネルギー代謝を理解しよう


    こんにちは、みのっちです。みなさんも「よし、痩せるためにダイエットしよう!」と思った時、何かしらの運動を始める人と思います。どうせやるなら、より効果が高い運動をしたいと誰でも考えるはず。しかし、ここでよく疑問に思ってしまうのは「有酸素運動と筋トレどっちが効果的なんやろ…?」ということです。

    そこで今回は、こういった疑問を解決すべく、体のエネルギー代謝について簡単に解説していきます。結論だけ先に言うと”有酸素運動の方が痩せます”。これは痩せるためにはとても重要な知識となりますので、有酸素運動と筋トレの違いなども含めてしっかり覚えておきましょう。

    本記事でわかること

    1.なぜ有酸素運動の方が痩せやすいのか?
    2.有酸素運動と筋トレの違いは何か?
    3.体を動かす時のエネルギー代謝について

    それでは早速はじめましょう!

    筋トレより有酸素運動の方が痩せる

    ダイエットするためには、筋トレをするより有酸素運動をする方が効果的です。それは一体どうしてか?その理由について以下に解説していきます。

    筋トレと有酸素運動のエネルギー代謝の違い

    そもそも、筋トレと有酸素運動(ここでは、ランニングに例える)では大きく分けると「運動」というカテゴリーになるが、やってることが違うので当然エネルギーの使い方も異なる。

    筋トレ→無酸素系(ATP-CP系、解糖系)
    ランニング→有酸素系

    まぁ、こういうややこしい話はさておき、絶対的に覚えておいてほしいのがこちら↓

    無酸素系→糖質が主なエネルギー源
    有酸素系→脂肪酸が主なエネルギー源


    これがむちゃくちゃ大事!というより、もはやこれが答えですw

    無酸素系エネルギー代謝

    人の体は、糖質・脂質・たんぱく質の三大栄養素から「ATP」というエネルギー物質を生成します。

    ATPとは?

    ATPは、アデノシン三リン酸の略称。
    →人の体を動かすエネルギー源。車でいうガソリンです。


    このATPを絶えず生成しなければならず、色んな方法により人の体から生成されてるのです。

    筋トレのような短時間で終わる運動は、筋肉に貯蔵されてる糖質(筋グリコーゲン)を使ってATPを生成し筋肉を動かす。しかし、この方法ではATPは枯渇するので短時間しか体を動かせない。

    だから、

    「筋トレって100回も200回もベンチプレスできないですよね?」
    「100m全力ダッシュを1kmも持続しないですよね?」

    そういうことなんです。高負荷になるほど筋肉を激しく使うので、その分ATPの消費が激しく回復が間に合わない。そして、激しく筋肉を使う系の運動は無酸素系エネルギー代謝経路を使用するので、糖質を主にエネルギー源とします。

    無酸素系の特長

    1.短時間しか動けない
    2.使用するのは主に糖質


    つまり、筋トレをすると筋肉を大きくすることはできるが、脂肪をエネルギー源とするわけではないので脂肪燃焼にはならず、筋肉にのみ影響を与えます。まさに、”筋トレ”ですよね。

    有酸素系エネルギー代謝

    一方で、ランニングをする場合は筋トレと違い長時間動き続けなければならない。しかし、先ほどと同じように無酸素系エネルギー代謝経路を使ってしまうと、短時間でATPが枯渇するので長時間のランニングはできない。そのため別の回路を利用してATPを生成する。それが有酸素系エネルギー代謝なのです。

    有酸素系はエネルギーを代謝・分解していく過程で酸素を必要とするため、有酸素系と呼ばれている。

    有酸素系は、ミトコンドリア内で糖質(グルコース)・脂質(脂肪酸)・たんぱく質(アミノ酸)を代謝・分解し、ATPを大量に生成するため長時間の運動が可能となる。

    そして大事なのが、有酸素系での主なエネルギー源となるのが「脂肪酸」であるというこ。つまり、先ほどの筋トレのような無酸素系とは違い、脂肪を使って体を動かすのです。

    だから、ランニングのような有酸素運動は脂肪燃焼に効果的なのです。ということは、ダイエットにも効果的であるということ。

    もちろん、有酸素運動でも糖質やたんぱく質もエネルギー源として利用してるので、筋肉減少につながることもあります。なんせ、長時間動き続けてるわけですから。

    有酸素系の特長

    1.長時間動き続けることができる
    2.使用するのは主に脂質(脂肪酸)


    これらの特長を踏まえると、マラソンランナーが細身で脂肪も少なく、でも筋肉があってマッチョというわけでもなく、逆に筋肉も少ない見た目をしてるのが納得できますよね。


    運動時のエネルギー代謝について

    体を動かす時は糖質・脂質・たんぱく質をエネルギー源としている。この3つをエネルギー源とするとき利用する順番がある。これについて以下に解説していきます。

    エネルギー代謝の順番

    結論からいうと、人が体を動かすときはまず「糖質」からエネルギーとして利用されます。しかし、糖質はすぐに枯渇してしまうので、そのあとに脂肪がエネルギーとして利用され、最後にたんぱく質が利用されます。

    エネルギー代謝の順番

    ① 糖質 → ② 脂肪 → ③ たんぱく質


    そのため、糖質がなくなれば脂肪が利用され、さらに脂肪もなくなればたんぱく質が利用され始めるというわけです。ということは、糖質がエネルギーとしてまだ残っているうちに運動をやめると、脂肪燃焼効果は低いということになる。

    糖質を利用している時も、全く脂肪を利用してないわけではない。あくまで割合の問題です。


    つまり、糖質をエネルギーとして使いきれば脂肪をエネルギーとして利用しはじめるため、脂肪を燃焼したいなら糖質がエネルギーとして利用できる時間以上は、運動を持続しないといけないということ。

    では、糖質がエネルギー切れになるのは一体何分くらいなのか?

    有酸素系エネルギー代謝では、糖質を使いきるには約20分~30分とされている。その後、脂肪がエネルギーとして利用されはじめる。


    これは、あくまで参考値であり人の体に絶対はないので、だいたいこれくらいの時間を目安にしておきましょう。つまり、脂肪を燃焼したければ約20~30分以上の持続した運動をした方がいいということです。

    近年の研究では、持続して30分以上でなくても、10分の運動を3回のトータル30分で行っても同様の脂肪燃焼効果が得られるとされています。


    30分以上の運動となると、運動が苦手な人にとっては精神的にちょっとしんどいですが、10分の小分けにしていいなら少しハードルが下がって行いやすいですね。自分のライフスタイルに合わせて、隙間時間に組み込んでみましょう。

    脂肪燃焼するための最適な運動強度とは?

    脂肪を燃焼するための条件として、脂肪をエネルギーとして利用できる種目であれば何でもOK。つまり、有酸素系の運動になるのでウォーキングでもランニングでもどちらでもいいということ。

    どちらがいいかというと、もちろん強度の高いランニングの方が脂肪を燃焼してくれます。しかし、強度が高すぎても持続した運動が困難であるため、逆に効果が下がります。

    運動強度とエネルギー供給の関係を調べた研究では、運動強度が高まるとともに全身の糖質のエネルギー分解が増大し、脂肪の分解は運動強度が高まるにつれて低下したという結果がみられた。

    では、一体どれくらいの強度がちょうどいいのか?

    脂肪燃焼に最適な運動強度

    全身の脂肪酸のエネルギー分解は、運動強度が65%VO2max(最大酸素摂取量)で最大となり、一方で20%VO2maxと85%VO2maxでは脂肪の分解は低い。
    (参考:厚労省「e-ヘルスネット」)

    最大酸素摂取量は、その名の通りどれだけ心肺機能が高いかを調べるための評価ですが、残念ながら一般の我々が知ることはできません。

    なので、ざっくりとお伝えすると、運動時の心拍数が90~120拍/分くらい。主観的な感覚では、運動しながら会話はなんとかできるが、やや呼吸が苦しいと感じる強度。これがいわゆる中等度の運動強度になります。

    脂肪燃焼するための運動方法

    前述したように、糖質→脂肪の順番にエネルギーは利用され、まず糖質を枯渇させる必要がある。ランニングなどを30分以上行うのもいいが、それ以外に効果的な方法として以下の2つのパターンがある。

    1. 筋トレ→有酸素運動をする
    2. 空腹状態で有酸素運動を行う


    ①に関しては、筋トレをすることによって激しく筋肉を動かすため、エネルギー源である糖質をたくさん利用する。そのあとにランニングを行うことで、体の糖質が少ないので脂肪をエネルギーとして体を動かすことになる。それ以外にも、筋トレを先に行うと一時的に筋肉が興奮状態になり代謝が高まるため、その後の有酸素運動による脂肪燃焼効果も高くなる。

    【例】
    ジム:マシントレ→ランニングマシン
    自宅:スクワット→ランorウォーク
    →流行りのHIITもこれらの一種ですね。

    ②の空腹状態での有酸素運動に関しては、そもそも運動開始前から体内エネルギーが少ない状態なので、運動で利用できる糖質も通常より少なくなっている。そのため、早い段階から脂肪をエネルギーとして利用しはじめるため、脂肪燃焼効果は高くなる。

    空腹状態での運動は、低血糖・貧血症状などにより運動困難な状態になる可能性もあるため要注意。

    空腹状態での運動はあまりおすすめではないが、一つの方法として覚えておきましょう。過度にやりすぎるとかえってダイエットに失敗することになります。常に自分の体と向き合いながら、試行錯誤していくことが大切です。

    また、運動が苦手な方で筋トレ→有酸素といっても、どんな筋トレをしたらいいかわからないですよね。そういった方は、「初心者が最初にやるべき5種目」を参考にしてみてください。


    さいごに

    筋トレより有酸素運動(ランニング)の方が痩せやすい理由を解説しました。しかし、筋トレが痩せないわけではありません。筋トレと有酸素運動どちらが苦手かも人それぞれ。自分が継続できる運動内容を選択し、効果を確認しながら実施していくことが大事です。

    筋トレした方が調子がいい人や、ランニングをした方が調子がいい人、筋トレの最後に有酸素を加えた方が調子がよくなった人もいるはずです。効果に悩んでる人は、本記事を参考にして色々チャレンジしてみましょう。

    以上、みのっちでした。

  • 【太る人必見!】プロテインは飲み方次第で太る。プロテインを飲んで太る人の4つの原因とその改善方法を解説。

    【太る人必見!】プロテインは飲み方次第で太る。プロテインを飲んで太る人の4つの原因とその改善方法を解説。


    こんにちは、みのっちです。みなさんの周りには、ダイエットするためにプロテインを飲んだけど、逆に太ってしまった方はいませんか?もしくは、そんな経験をしたことありませんか?そういった人たちは、プロテインは太るという認識になってしまっていることでしょう。

    プロテインは、基本的には太る飲み物ではありません。しかし、飲み方次第で太ってしまうこともあります。そこで今回は、プロテインを飲んで太る人の原因について解説していきます。このポイントさえ注意しておけば、ほとんどプロテインで太ることを防ぐことができます。

    本記事でわかること

    1.プロテインを飲んで太る人の原因
    2.プロテインの太らない飲み方
    3.プロテインは太る飲み物なのか?


    それでは早速いきましょう。


    プロテインを飲んで太る人の4つの原因

    ダイエットで減量したいはずなのに、プロテインを飲んだらなぜか太る人。この人たちの原因はいったい何なのでしょうか?原因となる要素は以下のとおり。

    1. 牛乳で溶かして飲んでる
    2. 食事内容が普段と同じ
    3. プロテインの糖質・脂質を考えてない
    4. 依存して飲み過ぎてる


    これをひとつずつ解説していきます。

    牛乳で溶かして飲んでる

    プロテインを飲む場合、水で溶かすか牛乳で溶かすか迷う人は多い。それぞれメリット・デメリットはあるが、ここで注意しておきたいのは、水の場合はカロリーゼロだが牛乳の場合はカロリーゼロではないということである。

    牛乳の栄養成分(100gあたり)

    エネルギー:67kcal
    炭水化物:4.8g
    脂  質:3.8g
    たんぱく質:3.3g


    つまり、プロテイン1杯の栄養成分にプラスαで上記の牛乳のカロリーが追加されることになる。例えば、プロテイン1杯が100kcalで脂質が1gの商品を牛乳で割ると、167kcalに脂質4.8gの飲み物になってしまう。脂質も1gと4.8gでは大きな違いであり、この牛乳のカロリーをみんなは見逃しがちになることが多いので注意しておこう。

    改善・対策

    プロテインは牛乳でなく、水に溶かして摂取するようにしよう。水であれば追加カロリーがないので、プロテインだけの栄養計算をすれば大丈夫です。

    牛乳で割って飲むことが悪いわけではないので、勘違いしないよう注意したい。水と比べてカロリーが追加されるだけのこと。牛乳の方が甘味が出ておいしく飲めたり、カルシウムなどのその他の栄養素も摂取できるためメリットとなることも多い。

    食事内容が普段と同じ

    そもそもプロテインは、飲めば痩せる、飲めば筋肉がつくというものではない。しかし、ダイエット=プロテイン飲む、という安易な知識で飲む人は多い。基本的に痩せるか太るかは、普段の食生活と運動習慣で決まるものです。つまり、普段の食事やお菓子類の摂取の量を改善せずにプロテインを飲むと、単にプロテインのカロリーが追加されるだけである。

    例えば、普段の1日の摂取カロリーが2,000kcalだとすると、これにプロテイン1杯約100kcalが追加されるため2,100kcalに増える。しかし、プロテインを飲むことによっていつもの摂取カロリーが2,000kcal→1,700kcalに抑えられることができれば、プロテイン摂取によって減量することができるでしょう。

    対策・改善

    プロテインを摂取する代わりに、お菓子などの嗜好品や食事(ご飯)などの量を少し減らしてみよう。つまり、食事との置き換えです。ポイントは食べ物のカロリー。プロテイン約100kcalに対し、置き換えた食事が100kcal以上であれば、1日の総摂取カロリーを下げることができます。

    プロテインの糖質・脂質を考えてない

    プロテインは、たんぱく質を摂取する飲み物であることに間違いではないが、プロテイン=たんぱく質だけ摂取できると思っている人は多い。

    プロテインはたんぱく質を優位に摂取できるよう特化した商品なだけで、どのプロテインにも当然糖質と脂質は少量含まれている。つまり、普段の食事の糖質・脂質計算にプロテインの糖質・脂質を加えないといけないということ。

    プロテインに糖質や脂質が含まれている理由は、①おいしい味を出すためにやはり少なからず必要である、②筋肉を増やすためにはその分少し脂肪なども身につけないといけないから、③たんぱく質をより効率よく吸収するよう促進させるため、などである。

    脂肪をつけずに筋肉のみをつけるのは理想だが、筋肉量を増やすには少なからず脂肪も身につけないとなかなか難しいのです。

    対策・改善

    普段の食事計算にプロテインの栄養素も忘れず追加しておこう。たんぱく質量はみんな気にするが、特に炭水化物と脂質は忘れがち。メーカーによって含量は異なるため、しっかり商品の栄養成分表をチェックしておきましょう。

    依存して飲みすぎ

    プロテインはあくまで食事での栄養摂取のサポートだと考えた方がいい。なので、基本は食事改善をしてダイエットなどを実行していかなければならない。

    しかし、プロテインを飲めば簡単にたんぱく質が15~20g摂取できるので、これだけ1日に3杯くらい飲んで45~60gの摂取にしようとする人も多い。運動や筋トレをしてる人であれば問題ないが、運動も何もせずにプロテイン1日3杯はやや多い。

    例えば薬なんかでも、体に良い影響なはずだけど過剰摂取すると体に悪影響に作用するのと同じ。何事も過剰摂取するのは体に毒です。プロテインも自分の生活スタイルや運動量に見合った量を摂取し、食事改善を行いながらプロテインに頼りすぎないよう注意しておきましょう。

    対策・改善

    まずは、食事だけでたんぱく質量を計算し、摂取量が足りなかったらプロテインを飲むようにしましょう。依存すると、プロテインが第一優先になってしまうため、優先順位を①食事、②プロテインに変更しよう。もしくは、筋トレをした時のみプロテインを摂取するというルールもありかもですね。


    プロテインは太りやすい飲み物なのか?

    そもそも、プロテインは太るような飲み物なのか?これについて、解説していきます。

    プロテインは太る飲み物ではない

    結論として、基本的にプロテインは太るような飲み物ではありません。前述した太るような飲み方をしている人は太るかもしませんが、プロテインはお菓子と違って低カロリー・高たんぱくな商品であることを理解しておきたい。

    これは、カロリーと脂質が格段に抑えられている食品でも同じこと。プロテインには糖質も脂質も含まれてますが、チョコレートに比べるとかなりカットされてます。でも、元々チョコレートを食べることが多い人が「プロテインを飲み始めて太った、だからプロテインは太るからやめた」これは先ほどからお伝えしてるように太ります。なぜなら、チョコレート+プロテインのカロリーだから。

    でも、プロテインをやめてもチョコレートは食べるのやめないですよね?このへんが皆さん勘違いしてるところです。栄養素で説明すると、低カロリー・高たんぱくのプロテインをやめて、高カロリー・低たんぱくのチョコレートを継続するんですよ?ふつうは逆ですよね。これに気付かないひとは、太るのはプロテインのせいだと思い込んでしまいます。

    なので、ほんとにプロテインが原因なのかは、いま一度自分の食事を振り返ってみましょう。プロテインは飲み方次第では太りますが、基本的には太るような飲み物ではないことを覚えておきましょう。

    メーカーによって成分が違う

    プロテインの種類は迷うほど多くなり、当然商品によって含有量は異なる。一般的な食品に比べると圧倒的に低糖質・低脂質なのでそこまで太る原因にはなりにくいが、他のプロテインと比べると炭水化物や脂質が高いものもあり、その分カロリーも違う。

    プロテインの平均目安

    炭水化物:2~2.5g
    脂  質:1.0g


    炭水化物が2.8~3g以上、脂質が1.5g以上になるとやや多い印象です。特に海外製品は、めっちゃ甘ったるい感じがあり、その分脂質量も多い傾向にあります。国産メーカーでも、プロテインの目的が「増量」的な商品だと、炭水化物と脂質の含量はやや高めになります。味としては、チョコレート・ココア・抹茶・バニラなどの甘い系の味は、こちらも炭水化物と脂質が高い傾向にあります。逆に柑橘系の味であれば、さらに低カロリーで脂質も0に近いことが多いです。

    なので、プロテインを飲むにしてもしっかり栄養成分表を見た上で購入することが大事。飲めば筋肉がつく、飲めば痩せれるものではありません。あくまで補助的な役割として理解しておきましょう。


    さいごに

    いかがでしたか?今回は、プロテインを飲むとなぜか太る人の原因について解説しました。プロテインは低カロリー・高たんぱく商品のため、基本的には太るようなものではありません。摂取したら太ってしまった場合は、前述した原因を参考にして改善してみてください。その他の原因としても、そもそも本当にプロテインが原因なのか?ということにも目を向け、普段の食事や嗜好品なども見つめ直してみましょう。

    このように、試行錯誤を繰り返して問題点を改善し、良い食生活を身につけていくことがダイエット成功へとつながります。そして、プロテインを飲むことは必須ではないので、そういった方は別の記事の「プロテインを飲まなくてもいい4つの理由」を読んでみてください。ここには、プロテインを飲まなくてもいい理由・飲まないことによるデメリット・こんな人は飲まなくてもいい、というテーマで簡単に解説しています。

    プロテインを飲むにしても、しっかり知識を身につけて正しい飲み方をしていきましょう。

    以上、みのっちでした。

  • 【体脂肪は不必要なのか?】体脂肪を落とす前に知っておきたい体脂肪の役割や特長を簡単に解説

    【体脂肪は不必要なのか?】体脂肪を落とす前に知っておきたい体脂肪の役割や特長を簡単に解説


    こんにちは、みのっちです。みなさんは、体脂肪や脂肪と聞くと悪いイメージしかないように思ってませんか?特にダイエットをしている人は、体脂肪を落とすことに日々努力をしていることでしょう。

    ところで、みなさんは体脂肪についてどれくらい知っていますか?何となく悪いからってだけで脂肪を落としてませんか?正直なところ、人間の体に不要なものなんてないのです。つまり、体脂肪も過剰につくのは悪影響だが、良い役割をしてくれる部分もあるのです。

    今回は、そんな体脂肪についての基礎知識を簡単に解説していきます。

    本記事でわかること

    1.なぜ人の体には脂肪がつくのか
    2.体脂肪にはどんな特長があるのか

    それでは早速いきましょう。


    体脂肪が体に必要な理由

    そもそも体脂肪とはいったい何なのか?これについて以下に解説していきます。

    人の体と体脂肪

    体脂肪とは、文字通り体についた脂肪のこと。人の体には、筋肉・骨・靭帯・脂肪など様々な組織があります。

    人の体の約60%は水分で構成されており、その他には内臓・筋肉・骨などの固形成分が約22%、残りの約18%が脂肪といわれています。

    みなさんが普段食べる肉をイメージしてみてください。どの肉にもたいてい脂身の部分がありますよね。人間の体も同じように、筋肉の部分と脂肪の部分があるのです。

    この組織構成の比率はあくまで平均値です。当然この数値には、年齢・性別などによって変化し、個人差もあります。参考程度に捉えておいてください。

    体脂肪の役割

    ダイエットをしてる人は、体脂肪をなるべくつけたくなかったり、むしろ体脂肪は全くない方がいいとすら思ってる人もいることでしょう。しかし、体脂肪も低ければ低いほどいいというわけではありません。

    前述したように、人の体には不必要なものはないのです。つまり、普段悪者にされる体脂肪にも人の体を守るために大事な役割を担っているのです。その役割とは以下の通り。

    1. 外的刺激からの衝撃緩和
    2. 保温
    3. 栄養の貯蔵

    体脂肪は誰もがわかる通りぷにぷにしてるため、物が当たった時などの衝撃を緩和するクッションの役割をします。そして、脂肪は体を動かすエネルギー源にもなるため、いざという時(体内エネルギー不足の時など)のために栄養を貯蔵しているのです。

    このように、体脂肪は人が生きていく上で重要な役割を担っているため、過剰な体脂肪は悪影響だが、ある程度は必要な組織なのです。


    体脂肪はなぜ増えやすいのか?

    体脂肪が適度に必要なのはわかったが、でもなぜかめっちゃいっぱい脂肪って身に付きますよね…。ではなぜ、望んでない程の過剰な量の脂肪が体についてしまうのか?これには2つの理由があります。それは以下のとおり。

    体脂肪が増えやすい理由

    1.脂肪組織は膨らみやすい
    2.食品に過剰に含まれてる

    これについて一つずつ解説していきます。

    脂肪細胞は膨らみやすい

    なぜ、体脂肪がつくことをみんな嫌うのか?言うまでもなく太ってるように見えるからです。過剰な体脂肪は見た目がカッコ悪いだけでなく、病気にもなりやすくなります。

    体脂肪がつくと太って見えるのはなぜか?それは、脂肪細胞は膨らみやすいからです。体脂肪を構成する脂肪細胞は、栄養素を取り込むと膨らみ、そこから分裂して数を増やします。そして恐ろしいことに、脂肪細胞が分裂して増えるのには上限はない。つまり、いくらでも増えるということです。筋肉は勝手に身に付かないのに、脂肪は勝手にかつ無制限に増える。人の体って不公平ですよねw

    なので、必要以上に摂取すればするほど脂肪はどんどん膨らんで分裂を繰り返すので、当たり前のことですが過剰摂取には注意しましょう。

    脂質は食品に多く含まれてる

    体脂肪がつくのは、基本的に食べ物からです。そもそも食品には、どの栄養素よりも脂質が含まれてる割合が大きく、脂質だけでなく脂肪として蓄積される成分も多い。そのため、何も気にせず食事してると、だいたいの人は体脂肪となる成分を過剰摂取してることになります。

    それに食事だけでなく、お菓子などの甘いものも食べますよね?お菓子が太りやすいことは誰でもわかるので、このへんは割愛します。基本的に糖質と脂質の食べものですからね。悲しいことに、人がおいしいと感じるものはカロリーが高く、脂肪分も多く含まれているのが現状。

    最近では、人工甘味料を使用した低カロリーでもおいしい商品がたくさん売っています。体脂肪を過剰につけないためにも、このような低カロリー商品の購入は一つの選択肢として、上手く活用してきたいところです。


    皮下脂肪と内臓脂肪の違い

    誰でも一度は聞いたことがあると思うが、人の体の脂肪には2つの種類がある。一つは「皮下脂肪」、もう一つは「内臓脂肪」である。このそれぞれの特長について以下に解説していきます。

    皮下脂肪

    皮下脂肪とは、皮膚の下にある脂肪のこと。一般的に太って見えたり、表面から触ってやわらかい感触がするのは皮下脂肪が多いからです。皮下脂肪は全身に身につき、男性より女性のほうが少しふっくらして見えるのは、この皮下脂肪の違いからくるものです。

    皮下脂肪は全身に身につきますが、その中でも特に腹部や下半身に多くつきやすい傾向にある。このように全身的な皮下脂肪による肥満を、一般的に皮下脂肪型肥満と呼ぶ。

    この皮下脂肪が、主にエネルギーの貯蔵・気温変化による保温・外刺激からの衝撃緩和の役割を担っている。

    内臓脂肪

    内臓脂肪は、文字どおり内臓に近い部分にある脂肪のことを指す。つまり、表面的な場所にある皮下脂肪と違い、体の深部にある脂肪のこと。内臓脂肪は、内臓の位置を固定する役割を持っていますが、増えすぎるとお腹がぽっこりと出てきます。これは、内臓はお腹付近に集中して位置しているからです。

    そして、皮下脂肪と内臓脂肪の違いで大きな問題となるのが、内臓脂肪は増えすぎると病気になりやすいということです。よく耳にするメタボリックシンドロームです。メタボは内臓脂肪の蓄積がきっかけとなり、脂質異常症・高血圧・糖尿病や他にも様々な病気を引き起こす原因となります。

    一般的に誰でも簡単に確認できる、内臓脂肪量が危険とされる基準は以下のとおり。

    1. BMIが25以上
    2. 腹囲周径が、男性:85cm以上、女性:90cm以上


    内臓脂肪面積が男女ともに100cm2以上だと病気のリスクが上がり、上記の腹囲周径が内臓脂肪面積100cm2に相当するとされています。詳しいメタボ判定は厚労省HPをご確認ください。


    内臓脂肪の蓄積はなぜ病気になりやすいのか?それは、内臓脂肪は皮下脂肪より活性度が高く、脂肪細胞からさまざまな物質を分泌して体に悪影響を与えるのです。しかしその一方で、活性度が高いということはエネルギーとして放出もされやすいということ。つまり、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、身につきやすくもあるが落ちやすさもあるのが特長となります。


    さいごに

    今回は、体脂肪の基礎知識について解説しました。体脂肪と聞くだけで悪と捉えられがちですが、体にとっては必要不可欠な組織。ダイエットをしてる人は脂肪をなるべく落としたいと考えるかもしれませんが、その前にこういった体脂肪の良し悪しもしっかり理解した上でダイエットをしていきましょう。体脂肪率に関しても、基準範囲が定められているということは、下限値と下回るのも体的に良くないということ。何ごとも過剰になりすぎず、適度な範囲を心掛けて健康を手に入れていきましょう。

    以上、みのっちでした。

  • 【覚えておこう!】炭水化物・糖質・糖類の違いと、糖質ゼロと糖類ゼロの基礎知識を解説

    【覚えておこう!】炭水化物・糖質・糖類の違いと、糖質ゼロと糖類ゼロの基礎知識を解説

    こんにちは、みのっちです。ダイエットや健康を気にする人が多くなり、「糖質」という言葉をよく耳にするようになりました。炭水化物は太ると思って、糖質制限や糖質オフの商品を購入する人も多いはず。

    しかし、商品をよく見ると「糖質ゼロ」と記載されてるものと、「糖類ゼロ」と記載されてるもの、さらに「砂糖不使用(またはノンシュガー)」と記載されてるものもあります。これらの違いは一体何なのでしょうか?そして、炭水化物=糖質と思ってる方も多いが、正しい定義は少し違うのです。

    今回は、これらの糖質系の分類を解説していきます。これにより、商品の「糖質」「糖類」「砂糖」と記載されてる理由が分かり、正しく見分けることができるようになります。

    本記事でわかること

    1.炭水化物や糖質の違い・分類
    2.糖質ゼロや糖類ゼロの違い

    それでは早速解説していきます。


    炭水化物・糖質・糖類の違い

    炭水化物・糖質・糖類という言葉は、一度は見たことや聞いたことがある言葉であるが、何となく全部一緒の「糖分」として認識している人も多いはず。大きく考えると間違いではないが、おおざっぱに捉えすぎると商品を買う時に間違った選択をしてしまう可能性があるので要注意。そのため、基礎知識として炭水化物・糖質・糖類の違いを順に解説していきます。

    炭水化物・糖質の違い

    炭水化物とは、三大栄養素のうちのひとつであり、糖質と食物繊維を合わせたものである。この炭水化物から食物繊維を抜いたものが糖質となります。

    一方糖質とは、炭水化物の一部であり、炭水化物から食物繊維を抜いたものが糖質となる。糖質は体内でブドウ糖に分解され、体や脳のエネルギー源として利用される重要な物質です。そのめ、ダイエットなどで糖質を制限しすぎると、エネルギー不足により疲労感・だるさ・集中力の低下などの症状が起こる。

    糖質・糖類の違い

    糖質は、細かくすると糖類・多糖類・糖アルコールなどに分類され、さらに糖類には単糖類・二糖類に分類される。つまり、糖類は糖質の一部ということであり、逆に捉えると糖類・多糖類・糖アルコールなどの総称を糖質と呼びます。

    糖類は、糖質と同様に体のエネルギー源となり、食後の血糖値を直接上げる要因にもなります。そのため、摂取しすぎると太りやすくなるのも糖類ということになります。

    糖質と糖類では定義や分類は違うが、広く捉えると同じといえば同じ仲間なので、糖質=糖類でも間違いではありません。しかし、この分類を覚えておかないと、食品表示を見たときに誤解をしてします可能性があるので、しっかり覚えておきましょう。

    【糖分とは?】
    たまに「糖分」とういう言葉が使用されることがあるが、定義上では糖分という分類は存在しない。ほとんどの場合、甘い物を全般的に指す広い意味で「糖分」という言葉が使用されることが多い。


    糖質ゼロと糖類ゼロの違い

    スーパーやコンビニなどでも最近よく見かける低カロリー商品。低カロリーだからといって何気なく買っている人も多いのではないでしょうか?しかし、よく見ると「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」と記載されています。

    もちろんメーカーは意図的に記載してるので、この意味を理解しておかないと知らないうちに意外とカロリーを摂取してしまう危険があります。これについて詳しく解説していきます。


    糖質ゼロ

    糖質ゼロということは、糖類・多糖類・糖アルコールなど糖質に分類されるもの全て含まれていないということ。つまり、甘みを感じて太りやすい物質は全て含まれていないことになります。

    しかし、糖質ゼロの商品でもしっかり甘味を感じて、美味しく食べれるようになっていますよね?それは、糖質成分の代わりに天然甘味料や人工甘味料を使用して甘味を出しているからです。日本の食品でよく使用されている甘味料は以下のとおり。

    天然甘味料

    1.ステビア
    2.甘草(グリチルリチン)

    人工甘味料

    1.スクラロース
    2.アセスルファムカリウム
    3.アスパルテーム


    基本的には、人工甘味料自体はノンカロリーな事が多いが、ゼロではない事もあるので注意が必要です。このような人工甘味料についての詳しい特長は、「人工甘味料の種類と特長」の記事をご参照ください。

    また人工甘味料は、砂糖の代わりに甘さを出すことができ、かつ低カロリーで血糖値も上がらないので理屈的には太らない成分ですが、依存しすぎると悪影響になる可能性もあるため、何事も過剰摂取には気を付けましょう。

    しかし、糖尿病などの生活習慣病の改善の治療などにも使用されることもあるため、人工甘味料が一概に悪いわけではなく、使い方次第では体には良い影響を与えてくれます。これに関しても別の記事の「人工甘味料は使い方次第」に詳しく解説してますので、あわせて読んでみてください。

    糖類ゼロ

    糖類ゼロは糖質ゼロとは違い、前述した分類でいうと単糖類・二糖類が含まれていないということになります。これも、一番甘みを感じたり血糖値が上がりやすい糖類がゼロだから=甘くない、というわけではありません。

    糖質ゼロと同じく人工甘味料などを代わりに使用したり、糖類には分類されない多糖類・糖アルコールは含まれている可能性はあります。つまり、糖類ゼロに関しては糖質ゼロよりカロリーが高い可能性もあり、言い換えると太りやすい要因も高いといえます。

    そのため、ここでよく理解しておきたいのは、「糖質ゼロ→糖類ゼロ」であっても「糖類ゼロ→糖質ゼロ」ではないということ。なので、広く捉えると糖質も糖類も同じ仲間ではあるが、糖質ゼロの商品と糖類ゼロの商品は同じカロリーではないので、購入するときはこれらをよく理解して注意しておきましょう。

    栄養成分表の表示トリック

    食品のパッケージに記載されてる栄養成分表示には、消費者庁により様々な規定がある。その規定をクリアして成分表示はしているが、一般の人には誤解しやすい表示方法が2つあり、是非この規定だけでもしっかり覚えておこう。

    ゼロと表示できる規定について

    栄養成分の表示は「たんぱく質〇〇g、炭水化物○○g」みたいに表示されていますが、含有量が規定値以下だと「0(ゼロ)」と表示していいことになってます。具体的には以下のとおり。

    ゼロと表示できる量

    1.たんぱく質:0.5g
    2.脂 質:0.5g
    3.炭水化物:0.5g
    4.糖 質:0.5g
    5.糖 類:0.5g

    上記の量以下の含有量のときは、ゼロと表示していいことになっています。つまり、糖質ゼロだからといって油断してると実は0.5g糖質が入ってることもあるということです。その他の成分のゼロ表示規定は、消費者庁の「食品表示法ガイドライン(P45)」をご参照ください。

    栄養強調表示について

    商品のパッケージには、その商品の特長となる文字が強調されて記載されてることが多い。例えば「低糖質チョコレート」や「ゼロコーラ」みたいなの感じである。しかし、ここで注意したいのが「ゼロカロリー」と「低カロリー」と「カロリーオフ」はすべて違うということである。もちろんこれにも規定があり、それは以下のとおり。

    含まない旨低い旨低減された旨
    表現例・無○○
    ・○○ゼロ
    ・ノン○○
    ・その他上記に類する表示
    ・低○○
    ・○○ひかえめ
    ・○○少
    ・○○ライト
    ・ダイエット○○
    ・その他上記に類する表示
    ・○○30%カット
    ・○○10gオフ
    ・○○ハーフ
    ・その他、他の食品と比べて栄養成分の量が低減された旨の表示
    消費者庁「食品表示法に基づく栄養成分表示のためのガイドライン」(P14)参照

    ノンカロリーと低カロリーの違いはわかるかもしれないが、ややこしいのは低糖質と糖質オフという表示である。一見、糖質オフ=糖質ゼロと思いがちだが、上記の表示規定をみると「オフ」という表現は「ゼロ」ではない。むしろ、普通よりもややカットされてるだけで、低糖質よりも多く含まれていることになる。

    つまり、糖質を例にして糖質が含まれてる量が少ない順に並べると「糖質ゼロ→低糖質→糖質オフ」ということになる。このへんの表示がかなりややこしいため、しっかり理解した上で購入した方がいいでしょう。

    【注意】ノンシュガーにも気をつけよう

    上記の表示以外に「ノンシュガー(または砂糖不使用)」と書かれている商品にも注意しよう。これはあくまで砂糖不使用(=二糖類「ショ糖」)が不使用なだけで、他の糖質や糖類を含んでいることもあるため、ノンシュガー(砂糖不使用)=低カロリーとは限らないということも覚えておきましょう。


    さいごに

    今回は、炭水化物・糖質・糖類などの基礎知識について解説しました。ダイエット・健康・ボディメイクをしてる人なら、ほとんどの人が聞いたことのあるワードです。しかし、きちんと理解している人は少ない印象。

    ざっくり炭水化物=糖質でも間違いではないのですが、ダイエット商品を購入する時に「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」とで、間違った選択と認識をする可能性は高いです。なぜなら、糖質ゼロと糖類ゼロは意味合いが違うからです。

    各商品にはややこしくて誤解をしやすい強調表示がされているため、正しい知識と理解をもって購入するようにしましょう。


    以上、みのっちでした。

  • 【初心者向け】プロテイン選びには味が一番大事!購入時に失敗しないための4つのポイント

    【初心者向け】プロテイン選びには味が一番大事!購入時に失敗しないための4つのポイント

    こんにちは、みのっちです。筋トレやダイエットをしてる方には欠かせないプロテイン。プロテインを摂取することで、効率よく筋トレ効果上げることができる。でも、最近ではプロテインを販売するメーカーが増え種類が多くなった一方、逆に多すぎてどれがいいか迷いますよね。

    せっかく買ったのに失敗したなぁ…ということを回避するために、今回はプロテイン選びに失敗しないためのポイントについて解説していきます。

    本記事でわかること

    1.プロテインの選び方
    2.プロテイン摂取の注意点
    3.おすすめのプロテイン

    こういった内容でお伝えします。それでは早速いきましょう。


    プロテイン選びに失敗しないための4つのポイント

    プロテインはメーカーによって特長はそれぞれ違う。しかし、初心者にとってはどれを買ったらいいのかさっぱりわからないことでしょう。そこで以下に4つのポイントをまとめておきました。


    プロテイン選びには、なんといってもこの「味」が一番大事だといっても過言ではありません。なぜなら、味が美味しくないと継続して飲むことができないからです。100歩譲って、気合が入ってる飲み始めの期間はまだ我慢できるが、1週間もすればフェードアウトする人は8割以上はいることでしょう。それくらい味はかなり重要なポイントです。

    少し想像してみて下さい。美味しくないなと思ってる料理屋さんに何回もリピートしたくなりますか?おそらく、よっぽどのことがない限り「次はもういいかな?」と思うはずです。僕もプロテインは苦手な方なので、味が美味しくなければ飲めません。なので、できれば購入前にトライアル商品などを買って、試飲することをおすすめします。

    たんぱく質含量

    これも、とても重要なポイントです。そもそもプロテインを飲む理由というのは、筋トレの効果を高めることです。筋トレ効果を高めるためには、たんぱく質の摂取量が重要です。つまり、プロテインを飲むことによって、より多くのたんぱく質を摂取することが大事になるわけです。

    しかし、どの全部のプロテイン商品が同じたんぱく質含量ではないのです。より多くのたんぱく質を摂取するには、より多くのたんぱく質が含まれてるプロテインを選ぶことが大事。

    たんぱく質含量が低い商品では1杯13~15g、18~21gが平均的、22~25gではたんぱく質含量が多い商品な印象です。個人的な目安としては、せっかくプロテインを活用するなら18~21gくらいの含量があるプロテインを選んでほしいですね。パーセンテージ表示で言うと、たんぱく質含量75%以上が目安にしたいところです。

    アミノ酸スコア

    アミノ酸スコアとは、簡単に説明すると人の体を構成するために必要な20種類のアミノ酸のうちの9種類の必須アミノ酸が、どれくらい食品に含まれているかという指標。このアミノ酸スコアは100に近いほど良質であるといえます。

    9種類の必須アミノ酸

    1.イソロイシン
    2.ロイシン
    3.メチオニン
    4.トリプトファン
    5.リジン
    6.バリン
    7.ヒスチジン
    8.トレオニン
    9.フェニルアラニン


    上記の必須アミノ酸がすべてスコア100であれば、その食品は「アミノ酸スコア100」ということになります。しかし、8種類は100でも1種類だけスコア60であれば、その食品のアミノ酸スコアは60ということになります。グリコさんの「アミノ酸スコアとは」にも詳しく解説してますので参考にしてみてください。

    筋肉の構成要素であるたんぱく質は、アミノ酸の集合体です。そのため、アミノ酸スコアが100に近い方が、より良質なたんぱく質を構成することができるのです。なので、プロテインでたんぱく質を摂取するなら、より良質なたんぱく質を摂取するために「アミノ酸スコア100」の商品を選ぶのも重要なポイントとなります。

    ホエイかソイか

    プロテインは大きく分類すると、ホエイ(Whey)プロテインか、ソイ(Soy)プロテインの2つに分けられます。ホエイは乳製品を原料としてプロテインで、ソイは大豆製品を原料にしたプロテインです。

    ホエイプロテイン

    体内への吸収速度が速く、筋トレ後に素早く補給したい場合などにはオススメです。素早い吸収により筋肉のつくスピードも変わります。一方で、牛乳・乳製品が原料となるため、乳製品をうまく消化吸収できない体質の人はお腹がゆるくなってしまうこともあります。

    ソイプロテイン

    体内への吸収速度はホエイに比べて緩やかで、その分体内にしばらく残っているため腹持ちがよく、減量で摂取カロリーを抑えたい人にはおすすめ。しかし、筋トレ後の素早い補給ができないのと、ホエイに比べてたんぱく質含量や味がやや劣る商品が多い印象。


    ジムやパーソナルでしっかり筋トレをしたり、たんぱく質をたくさん摂取したい人はホエイプロテインを選ぶといいでしょう。自宅で筋トレや、ゆるくダイエットや食事制限をしていきたい人はソイプロテインを選ぶ方がいいいですね。その他にもソイは大豆が原料なので、女性にはうれしい美容効果なども少し期待できるのでおすすめです。

    プロテイン摂取時の注意点

    プロテインは今となればひとつのブームとなり、摂取してる人は多くなりました。飲むと筋トレやダイエット効果が高まるが、摂取するにあたって注意しておくべき点がある。これについて詳しく解説していきます。


    体に合う合わないがある

    当たり前のことだが、人の体はひとそれぞれ全員違います。そのため、大部分の人はプロテインの効果をしっかり出せても、プロテインを飲むと逆に調子を崩したりする場合もあります。

    その一種としては、ホエイプロテインを飲むと下痢になりやすいというのがあります。これは、乳糖不耐症という牛乳などを体内で消化吸収できない体質のことです。他にも普通の食品でもアレルギーを持ってるひとも同じこと。

    体が拒否反応として出る可能性もあるため、何か異変がある場合は控えめにしておきましょう。

    代謝系疾患を持っている人は控える

    本来たんぱく質は食品から摂取するものだが、プロテインという人工的に作った飲み物からたんぱく質を摂取することになる。そのため、人工的なものが絶対的な悪ではないが賛否両論あるため、体内では代謝に何かしらの負担をかけている。

    なので、代謝系の疾患を持っている人は健康な人よりも負担になりやすく、何かしらの異常をきたす可能性もあると考えられる。基本的には厚労省で認められた商品であるため安全ではあるが、何かしらの内臓疾患がある人はプロテインの摂取は控えておきましょう。

    依存しすぎないよう注意

    ダイエットをしてるからって、食べるものを極端に減らしプロテインに頼る人がいる。これは少食の人や女性に特に多い。食べると太るからいいって、朝昼晩プロテインだけでたんぱく質を補おうとする人もなかにはいる。

    当然これは依存しすぎでよくないです。プロテインはあくまで食事で足りないたんぱく質を補うもの。食事のタイミングや量には誰でも限界があるので、すぐに食事ができない場合やこれ以上食べれない人はプロテインを摂取したらいい。

    しかし、食事をすることを避けてプロテインに頼りすぎるのは、健康的な食事生活とはいえない。これだといつまで経ってもプロテインがないとたんぱく質を摂取できない食生活になります。

    ダイエットを通じて、適切な運動と健康的な食事を手に入れて、健康な生活を送れるようにしていくことが大事です。プロテインはあくまでサプリメントの一種ですから、依存しすぎないよう注意しておきましょう。

    飲まない選択肢も考える

    ダイエットや筋トレをしてるとプロテインを飲むことが必須のような文化になってますよね?しかし、プロテインを飲むことが絶対ではありませんよ。飲まない選択肢もあり。別の記事で「プロテインを飲まなくてもいい理由」について解説しています。プロテインを飲んでない人や、飲むのが苦手な人にとってはとても勉強になる内容となっています。是非、一度覗いてみてください。

    プロテインは、飲む人が良いとか飲まない人は悪いとか、そういうものではありません。個々のライフスタイルに合わせてプロテインの摂取を考えましょう。ダイエットや筋トレをしてるからって、飲むことだけにこだわりすぎず、飲まないという選択肢もありですよ。


    おすすめメーカー

    前述した4つのポイントを考慮して、僕がおすすめするプロテインメーカーはこちら。

    1. SAVAS
    2. MYPROTEIN
    3. GOLD STNDARD
    4. ULTRA



    この中でも、1と4は国産メーカーです。

    SAVAS

    やはり、一番安心できるのは国産メーカー。今となれば日本中のスーパー・薬局・スポーツショップでは、ほぼ置いてあるプロテイン大手メーカー。それだけではなく、とにかく味がめちゃくちゃ美味しいです!市販でドリンクコーナーに売ってあるプロテインは、ジュースかと思うくらい美味しいです。たんぱく質含量は海外製品より劣りますが、コスパの高い商品が多くおすすめです。以下におすすめの味をご紹介しておきます。

    ココア味

    腹持ちがよくダイエットに効果的なソイプロテイン。たんぱく質含量は75%だが、味がとても美味しく、体づくりに必要な4種類のビタミンも配合されてる商品。

    ミルクティー風味

    コラーゲン・10種類のビタミン・4種類のミネラルが配合されてるため、より健康で美しく体を引き締めたい女性にとってはとてもうれしい商品。たんぱく質含量が62%と低めだが、味は本当のミルクティーの味でとてもおいしいです。

    リッチショコラ味

    たんぱく質含量71%とやや低めだが、アミノ酸スコア100をクリアした良質なプロテイン。ホエイプロテインのため吸収がよく、筋トレ効果を上げるためにはおすすめの商品。もちろん味も◎です。

    グレープフルーツ風味

    さっぱり柑橘系のグレープフルーツ風味。甘いのが苦手な方や暑い季節などにぴったり!水に溶かすだけで超おいしくさらっと飲める。柑橘系なだけに、脂質含有量は脅威の0.15g!!

    ミルクショコラ風味

    ミルクティー風味と同様、運動する女性をサポートするのに特化した商品。6種類のビタミンB群・ビタミンA・C・D・Eに加えて、カルシウム・鉄・マグネシウムが配合されてるため、美容などにも考慮されたプロテイン。ミルク系の味なので、牛乳で溶かすとおいしさアップ!

    すっきりフルーティー風味

    こちらも、どちらかというと柑橘系のすっきりとした味わい。イメージとしては、さわやかなアロエヨーグルトドリンクという感じでとてもおいしい。たんぱ質含有量も15.0gとココア系商品と同じくらい摂取できる。他と違って少量タイプはないが、スーパーや薬局などのドリンクコーナーに単品販売されています。

    色んな味を試してから選びたい方におすすめ!

    トライアルタイプ(7種類)

    ココア(ホエイ、ソイの2種)、バニラ、リッチショコラ、抹茶、ヨーグルト、グレープフルーツが各1食分ずつセットになっているお試し商品。1食分だけなので、これなら失敗しても安心ですね。お得なお試しセットで、好みの味を見つけよう!

    1スティック10.5gずつ


    MYPROTEIN

    こちらはイギリスの商品で、量のわりにかなり値段が安く、さらに味も海外製品特有の甘ったるさが少ないコスパの良すぎるメーカー。もちろんたんぱく質も1杯あたり18gとしっかり含んでおり、驚くことに約60種類のフレーバーから選ぶことができるのが特長です。その中でも人気でおすすめのフレーバーを2種類ご紹介いたします。

    ナチュラルストロベリー味


    ナチュラルバニラ味


    20種類のお試しセット

    いきなり大きい袋を買って失敗したくない!色んな味を飲んでから選びたい!そんな方はこのお試しセットの購入がおすすめです。もちろん大きい袋を買った方がコスパがいいので、お気に入りの味を探してから大きい袋を購入しよう。


    GOLD STANDARD

    世界シェアNo.1のプロテインメーカー。なんといっても、たんぱく質含量が1杯あたり24gとかなり多い。それに加えて、筋肉をつけるために重要なBCAAやEAAなどの量もかなり含まれていて、アミノ酸スコアも100に近い数字まである商品。少々、甘さが強めだが味も普通に美味しい。さすが世界No.1といわんばかりのメーカーです。その中でも人気ナンバーワンの味がダブルリッチチョコレートです。

    ダブルリッチチョコレート


    ULTRA

    こちらも国産メーカーで、特に女性から大人気のプロテインメーカー。7種類のビタミンが配合され、人工甘味料を使っていないのに味がめっちゃ美味しい。たんぱく質含量も20~23gとかなり高めで、アミノ酸スコアも100という良いこと尽くしのメーカーです。なかでも人気の2種類をご紹介します。

    抹茶ラテ


    黒ごまきなこ味

    これはカゼインプロテインという種類で、ホエイと同じ牛乳が原料となるが、不溶性のため体内でゆっくりと吸収されるため、食欲を抑えるのに効果的なプロテイン。ULTRAはこのカゼインプロテインを3種類出しているが、その中でも黒ゴマきなこ味が断トツの人気。入荷しても即完売して品切れになるほどなので、ご購入される方はお早めに。


    さいごに

    今回は、プロテイン選びに失敗しないためのポイントについて解説しました。一番大事なのは「味」です。味が美味しくないと飲むのが苦痛になり、飲まなくなるのがオチですから。他にもたんぱく質含量やアミノ酸スコアなども考慮して、総合的に判断して購入していけばいいでしょう。

    前述した僕がおすすめするプロテインはどれも比較的おいしく飲めます。プロテインの味がそんなに好きではない僕がそう思うくらいですから。ただし、プロテインはあくまで補助的な役割として認識し、飲むことが絶対ではないです。興味のある方は「プロテインを飲まなくてもいい理由」の記事もあわせて読んでみてください。


    以上、みのっちでした。

  • 【人工甘味料は使い方次第】人工甘味料の過剰摂取には要注意。その理由と有効な活用方法について解説

    【人工甘味料は使い方次第】人工甘味料の過剰摂取には要注意。その理由と有効な活用方法について解説

    こんにちは、みのっちです。最近は、低カロリーやカロリーオフの商品が多数スーパーなどで見かけるようになりました。これは、ダイエットや筋トレをする人が増えたため、こういった商品の需要が高まっているからです。

    基本的に人が美味しいと感じるものは、カロリーが高い傾向にあります。しかし、低カロリー商品でも実際に食べるとめっちゃ美味しかったりします。そのトリックは「人工甘味料」にあります。

    前回、「人工甘味料の知識や種類や特長」などについての記事を書きました。こちらに、人工甘味料についての基礎知識を簡単に解説しています。まだ、読んでいない方は是非あわせてお読みください。

    一方で、人工甘味料って体に悪いんじゃない?と不安に思っている方も多いはず。結論として「良くもあり、悪くもあり」という感じです。その理由について今回は解説していきます。一概に全否定するのでなく、正しい判断により賢く上手く利用すればダイエットの強い味方になってくれます。

    本記事でわかること

    1.人工甘味料が体に悪い点
    2.人工甘味料が体に良い点
    3.人工甘味料を摂取して大丈夫なのか?


    上記のようなことが本記事でわかります。それでは早速いきましょう。


    人工甘味料が悪い点

    人工甘味料は、基本的には厚生労働省での安全性は認められてる成分だが、やはり少なからず悪影響になる点も存在する。それについて、以下に詳しく解説します。

    肥満への影響(心理的要因)

    人工甘味料は、砂糖の何百倍もの甘さを出すことができ、苦みが少なく甘みが持続することが特長としている。そのため、より強い甘さを出したり持続して感じさせることができるため、特に甘い物が好きな人にとっては依存しやすくなります。

    でも、甘いにも関わらず低カロリーのお菓子や飲料という油断が生まれ、量を気にせず飲み食いしてしまうことも多い。こうなると、カロリー自体はそこまで摂取してなくても人工甘味料自体は過剰摂取してることになります。

    こういった心理的側面からも依存しやすかったり、気の緩みから過剰摂取になると、人の体にとって悪影響となるでしょう。

    肥満への影響(生理的要因)

    人工甘味料は、体内の生理的な反応によって悪影響を与える可能性もあるとされている。

    本来、人の体内反応として食事の中で「甘味の感覚・血糖値の上昇」が脳に条件付けされている。人工甘味料は血糖値の上昇が起こらないため、脳が異変を感じてもっと食べるよう食欲を促進する。これにより、逆に太りやすくなるとされている。

    また、人工甘味料の強い甘みに慣れると甘味に対する感覚が鈍麻し、より強い糖質を摂取する可能性もある。高級な肉に味が慣れたら、安い肉が食べれなくなるのと同じ感じです。

    糖代謝への影響

    通常は糖分摂取後に血管内に吸収され、インスリンの分泌により糖を肝臓や筋肉に運ぶため、血糖値は正常に保たれる。

    しかし、人工甘味料摂取後は甘味を感じるのでインスリンは分泌されるが、カロリーはないため血管内に糖はありません。そのため、インスリンは血管内の少ない糖を運搬してしまうため、一時的に低血糖になります。

    低血糖になると脳は生命の危機として空腹信号を出し、食欲を促進させて空腹を満たそうとする。だから、人工甘味料の摂取により食欲は増加してしまうのです。

    そして、インスリンは血糖が高くなると分泌されるが人工甘味料は血糖が上がらないため、次第にインスリンを分泌しなくなる。こうなると、本当に糖分を摂取して血糖が上がった時もインスリンが分泌をしなくなります。

    インスリンの分泌が低下すると血糖値を維持できず、糖尿病のリスクが高くなってしまいます。

    腸内環境への影響

    人工甘味料の多くは難消化性・難吸収性であるため大腸にまで到達し、下痢や腸内環境に負の影響を及ぼすことが指摘されています。

    マウスに人工甘味料の一つであるサッカリンを投与した実験では耐糖能異常(血糖を正常に保つ能力)を認めており、ブドウ糖を投与されたマウスと比較すると、両者は異なった腸内細菌叢(腸内フローラ)の分布を示した。

    また、サッカリン投与マウスの耐糖能障害に対して抗生剤を投与すると症状改善がみられ、サッカリン投与マウスの腸内細菌を無菌マウスに移植すると、無菌マウスも耐糖能異常を起こしたという研究結果がある。詳しくは「人工甘味料と糖代謝」をご参照ください。

    このことから、人工甘味料はカロリー自体はなくても腸内環境を変化させ、それが糖代謝の以上などにつながる可能性もある。


    人工甘味料が良い点

    一方で、商品として広く使われているため、当然人工甘味料を利用することで良い点もある。それについて詳しく解説します。


    摂取カロリーを抑えられる

    人工甘味料は、砂糖に比べて少量で同じ甘さを出せたり、ノンカロリーの成分もあるため、圧倒的にカロリーを抑えることができるのが最大のメリット。

    ダイエットは、消費カロリーと摂取カロリーのバランスが大事で、特に過剰摂取が肥満の原因につながる。甘い物がやめられない人はどうしても食べたくなるが、そういった時に人工甘味料の入った低カロリー商品が強い味方となります。

    痩せるかどうかは、「いかに摂取しないか」と「いかに運動により消費をするか」によって決まります。すぐに食事改善が難しい人は、低カロリー商品から選択していくようにするといいでしょう。

    血糖値の上昇を防げる

    血糖値の上昇は肥満につながります。なぜなら、糖を摂取するとインスリンの働きによって脂肪細胞にも吸収されるからです。基本的に肝臓と筋肉に取り込まれるが、余分に摂取された糖は脂肪として蓄積され、緊急時のエネルギー源として利用するよう貯蔵するのです。

    しかし、ダイエット中でも元々たくさん食べていた人が急な食事制限をするとお腹が空きますよね。でも以前と同じ量を食べてたらまた太ります。そこで活躍するのが低カロリー商品となり、人工甘味料は血糖値の上昇が起こらないため、低カロリー商品を摂取しても脂肪として蓄積されることもほとんどありません。

    ダイエットとの関係性

    低カロリーと血糖値の上昇を防ぐという2つの点は、ダイエットにはとても有効となります。太るということは、摂取カロリーが過剰に上回ってる状態です。それが長期的に蓄積されていくと過脂肪となるのです。

    そのため、いかに摂取を抑えるかが減量においてはとても重要。摂取を抑えるということは、血糖値の急上昇も抑えられるということ。これにより、体脂肪の蓄積を低下させることができるのです。

    このように、ダイエットの面でも有効であり、健康面でも糖尿病や肥満の改善・予防などにも期待されています。


    総合的な判断として

    人工甘味料は、メリット・デメリットがありますが、低カロリーな魅力的な商品もたくさんあります。ダイエット中の方はつい手を伸ばしたくなりますよね?でも、不安に思ってる方も多いはずです。前述した良い点・悪い点を理解した上で、どうすればいいのか?について以下に解説します。

    人工甘味料の摂取はしない方がいい

    結論からまず言いますね。どちらかと言えば、人工甘味料は摂取しない方がいいでしょう。理由としては、低カロリーで食べ物を食べられるだけがメリットだから。ただし、絶対ではありません。

    あくまで個人的見解だが、やはり体に悪影響な面をどうしても拭いきれない点が多い印象。本当に体に良い影響ばかりで低カロリーならば、病院で主流で使ってもおかしくないはずだし、全ての砂糖食品を人工甘味料にしててもいいはず。

    では、なぜここまで人工甘味料の商品が増えてきているのか?それは、低カロリーまたはノンカロリー商品の需要が増えてきているから。商品開発側は当然売れる商品を販売するわけであって、ダイエットや筋トレで食事制限をする人が多いことから、こういった低カロリー商品はよく売れるわけです。

    みなさんもダイエット中だと、お菓子はカロリー高いのわかってるから手を出しにくいけど、低カロリーアイスやチョコがあれば買っちゃいませんか?コーラ飲みたいけど、少しだけ気を遣ってゼロカロリーコーラを選んだりしませんか?そういうことです。

    メーカー側は需要のある商品を開発するわけなんです。しかし、人工甘味料はまだまだ不明な点が多いので、今後の研究結果などに期待をしていきたいところです。

    人工甘味料は全てが悪なのか?

    もちろん、そんなことはありません。一概にすべてを否定するなら、日本の加工食品は何も食べれないことになります。あくまで「カロリーや血糖を抑えることができる」ということ理解しておきたい。

    その根本としては、砂糖を摂取しすぎないことにあります。急に甘い物をカットできるようになるなら誰も苦労はしないはず。なかなか難しい人にとっては、最初は低カロリー商品でカロリーや血糖を抑えていければいいのではないでしょうか。タバコが有害だけど禁煙できないから、まずは電子タバコやニコチンガムで対処しよう的な感じです。

    人工甘味料がダメだからといって、高カロリーなものばかりを摂取しているのも結局体に悪影響です。なので、依存しない程度に適度に活用していくのが、有効な活用方法となります。

    人工甘味料を摂取する上での心掛け

    人工甘味料を摂取する上で以下のことを心掛けておいてほしい。

    1. 上手く活用すればダイエットに効果的
    2. 低カロリー商品に依存しないこと
    3. 摂取が悪ではなく、習慣的な摂取が悪

    基本は、人工甘味料に頼るのでなく、自分でしっかりコントロールしていけるようにすることが大事。その一環として、低カロリー商品を導入するのは有効な活用方法であるといえる。逆に自分で制限していくことを考えず、ずっと摂取し続けるのは良くない。

    何事も過剰摂取は体に悪影響です。人工甘味料がダメ、糖分がダメ、脂質がダメと言ってたら、私たちが食べれるものはなくなってしまいます。人工甘味料が絶対ダメなのであればプロテインも同じこと。プロテインは、言い換えるならば人工たんぱく質ですからね。笑

    糖分も脂肪も適度な摂取だと、体のエネルギー源などになり、良い働きをしてくれるのです。低カロリー商品は目を引きますが、それに依存することなく普段の食生活を送り、健康な体を手に入れていきましょう。


    さいごに

    人工甘味料は使い方によって、健康にも不健康にもなる。低カロリー商品には「健康的」などのようなことが記載されてることも多いですが、あくまで低カロリーだから健康と思っててください。

    適度なカロリー制限で摂取カロリーを維持できるからこそ健康なのであり、低カロリー商品に使用されてる人工甘味料が健康なのではありません。

    しかし、何度もお伝えしてますが、低カロリー商品は血糖とカロリーを抑えることができます。なので、他の食品などと上手く併用してダイエットなどに活用していけたら、人工甘味料も強い味方になります。

    正しく理解して上手く活用するための基礎知識として、「人工甘味料の種類と特長」という記事を書いています。ここには、日本で使用されてる代表的な人工甘味料の種類や特長を解説し、人工甘味料を使うことで低カロリーなのに甘さを出せる理由などがわかります。

    人工甘味料の体への影響は、まだまだ研究結果もバラつきがあり人によって反応は異なるため、絶対的な判断は今のところ難しいのが現状。普段から偏ることがなく、適度な摂取と適度な運動をしっかり心掛けていきましょう。これが一番健康的な体を手に入れる方法であります。

    以上、みのっちでした。

  • 【人工甘味料って何?】ノンカロリーなのに甘いのは人工甘味料を使用しているから。代表的な人工甘味料の種類と特徴を解説

    【人工甘味料って何?】ノンカロリーなのに甘いのは人工甘味料を使用しているから。代表的な人工甘味料の種類と特徴を解説

    こんにちは、みのっちです。最近では、「低カロリー」や「カロリーゼロ」の商品をスーパーでもたくさん見かけるようになりました。でも、ふと考えると「低カロリーなのに、なんでこんなに美味しいの?」と思ったことありませんか?実はこれは、その商品の中に「人工甘味料」を含んでいるからなんです。

    はてなくん

    人工甘味料って何?聞いたことあるけど、よくわからん…

    そういった方のために、今回は人工甘味料の種類と特長について本記事では解説していきます。これで低カロリーなのに甘く感じる理由がわかります。それでは早速いきましょう。


    人工甘味料ってなに?

    人工甘味料は、その名の通り人工的につくられた甘さ成分のこと。化学的に合成されて作られた甘味料であり、低カロリー商品の需要の高まりとともに注目されつつあります。

    使用する目的

    食品に使用する目的は、もちろん甘味を強くすること。カロリーを抑えた砂糖の代替甘味料として使用される。これにより、人が食べた時により甘さを感じさせることができるのです。商品に使用される場合は、いくつかの人工甘味料を併用している場合が多い。

    なぜ人工甘味料を使用するのか?

    通常は、砂糖を使用することで食べたときに甘さを感じやすくなる。しかし、砂糖はカロリーが高いため、肥満・虫歯・糖尿病などいろんな病気になりやすくなるのです。毎日甘いお菓子ばかり食べていたら、体に良くないのはみなさんも想像がつくかと思います。

    でも人は甘いものをつい食べたくなるもの。コントロールしながら飲み食いできればいいが、甘い物が好きな人は、なかなかそう上手くはいきません。

    そこで重要になるのが「人工甘味料」です。後述しますが、人工甘味料は砂糖の何倍もの甘さを感じさせることができるのです。つまり、砂糖よりも少量しか使ってないのに、砂糖よりも甘さを出せるということ。

    なので、砂糖より少量しか使わずに済むので、当然その分のカロリーを抑えることができるため、低カロリーの食品・飲料を作り出すことができるのです。カロリーや血糖値の上昇を抑えることができるため、生活習慣病などの治療として使用されることもあります。

    しかし、人工甘味料は体に悪いんじゃないの?と思ってる方も多いはず。そういった方には、「人工甘味料は使い方次第」という記事も書いてます。ここには、人工甘味料が体に良い点と悪い点を簡単に解説しています。結論だけ言うと、何事も適度な摂取では良い影響になり、過剰摂取は悪影響になります。是非、あわせて読んでみてください。

    人工甘味料が使用されてる商品

    よく見かける商品としては、「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」または「低カロリー」などと書いてある商品には、だいたいこの人工甘味料が使用されてる可能性が高いです。

    具体的には、カロリーオフのチューハイ、ゼロカロリーの飲料水などがあり、最近ではチョコなどのお菓子でも低糖質チョコなどをみかけるようになりましたね。その他にも、キシリトールガムなどもその一種になります。

    これらは全て砂糖の替わりに人工甘味料使用して、甘さを引き出しているのです。

    人工甘味料の種類と特長

    人工甘味料はいくつかの種類があり、それぞれに特徴がある。そのため、1種類だけでなく数種類の人工甘味料を併用して商品化していることも多い。これについて以下に解説していきます。

    人工甘味料の種類

    甘味料は、天然甘味料と合成甘味料があり、このうち合成甘味料が人工甘味料に該当する。合成甘味料は、化学合成によって作られた甘味料で、砂糖の数百倍の甘味度をもっている。代表的な人工甘味料は以下のとおり。

    代表的な人工甘味料

    1.アスパルテーム
    2.アセスルファムカリウム
     (アセスルファムK)
    3.スクラロース
    4.サッカリン

    この4つが日本で主に食品で使用されていることが多い。

    人工甘味料の特長

    人工甘味料の特長としては以下のとおり。

    • 苦みが少ない
    • 甘味が持続する
    • 熱に安定している
    • 水に溶けやすい

    このように優れた特長があるため、食品などに使用するには好都合になるのです。先ほどの代表的な人工甘味料について、一つずつ解説していきます。

    アスパルテーム

    アスパルテームは、アスパラギン酸とフェニルアラニンという2つが結びついてできたもの。この2つ成分は、野菜・肉・魚・卵・大豆など、いつも食べてる身近な食品に含まれている成分です。

    甘さは砂糖の約200倍もあり、砂糖と同じく1g4kcalですが同じ甘さを得るのに砂糖の約1/200の量で済む。つまり、少量で砂糖と同じくらいの甘さを出せるということ。このアスパルテームは、くせや苦みがなく、後味もすっきりしているのが特長になります。

    アミノ酸からできている甘味料で、血糖値に影響のある糖類は含んでいないため、糖分制限をしている方でも摂取することができます。

    アセスルファムカリウム(K)

    アセスルファムカリウムは、酢の成分からできた甘味料。飲料を中心に、お菓子・ガム・アイス・アルコール飲料など、様々な食品に広く使用されています。

    甘さはアスパルテーム同様、砂糖の約200倍あるが、こちらは1g0kcalとなっている。つまり、ノンカロリーの甘味料で、同じ甘さを得るのに砂糖の約1/200の量で済む。キレの良い甘みがあり、加熱安定性に優れた特長があります。

    スクラロース

    スクラロースは砂糖からできた甘味料であり、こちらは砂糖と比べて約600倍の甘さがある。しかし、アセスルファムカリウムと同様に1g0kcalのノンカロリー甘味料である。

    食品は、飲料・ガム・アイス・パン・アルコール飲料など、様々な食品に幅広く使用されている。

    スクラロースは体内で代謝を受けず、およそ60~90%が便中に排泄され、残りの10~40%は尿中に排泄される。そのため、体内にほとんど吸収されないので、カロリー摂取に寄与しないとされている成分である。

    サッカリン

    サッカリンは、無色透明の結晶、もしくは白色の粉末の形状をしていて、甘さは砂糖(ショ糖)の約500倍(200~700倍)ある。とても甘いにもかかわらず、体内では吸収されない0kcal(ノンカロリー)の成分となっている。痺れるような刺激のある後味と、高濃度では苦みを感じるのが特長。

    サッカリンは水に溶けない性質をもっているため、チューイングガムにしか使用していない。日本の加工食品では、アスパルテーム・アセスルファムカリウム・スクラロースが主に使用されてるが、その他にも日用品として、歯磨き粉に使用されてる。

    しかし、水に溶けやすいようナトリウム塩にした水溶性のサッカリンナトリウムは、糖類系の甘味料に使用されることが多い。主に、漬物・練り物・醤油・味噌・佃煮・缶詰類・粉末清涼飲料水などに使用されてる。


    さいごに

    いかがでしたか?今回は、代表的な人工甘味料の種類とその特長などについて解説しました。人工甘味料は砂糖の何百倍もの甘さがあるため、砂糖より少量の使用で同じ甘さを出せるから低カロリー商品が実現するのです。ここ最近では、ダイエットでカロリーを気にする方は多くなっているため、カロリーオフの商品は今後も需要が高まりつつあるでしょう。

    一方で、「人工」や「化学」というワードがあると、体に悪いんじゃない?と思ってしまいますよね。別の記事で「人工甘味料は使い方次第」というのも書いてます。ここには、人工甘味料が体に良い点と悪い点などを詳しく解説していますので、是非一度読んでみてください。基本的に日本で使用されている人工甘味料は、厚生労働省に安全性を認められたものしか使用できないため、最低限の安全性は保障されています。

    しかし、何事も過剰摂取は体に悪影響です。人工甘味料が悪いからといって、普通の砂糖を過剰摂取したら余計に体に悪いですよね?なので、こういった人工甘味料の食品や飲料水も、上手く活用すればカロリーを抑えることができ、ダイエットにも役立つことでしょう。

    以上、みのっちでした。

  • 筋トレ効果を高めるならBCAAを飲もう!BACCの効果と必要性を現役トレーナーが解説

    筋トレ効果を高めるならBCAAを飲もう!BACCの効果と必要性を現役トレーナーが解説

    こんにちは、プロトレーナーのみのっちです。BCAAは、分岐鎖アミノ酸であるバリン・ロイシン・イソロイシンの3種類のアミノ酸のことを指します。スポーツまたは筋トレをしている人なら必須といえるほど重要な栄養素です。

    では、どのように重要なのか?そもそもBCAAとは何なのか?など、BCAAの効果や必要性を本記事では解説していきます。

    本記事でわかること

    1.BCAAとは何なのか?
    2.BCAAがなぜ必要なのか?
    3.BCAAはどんな人におすすめなのか?
    4.飲むタイミングはいつがいいのか?

    このようなことをテーマに解説していきます。
    それでは早速いきましょう。

    BCAAで筋トレ効果が上がる

    BCAAを摂取することで、筋トレ時の効果は上がります。一番大きな理由としては、筋トレ中の筋肉の分解を防いでくれるからです。

    筋肉の分解を防ぐとは?

    正しく言い換えると、たんぱく質の分解を防ぐということ。どういうことなのか?

    筋トレをすると当然筋肉を使いますよね。筋肉は、筋肉中にある糖やたんぱく質をエネルギー源として、筋肉を収縮させ体を動かします。

    筋肉中のエネルギーを利用するということは、筋肉を分解しながら筋トレをしているということ。つまり、筋トレで筋肉を合成させて増やしたいはずなのに、逆に筋肉を分解してるのです。

    ここで分解するのを防ぐのに役立つのがBCAAとなります。

    エネルギー補給に活躍するBCAA

    BCAAは筋肉を動かすエネルギー源になると同時に、筋肉をつくる材料にもなります。筋トレで筋肉を使うたびにエネルギーが枯渇していくので、筋肉中に貯蓄してたエネルギーがなくなると、自分の筋肉を壊しながら筋肉を動かしてしまうのです。筋トレをしてるのに、なかなか筋肉がつかない人はこういうとこにも原因があります。

    そのため、自分の筋肉を壊してエネルギーにしないよう、随時エネルギーを補給しておく必要があるのです。その役割を担うのがBCAAとなります。

    つまり、筋トレ時にエネルギーが枯渇しないように筋トレ前にBCAAを補給しておくことで、自分の筋肉の分解を防ぐことができ、筋トレ効果を上げることができるのです。

    その他の効果

    筋トレをするということは、筋肉にダメージを与えているということにもなる。だから筋肉痛は起こるのです。なので、こういった筋肉の疲労回復や筋肉痛の回復などにもBCAAは貢献してくれます。


    BCAAとは何か?

    そもそも、BCAAとはいったい何なのか?プロテインとは何が違うのか?これについ簡単に解説していきます。

    BCAAとは

    BCAAとは「筋肉の元」です。つまり、アミノ酸のこと。そして、人の体内では生産できない必須アミノ酸のうち、バリン・ロイシン・イソロイシンのことをBCAAと呼ばれる。必須アミノ酸は9種類あるが、その中でもこの3種類が筋肉のエネルギー代謝や合成の大きく関与する。

    筋トレでエネルギーを使い切ってしまうと、筋肉の修復や筋肉を大きくするための合成エネルギーが足りなくなる。こうなると、せっかく筋トレしても効果が得られなくなる。

    だから、修復や合成エネルギーとして最も利用しやすいBCAAを、しっかり摂取することが重要なのです。

    BCAAとプロテインの違い

    わかりやすく考えると、「プロテイン→たんぱく質」「BCAA→アミノ酸」です。人はたんぱく質を摂取すると、アミノ酸に分解して体内に吸収されます。つまり、アミノ酸の集合体がたんぱく質なのです。

    プロテインは、たんぱく質を摂取→アミノ酸に分解→体内吸収の流れのため、吸収するのに時間がかかります。しかし、もともと分解されてるBCAA(アミノ酸)なら、分解する時間を省けるためすぐに吸収することができるのです。これが、プロテインとBCAAの違いになります。

    では、BCAAだけ飲んだらいいのでは?

    基本的にはダメです。なぜなら、BCAAはあくまで3種類だけのアミノ酸です。いわゆる、素早く手当できる応急処置みたいなもの。

    一方、たんぱく質は20種類のアミノ酸から合成されています。ということは、3種類だけのBCAAじゃ足りないですよね?筋肉をしっかり栄養回復するためには、まんべんなくアミノ酸を摂取する必要があります。それに役立つのはBCAAではなく、プロテインとなるのです。

    プロテインとBCAAはどちらがいいとかではなく、それぞれに役割が異なるので、タイミングで使い分けるようにしましょう。

    BCAAの中でも注目したいロイシン

    BCAAは、ロイシン・イソロイシン・バリンの順に含有量が多く、筋肉分解抑制と筋肉合成の促進に働く細胞シグナルに作用することが確認されています。

    実際に、筋肉を大きくしたい人のためのホエイプロテインの中に含まれるBCAAの内訳は、ロイシンが約50%を占めているのです。一概にはっきりした研究結果はないのですが、筋肉を増やす場合にロイシンが注目されているため、普段からもロイシンの含有量が多い食事をすることも頭に入れておきたいところです。

    ロイシンの多い食品

    1.まぐろ赤身
    2.あじ
    3.鶏むね肉
    4.高野豆腐
    5.牛乳
    6.卵
    7.納豆
    8.チーズ

    ロイシンの含有量の多い順に並べています。参考にしていただき、普段の食事も工夫してみましょう。


    BCAAを飲んだ方がいい人

    BCAAはアミノ酸の経口摂取のため、効果が生じるのに30~45分かかるとされています。また、素早く吸収されて効果が出るということは、その分すぐになくなることにもなります。

    そのため、1~2時間以上の長時間運動や筋トレをする人は飲んだ方がいいでしょう。また、筋肉痛や体の疲労感を感じる人もBCAAの摂取はおすすめです。

    BCAAはあくまで3種類の必須アミノ酸のため、筋トレや運動をしてない人はあえて飲む必要はありません。筋肉の合成が促進されるからといって、飲むだけで筋肉が増えるわけではありません。筋トレや運動での効果をアップまたはエネルギー補給として利用するようにしましょう。

    飲むタイミングはいつがいいのか?

    基本的なタイミングとしては、筋トレ前30分以内と筋トレ中に補給するのがいいでしょう。いつもの筋トレの流れが決まってる人は、一番しんどいメニューの時にエネルギーが吸収されてるようにするといいです。つまり、ピークパフォーマンスを出す30~45分前の摂取がおすすめです。

    これにより、筋トレでエネルギーを使用しても自分の筋肉を分解することがなく、さらに筋肉を合成させるためのエネルギーも残っているため、筋トレ効果を上げることができます。

    そして、筋トレ後にはまんべんなくアミノ酸の補給ができるよう、プロテインやEAAなどの栄養素を摂取することがおすすめです。

    BCAAを買って飲んでみよう

    ここまでBCAAの知識が深まったところで、実際に購入して効果などを実感してみましょう。学んだことをどんどん試していくことがとても大事です。

    僕が実際に購入している「XTEND」さんのBCAAのレビューを書いた記事「XTENDのBCAAを飲んで、味やその効果などの評価をレビュー」がありますので、こちらをご参照ください。

    XTENDさんのBCAAは普通にめっちゃ美味しいので、初心者の方やまだXTENDさんのBCAAを飲んだことない方には、めっちゃおすすめのメーカーです。フレーバーも10種類あって、今回ぼくは「マンゴー味」を飲みましたが、他の味も飲んでみようと思ってるくらいです。

    こんな商品です↓

    是非、一度チャレンジしてみてください。購入者からの評価も高い理由がわかるので、購入してみる価値はあるメーカーとなっています。これを機に、さらに筋トレ効果を高めていきましょう。

    以上、みのっちでした。

  • 【食事だけでも大丈夫】プロテインを飲まなくてもいい4つの理由と食事だけでの摂取によるデメリットを解説

    【食事だけでも大丈夫】プロテインを飲まなくてもいい4つの理由と食事だけでの摂取によるデメリットを解説

    こんにちは、みのっちです。筋トレやダイエットしてる人って、8割くらいの人がプロテインを飲んでいますよね。なぜか筋トレ=プロテイン、またはプロテイン=筋トレしてる人が飲むもの、というイメージが出来上がっています。

    でも、ダイエットや筋トレしてるが、プロテインが苦手という人も多い。だからまだ手を出してないけど、なぜか飲まないといけない罪悪感がありますよね。

    大丈夫です。プロテインを絶対に飲む必要はありません。むしろ、飲まずにダイエットや筋トレの効果を出せるなら、こっちの方がかなりメリットが高いです。本記事では、このことについて解説していきます。

    プロテインは飲まなくてもいい4つの理由

    プロテインを飲まなくてもいい理由は4つあります。それは以下のとおり。

    1. 味が好みでない
    2. 体に悪影響の面もある
    3. 食事での消費エネルギーを利用できない
    4. 食生活の改善につながる

    これについて一つずつ解説していきます。

    味が美味しくない

    プロテインを飲まない又は飲みたくない人は、ほぼ9割の人が「味が無理」「プロテイン自体に抵抗がある」というのが大前提にあります。

    正直、不味いと思っているものを無理やり飲む必要はないです。「良薬は口に苦し」と言いますが、青汁のような健康食品であれば分かりますが、プロテインはあえて我慢してまで飲む必要のある物ではありません

    それに、味が無理なら我慢して飲んでも絶対に続きません。僕もトレーナーをしていますが、プロテインがめっちゃ美味しい!と思えるタイプではないです。ならば、別の方法でたんぱく質を摂取できる方法を考える方が、メリットが高く継続していけることでしょう。

    体に悪影響の可能性もゼロではない

    「プロテインは腎臓に悪い」というのは、ずっと言われ続けています。何事も賛否両論がありますし、絶対的に体に悪影響はない!とも言い切れません。

    でも、どんなに体に良いとされてるものでも過剰に摂取しすぎると悪影響になり、体に悪いとされてるものでも、少量なら体には良い影響を与えてくれるのです。

    例えば、糖質を例にしてみましょう。
    糖質は太るとされてるため、減量しようと思ったら糖質制限をされる方は多いと思います。確かに過剰な摂取は太る原因になります。しかし、脳のエネルギー源は糖質であり、筋肉や体を動かすにも糖質を使います。

    つまり、太るからって糖質を制限しすぎると、減量はできてメリットかもしれませんが、頭が働かなくなって集中力が低下したり、体の動きが悪くなってしまいます。こうなると結局不健康になりますよね?

    病院で処方される薬も同じです。用法用量を守れば効果ありますが、過剰摂取すると危険なものになるのは想像がつきます。

    なので、プロテインを飲むにしてもこれだけに頼りすぎると悪影響になります。自分の体調を気にしながら適度な摂取を心掛けましょう。

    食事の消費エネルギーを利用できない

    食事中に体が温かくなってきた経験ってありませんか?人は、食べ物を消化吸収する時もエネルギーを消費しているのです。極論、噛むことでも筋肉を使うので、筋肉を使えば少なからずエネルギーを消費します。

    その点、プロテインは飲み物です。ということは、噛むこともなければ筋肉を使うこともなく栄養素を摂取できるのです。つまり、食事による消費エネルギーを利用できないのです。これはダイエットするにあたってマイナス面になります。

    なので、こういう面ではプロテインを飲まない方が、ダイエットには有利になることでしょう。

    食生活の改善につながる

    当たり前の話ですが、基本的には栄養素の確保は食事から補って方がいい。サプリなどは簡易で便利だが、楽な方に頼りすぎると人間ダメな方にいくものなんです。

    それに、サプリやプロテインなどは、一つの栄養素に特化した商品のため、その他の栄養素はほぼ摂れません。しかし、食事で摂取すれば、一つの食品でいくつもの栄養素を摂取することができるのです。

    なので、プロテインを飲まない分、普段の食事の中でたんぱく質やその他の栄養素を摂取するように考えるため、健康的な食生活を手に入れることができるようになります。


    食事だけでたんぱく質量を補うデメリット

    ダイエットや筋トレをしている人が、食事だけでたんぱく質を摂取しても大丈夫です。しかし、これにはデメリットもあります。それは以下のとおり。

    1. プロテインに比べて吸収が遅い
    2. 少食のひとには難しい
    3. 余分な糖質や脂質も摂取してしまう

    これについて一つずつ解説していきます。

    プロテインに比べて吸収が遅い

    吸収速度に関しては、やはりドリンクタイプの方が速い。食べ物だと固形物のため、どうしても消化吸収するのに時間がかかる。

    しかし、これは速く吸収してほしい人の場合で大事なだけ。例えば、筋トレをしてる人なら、筋トレ後1時間以内にたんぱく質を摂取した方がいいとされています。なので、筋トレ後だと食べ物の消化吸収速度だと遅いかもしれません。それに、筋トレ後にそんな早く食事の準備なんてできません。

    逆に、筋トレをしてない人であれば、吸収速度は関係ないので1日の食事の中でしっかりたんぱく質を摂取できれば問題ありません。

    なので、筋肉をつけたい場合は食事のみだと、吸収速度の遅さからするとデメリットとなります。

    少食の人には難しい

    1日のたんぱく質摂取は、一般の人で体重×約1g~1.2g、筋トレ時やスポーツ選手は×約1.5g~2gです。実際に計算しながら食べてみるとわかりますが、正直この量を食事だけで摂取しようと思うと、思ってるよりたくさんの量を食べないといけない。

    数日間なら頑張れるかもしれませんが、これをずっとと考えると結構しんどいです。特に、女性や体の細い人は少し辛いかもしれません。だから、意識して食べないとたんぱく質は不足しやすく、筋肉は低下していくのです。

    こういう点でもデメリットとなりますが、最近では高たんぱく質食品が増えてきてるので、そういった食品を選ぶのも一つの対策になります。

    余分な糖質や脂質も摂取してしまう

    プロテインは、たんぱく質量に特化した商品であるため、太る要因とされる糖質や脂質は大幅にカットされています。そのため、プロテインを飲んでるだけで太るというのは、あまり考えにくい。

    しかし、食事からの摂取となると、食品には糖質や脂質はたくさん含まれています。高たんぱくで低糖質または低脂質の食品はありますが、かなり限られてきます。

    なので、ほんとにちゃんと栄養成分を意識して食事をしなと全然減量できないのが、ダイエット時には大きなデメリットとなる。

    たんぱく質量だけと気にしすぎると、いつの間にか糖質や脂質も過剰に摂取してしまうことになる。こうならないように工夫するのが、食事のみでの摂取による難しいところである。


    こんな人はプロテインを飲まなくてもいい

    前述したように、プロテインは絶対飲まないといけないという事ではない。僕が思うに、以下の人たちはダイエットをしていても、プロテインを飲む必要はない。

    食事だけで頑張るという人

    筋肉がつくかどうかで大事になのはたんぱく質の摂取量。ということは、このたんぱく質を「食事だけで摂取するか」「プロテインを飲むか」てだけのこと。

    つまり、必要量を満たすことができるのであれば、どちらの方法を選択してもいいのです。プロテインだと楽に摂取でき、食事だけならたくさん食べないといけない。ただそれだけのこと。

    なので、食事だけで頑張る!という人は、それで全然OKなのです。それに、食事をしっかりすることの方が食生活の改善と食事による消費エネルギーを利用できるので、将来的なメリットは高いですよ。

    食事の乱れは体型の乱れです。なるべくヘルシーで高たんぱくな食事をしていけるようにしましょう。

    プロテインに抵抗・不安がある人

    こういった人たちも飲む必要はありません。なぜなら、不安要素を抱えてまで飲まないといけないものではないからです。

    美味しく感じれないのに飲み続けるって、なかなかの苦痛です。それだったら、頑張って食事から摂取して、食事のレパートリーを増やす方がストレスは少ないはず。

    それにプロテインも体に合う合わないがあるので、そんなリスクと不安を抱えてまで摂取しなくてもいいかと個人的には思います。

    なので、抵抗や不安がある人は無理にプロテインの摂取を考えず、別の方法でたんぱく質量を確保できるように工夫してみましょう。以下に代表的なたんぱく質含量の多い食品を記載しておきます。

    たんぱく質量の多い食品例

    1.鶏ささみ
    2.赤身の牛肉
    3.さば
    4.納豆
    5.豆腐
    6.ブロッコリー
    7.チーズ
    8.卵
    9.ナッツ類

    このへんの食品はたんぱく質含量が高いです。まだまだありますが、代表的なこれらの食材を意識して食事をしてみましょう。

    内臓疾患を持っている人

    内臓疾患を持っている人は、少し控えている方がいいです。やはり腎臓などに負担がかかると言われている以上、健康な人よりもリスクが高くなるかもしれません

    腎臓じゃないから大丈夫!ではなくて、代謝系の疾患として捉えておく方がいいですね。例えば、糖尿病や脂質異常症なども同じです。糖や脂質が体内の代謝機能が正常に働かなくなり、体内に吸収されずにどんどん溜まっていく。

    だからこういった人たちは、体内に溜まりすぎてるので、運動によって消費しないといけないのです。運動不足による消費量の低下と、食事の乱れによる体内の代謝異常。まさにこれが生活習慣病と言われる所以です。

    このように内臓疾患(特に代謝系)を持ってる人は、飲まなくてもいいと個人的には思います。もし飲みたい場合は、医師と相談してから判断するのがいいでしょう。

    その他

    プロテインは苦手とは言ったものの、「少し飲んでみたいが勇気が出ない」または「飲めるようになりたい!」と考えてる方もいらっしゃいますよね。

    そういった方におすすめなのは、やはり「SAVAS(ザバス)」のプロテインです。これは、本当に美味しいので、初心者の方や苦手な方にはこのメーカー一択ですね。味も色々ありますが、めっちゃ美味しくておすすめの味は以下の通り。

    • リッチショコラ
    • ココア
    • グレープフルーツ
    • ミルクティー


    このあたりはプロテインとしては、かなり美味しい味となっています。最近では、SAVASのドリンクタイプがスーパーや薬局の飲み物コーナーに置かれてることも多くなりました。プロテインを買う前に、まずはすでに作ってあるドリンクタイプの商品を飲んでみるのもありですね。

    選び方に失敗しないためにも、まずは少量からの購入をおすすめします。大量のを買っても、体に合わなかったり味が好きじゃなくて、1回しか飲んでないという人も多いです。これだとせっかく買ってももったいないので、まずは少量から試してみて、継続できそうならコスパのいい大袋を購入することをおすすめします。


    さいごに

    今回は、プロテインは絶対に飲まないといけない訳ではない理由について解説しました。大事なのは「たんぱく質を必要量確保すること」です。その手段として、食事だけにするかプロテインも飲むか、というだけのことです。

    なので、プロテインを飲む人がダメとか、飲んでない人がダメとか、そういう考えは捨てましょう。個々それぞれ目的は異なります。自分の生活や体に合った方法を実践し、様々な工夫をしながら筋トレもダイエットも行っていきましょう。


    以上、みのっちでした。

  • 【マンゴー味を飲んだ感想】めっちゃおすすめでした!XTENDのBCAAを飲んで、味や効果などの評価をレビュー

    【マンゴー味を飲んだ感想】めっちゃおすすめでした!XTENDのBCAAを飲んで、味や効果などの評価をレビュー

    こんにちは、みのっちです。
    今回は、XTENDさんのBCAAを実際に購入して飲んで、その味や効果などの感想レビューをお伝えします。飲んでみると、購入者からの評価が高い理由がわかりました。

    そもそもBCAAとは何?と思った方や、もう一度確認したい方は「BCAAの効果と必要性」についての記事をみて、復習していきましょう。

    【商品名】XTEND BCAA Mango Madness

    表面
    裏面

    今回、ぼくが購入したのは「マンゴー味」です。
    XTENDのBCAAは、購入者や筋トレをしてる方やネット上での評価も高かったので、前から気になっていました。

    実際の中身はこんな感じ↓

    あれ?マンゴーってオレンジっぽい、黄色っぽい色じゃなかったかなぁ?
    なんかピンク色ですよね…大丈夫かな…。笑
    僕、プロテインもそんなに得意なタイプではないので、化学調味料っぽいの苦手なんですよね…。

    匂いは…うん、まぁまぁ爽やかな感じで、マンゴーのようなフルーツの甘さがほんのり香ります。匂いは全然大丈夫ですね。

    では、せっかくなので実際につくって飲んでみました!


    つくり方

    つくり方は、付属のスプーン1杯に水300ml~420mlで溶かすと記載してあります。今回ぼくが実際につくった量は、スプーン1杯に水300mlです。

    溶けやすさは問題なし。5シェイクくらい振っただけで、すぐ溶けました。


    飲んだ感想

    え!ふつうにめっちゃおいしい!!」←めっちゃ率直な感想w
    見た目の怪しい感じとは全然違います。これなら普通に違和感なく飲めるわって思いました。

    味は、マンゴー風味はありますが、完全なマンゴーって味ではないです。でも、柑橘系の感じがあってめっちゃ飲みやすいです。ただ、プロテインがもっぱら苦手で何も飲めない人は、もしかしたらこのBCAAも飲めないかもです。

    僕みたいに、マズイのは飲めないがふつうくらいには飲める人なら、この商品は全然おいしく飲めますね。実際に僕もこれ愛用してもいいかなって思ってるくらいです。

    そして、今回ぼくは300mlの水で溶かしましたが、やや濃いさを感じました。なので、おすすめとしてはスプーン1杯に水350ml~400mlで溶かすのがちょうどいいかと思います。

    しかし、味覚は人それぞれなので、濃いが好みならな水300mlでもOK。味はふつう~薄めが好みなら水350ml~400mlがおすすめです。


    飲んで筋トレした効果

    研究室で研究してるわけではないので、あくまで僕の肌感覚で効果をお伝えします

    結論から言いますと、「飲むと効果が上がります

    実際に飲んだタイミングは筋トレ中です。BCAAが届くまではプロテインだけを筋トレ後に摂取していました。もちろん、それだけでも筋トレの効果は感じれていました。

    しかし、筋トレ中にBCAAを飲み始めたら、いつもより筋肉の張り感が変わり、どんどん筋肉も大きくなってきました。感覚でいうと、筋トレでエネルギーを使っても、速攻でBCAAがエネルギー補給してくれてる感じです。

    なので、体内エネルギーが枯渇または低い状態で筋トレをするのと、すぐにエネルギーを補給をして筋トレを行うのとでは、筋トレ効果は全然違うんだなと感じました。


    まとめ

    今回は、XTENDさんのBCAAマンゴー味を飲んでみて、想像以上にかなり優秀な商品でした。僕の評価としてはこんな感じです↓

    【 個人的な評価 】
    見た目
    匂 い
    溶けやすさ
    効 果

    ざっと、こんな感じです。
    すでに購入されている方々の評価が高い理由がわかりました。
    購入を検討している人は、一度挑戦してみる価値はかなり高い商品といえます。

    マンゴー

    とはいえ、まだ迷ったりする方もいらっしゃると思うので、そういった方はまずは30杯分の量の購入をおすすめします。僕も実際に今回購入したのは30杯分のBCAAです。飲んでみて好みなら、90杯分を購入した方が格段にコスパがいいです。

    90杯分のご購入はこちら

    それに、XTENDさんのBCAAは他にもフレーバーがたくさんあります。全部で10種類あって、今回のマンゴー味がめっちゃ美味しかったので、他の味もとても興味深いです。特に、「レモンライム」「ブラッド・オレンジ」が人気ですね。

    迷ってる方は是非一度挑戦してみてください。そくらいの価値はある商品となっています。

    実際にBCAAのご購入を検討されてる方は、あわせて「BCAAの効果と必要性」という記事も読んでみてください。ここには、BCAAとは何なのか?プロテインとは違うのか?いつ飲むのか?などを分かりやすく解説しています。せっかく購入されるなら、適切な飲み方で筋トレ効果を高めていきましょう。


    以上

  • 【対策してますか?】熱中症の予防には事前準備が大事!予防のための具体的対策と水分補給の目安を解説

    【対策してますか?】熱中症の予防には事前準備が大事!予防のための具体的対策と水分補給の目安を解説

    だんだんと暑くなってきた今日この頃。屋外のみならず、屋内でも少し暑さを感じるようになってきました。毎年、熱中症で搬送される方も多く、時期としては6月~8月の期間に多くなる

    しかし、熱中症は事前にしっかり対策をしておけば、予防することができるのです。
    一番大切なことは、「水分補給」です。これにより、高くなった体温を下げることができます。

    でも、「水分補給はどれくらいしたらいいの?」「他にはどんな対策をしたらいいの?」と疑問に思っている方も多いことでしょう。それに今年は、新型コロナ対策としてマスク着用が義務付けられています。感染対策のためにマスクを着用することでも、熱中症のリスクが高くなります。

    じゃあ、どうすればいいんだ?


    こういった疑問を解決すべく、今回は熱中症を予防するための具体的な対策と水分補給の目安ついて解説していきます。


    本記事でわかること

    1.熱中症をどうやって予防すればいいのか?
    2.水分補給の目安
    3.マスク着用時の注意点と対策

    熱中症を予防するためには、なぜ熱中症になるか?という知識も必要です。
    私が書いた「熱中症のメカニズム」の記事もあわせてお読みください。熱中症の症状やメカニズム、現場での対応や、さらにどういった人がなりやすいのか?などを簡単に解説しています。

    これを機に、是非熱中症に対する意識を深めていきましょう。

    熱中症予防のための具体的な対策方法

    熱中症は、事前に対策をしておけば、ある程度は予防することができるのです。
    この事前準備を怠ることが、熱中症のリスクを高めてしまいます。
    では、いったいどういった対策をして予防すればいいのか?
    具体的な対策方法は以下のとおり。

    1. 常に飲み物を持ち歩く
    2. こまめに休憩をする
    3. 日陰を歩くようにする
    4. 帽子や日傘を使う
    5. 冷却グッズを使う
    6. 衣服は風通しのよい生地にする
    7. こまめに水分補給をする



    熱中症を予防する上で大切なことは、体が高温にならないこと。つまり、体温を下げること
    この目的を果たすために、水分の補給を行ったり、熱を逃がせるよう涼しい衣服を選んだり、直射日光を避けるために帽子や日傘を使うのです。
    水分の補給の目安については、以下に後述いたします。

    体温をうまく調節できるレベルにコントロールできれば、熱中症もある程度は予防できるでしょう。最近では、外出時や運動時にも便利なグッズがたくさん出てきてます。そういった商品もうまく活用できれば、ある程度は熱中症も予防できることでしょう。

    【室内でも要注意】
    室内で直射日光がないからといって、油断してはいけません。実際に夏場では室内でも30°を超えてしまう場合も多く、室内で熱中症になって救急搬送される症例も多い。室内も温度を下げ、しっかり涼しくした環境で過ごしましょう。


    水分補給を意識しよう

    一般的に、人の1日の水分出納は約2.5Lといわれています。
    特に夏場に関しては汗をよくかくため、意識して水分補給を行わないといけない

    汗には、水分だけでなく塩分(ナトリウム)も含まれています。汗をかくと、塩辛く感じたことはありませんか?

    この塩分(ナトリウム)が不足している状態で水分だけ摂取すると、水分と塩分のバランスが崩れ体内のナトリウム濃度が下がってしまう

    こうなると体の反応としては、塩分(ナトリウム)濃度をこれ以上下げないように飲む気持ちを無くしたり、水分を排出してバランスを保とうとする。

    そのため、水分補給をしてるつもりが逆に脱水になったり体が動かなくなったりして、熱中症の原因になってしまうのです。

    水分と同時に糖と塩分も摂取しよう

    熱中症予防の水分補給は、汗により失った水分と塩分(ナトリウム)を摂取するのと同時に、糖分も摂取するのがいい

    体内の塩分(ナトリウム)濃度が下がると、手足のけいれんを起こしたりして、体が動かなくなってきます。不足すると速やかに摂取しないといけないが、水分と塩分を摂取してるだけだと、体内に吸収されるのに少し時間がかかる。そこで、さらに吸収速度を速くできるのが糖分になります。

    腸管内では、糖分と塩分(ナトリウム)が同時にあると、腸管内の水分吸収を促進してくれるのです。つまり、糖分と塩分(ナトリウム)をセットで摂取することが、効率の良い水分補給となる。
    だから、アクエリアスやポカリスエットなどのドリンクは少し甘さを感じるのです。

    水分補給のポイント

    水分補給のポイントとして、以下のことが推奨されています。

    1. 汗で失った量と同等の水分補給をする
    2. 体重の2%以上の水分を失わないように注意する
    3. 水分はこまめに摂取する
    4. スポーツの前後と途中に水分補給を行う
    5. 電解質も補給する

    水分補給のタイミング

    日常生活と運動時の水分補給のタイミングは以下のとおり。

    日常生活でのタイミング

    1.ノドが渇いたと感じる前に
    2.起床時
    3.入浴後
    4.飲酒時

    一般的に、ノドが渇いたと感じた時には脱水が始まってるといわれています
    ノドが渇いていなくても、ひと口やコップ1杯でもいいので、こまめに水分補給をしておきましょう。

    運動時でのタイミング

    1.運動前・中の15~30分に1回
      →日本スポーツ協会推奨
    2.大量に汗かいたり長時間の運動時には、同時に電解質も摂取

    電解質に関しては、0.2%の塩分と4~8%の糖分を含んだ飲料が推奨されてます。
    しかし、少しややこしいので市販のスポーツドリンクで十分だと思います。
    もし自力で作る場合は、1ℓの水にティースプーンの半分(約2g)と角砂糖を好みに合わせて入れて作るとよい。

    夏場は、毎日注意する必要があるため、ドリンクを切らさないようにまとめて購入しておくことをおすすめします。最近では、薬局やスーパーなどでも簡易に水分補給+ナトリウム補給ができる「傾向補給液」が購入できるようになってます。

    基本的には、これ1本で全て摂取できる飲料となっています。しかし、あくまで緊急用なので普段のみはお控えください。

    そして上記のドリンクは、熱中症の疑いがある場合に摂取するため、大事なのは熱中症にならないよう事前に予防しておくことです。そういう時に便利なのがタブレットタイプの商品です。

    毎日ポケットにしのばせておくと安心なタブレットタイプ。外出前・運動前・仕事前などにひと粒摂取しておくと少し安心できますよ。


    暑熱順化をしていこう

    夏の時期は暑いのには変わりないが、6月の初期の頃より8月の方が少し体が慣れてきたりしませんか?この暑さに体が対応していくことを暑熱馴化(しょねつじゅんか)といいます。

    普段、室内の涼しいとこで過ごすことが多かったり、外で運動をする習慣がない人は、暑熱馴化をしにくい状況にあります。この暑さに慣れていない状態のまま長時間暑い場所にいると、熱中症のリスクが高くなります

    暑さに体を慣らすことができれば、体内の熱をしっかり外に出すことができます。これにより、体温が高温になるのを防ぐことができ、熱中症のリスクを下げることができるのです。

    暑熱馴化にかかる期間

    では、暑熱馴化をするためには、いったいどれくらいの期間が必要なのか?個人差はあるが、平均して約2週間(14日)程度といわれています。

    数日後から体が熱を逃がす準備を始め、1~2週間の間に体温をうまく調整できるようになります。詳しい表は「くすりと健康の情報局」をご参照ください。

    暑熱馴化をすることができ、汗をしっかりかいて体温コントロールができるようになると、暑くても運動能力が上がるのです。しかし、暑熱馴化ができず、暑さに体力を奪われると、体が思うように動かず運動能力が下がります。

    なので、運動時も外出時でも暑さに負けず体を動かせるようにするためには、暑熱馴化をしていくことが大事になります。

    暑熱馴化の方法

    暑さに体を慣らすには、外に出て運動することがおすすめです。室内で冷房のついてる環境にいては、いつまで経っても暑熱馴化できません。少しでも外に出て軽い運動だけでもすることが効果的です。

    そこで、一番手軽で簡単に行えるのがウォーキングになります。10~15分程度でも構いませんので、汗をかいて体温コントロールができる能力を身につけましょう。

    それ以外の方法でも、入浴や半身浴などがあげられます。同じく、暑さに慣れるという意味では、自宅でも暑熱馴化をすることができます。ぬるま湯だと効果が薄いため、いつもより少しだけ温度を上げて入浴をしてみましょう。外で運動をするのが苦手な人は、この入浴で暑熱馴化をして熱中症を予防していきましょう。



    職場での熱中症対策

    仕事中だと、ついつい水分補給を忘れてしまったり、なかなか思うようなタイミングで休憩ができなかったりあると思います。特に忙しかったり、外の現場作業での時は、熱中症のリスクも高くなります。

    そのため、あらかじめ工夫と準備をして仕事を始め、体調に違和感を感じたらすぐに報告するようにしておきましょう。

    そして、室温の調整・涼しい服装・休憩のタイミング・職員の健康状態の把握をしておくことが、熱中症対策として大切です。とはいえ、やむを得ないときもあると思いますので、そんな時にポケットに塩分タブレットなどを2~3個入れておくのもポイントです。そういう便利なものも上手く活用して、熱中症を予防していきましょう。


    マスク着用による熱中症

    コロナ対策により、普段からマスク着用をする習慣になっているが、それが熱中症のリスクになることも頭に入れておきましょう。詳しい因果関係はハッキリしていませんが、マスクによる熱中症対策もしっかりしておきましょう。

    マスク着用のリスク

    ひとつは、呼吸をしにくいから。人は、汗などで体温を下げたりしているが、呼吸をすることによっても体温を調節しています

    そのため、マスクを着用していると呼吸がしづらく、熱がこもりやすくなります。これにより、体温がどんどん上がってしまうのです。

    もうひとつは、マスクにより口内の湿度が保たれ、ノドの渇きに気付くのが遅れるから。ノドが渇いてないと水分補給をしなくてもいい感覚になってしまいますが、夏場はたくさん汗をかいています。そのため、マスクによりノドはそこまで乾燥していないかもですが、体内全体的にみると脱水になりつつあります。

    なので、マスク着用時はノドの渇きではなく、汗をかいたらこまめに水分補給をすることを心掛けましょう。

    コロナ対策とマスク着用

    熱がこもりやすい!呼吸がしにくい!といっても、コロナの感染リスクもあるため、マスクをずっと外してるわけにもいきません。

    そのため、他人との距離をあけれるとこ、もしくは人のいないところでは少しマスクを外して呼吸を整えましょう。このちょっとした対策で、少しは気も楽になるし、熱中症の予防もすることができるかもしれません。

    厚労省がこんなリーフレットも出しています。
    熱中症予防のために

    また、最近ではいろいろなマスクも開発されています。長時間の運動や外出時は、通気性のいいマスクを身につけるのも一つの方法です。



    さいごに

    いかがでしたか?すべての対策をしないといけないわけではなく、自分の生活や環境に合わせた対策方法を選んでいただけたらいいかと思います。

    これを機に、さらに熱中症の知識を身につけるため、私が書いた「熱中症のメカニズム」もあわせて読んでみて下さい。この記事には、症状や現場での対応など様々なことが学べて、一般の方向けに簡単に解説しています。熱中症は、知識と事前の準備と対策である程度予防することができます。

    自分の体を守るため、さらには身近な人の体を守るために、しっかり備えておきましょう。

    以上。

  • 【今さら聞けない】熱中症の基礎知識を簡単に学ぼう!熱中症の症状やメカニズムを初心者向けに解説

    【今さら聞けない】熱中症の基礎知識を簡単に学ぼう!熱中症の症状やメカニズムを初心者向けに解説

    毎年やってくる熱中症のシーズン。近年では、急激に暑さが増してきたりして、体温調整が追いつかないことも多い。スポーツではもちろんのこと、仕事、外出、さらに室内でも、何をしてる時でも熱中症になるリスクがあります。

    そして、年齢別でみても老若男女を問わず熱中症で救急搬送されてるのが現状。「自分は大丈夫」という油断が、思わぬ事態をまねくことに繋がります。つまり、熱中症に関する知識と対策はどの年代の人も必要なのです。

    そこで今回は、熱中症のメカニズムや症状など熱中症に対する基礎知識を全て解説していきます。
    しっかり熱中症に対する知識を身に付けていきましょう。

    熱中症の具体的な予防策については、別の記事の「予防のための具体的対策と水分補給の目安」で詳しく解説していますので、こちらもあわせてお読みください。

    本記事でわかること

    1.なぜ熱中症になるのか?
    2.熱中症の症状とメカニズム
    3.熱中症はどんな人がなりやすいのか?

    それでは、早速解説していきます。

    熱中症とは?

    人はもともと、環境に対して体の体温を調節できるような機能を備えています。
    体温が上がりすぎれば、自律神経の働きにより血管が拡張し、皮膚に多くの血液が流れ込んで皮膚が赤くなります。
    これにより、熱を体の外に逃がして体温を下げるのです。
    しかし、様々な要因によりこの体温調節が乱れると、体に異変が起きます
    これを総称して「熱中症」と呼びます。
    その要因とは、以下のとおり。

    発汗

    気温が高くなって暑くなると、汗をかいたりもしますよね?
    これも、体温調節には大事なことです。
    汗をかくことによって、汗が皮膚の表面から蒸発する時に熱も一緒に運んでくれます。
    これにより、体の体温を下げて調整しているのです。
    つまり、汗をかきにくくなると体温が下がりにくくなり、体内に熱がこもりやすくなるのです。

    高温・高湿度

    高温や高湿度の環境にいたり、そこで運動などをして急激に体温が上がると体温調節がうまくできないことがあります。
    高温の場合は、外気温が高いため物理的に体温が高くなりやすくなります
    高湿度の場合は、ジメジメした環境により思うように汗を出すことができなくなり、熱を外に逃がしにくくなります
    そのため、高湿度環境ではそこまで気温が高くなくても、体温を下げることができず体に熱がこもってしまうこともあります。

    脱水

    基本的に、汗をかいたりすると体内の水分がどんどん減っていくため、夏場は脱水になりやすい
    人間の体はの約60%は水分で出来ていると言われています。
    そのため、汗をかき、体水分が減っているのに補給が遅れることで、体内での体温調節機能がうまく働かなくなります
    この結果、体温を下げることができず体調不良を起こしてしまいます。


    このように、高温・高湿度・脱水などの要因により、体の体温調節機能が低下することにより熱中症は起こります。特に高齢者などは熱中症になりやすい傾向にあるが、若い人や健康な人でも熱中症のリスクはあるので、油断しないように気を付けましょう。



    熱中症のメカニズム

    熱中症といっても、軽度~重症までいくつかの症状に分類されます。
    それは以下のとおり。

    • 熱失神
    • 熱疲労
    • 熱けいれん
    • 熱射病

    この分類にも、それぞれメカニズムと症状が異なります。
    ひとつずつ解説していきます。

    熱失神(Ⅰ度)

    人の体は、常に熱を放出して体温を一定(36~37°)に保っています。
    日常動作や運動をすると体温が上昇し、体を動かさなくても高温環境では体温が上昇しやすくなる。
    体温が上がると、熱を逃がすため体の表面への血流が増えるので、全身の血流量も増えます。
    これにより、一時的に血液が足りなくなって、低血圧や脳の酸欠状態を起こす
    これを熱失神という。

    症 状

    1.めまい
    2.立ちくらみ
    3.失神

    熱疲労(Ⅱ度)

    体温が上昇したら、汗をかいて熱を放出して体温を下げようとします。
    そうすると、発汗により体内の水分が減っていき、水分補給をしないと脱水状態になる。
    この脱水状態が長時間続くことにより、倦怠感・頭痛・吐き気などが起きる。
    これを熱疲労という。

    症 状

    1.全身倦怠感
    2.頭痛
    3.吐き気・嘔吐

    熱けいれん(Ⅱ度)

    汗をかいて蒸発すると、体温を下げることができます。
    その汗の中には電解質が含まれており、汗をかくと水分だけでなく電解質も失います。
    最も失いやすい電解質はナトリウム(Na)で、つまり塩分のことです。
    そのため、汗をかいて水分だけを摂取していると、体内の塩分不足になります
    塩分は、筋肉を動かすために必要なため、塩分不足になると筋肉がけいれんを起こします。
    これを熱けいれんという。

    症 状

    1.筋肉がつる
    2.手足の運動障害
    3.動くと体がガクガクする

    熱射病(Ⅲ度)

    体温調節機能が追いつかなくなると、体がさらに高温になってきます。
    それにより、脳に影響が出てきたり、意識がもうろうとして倒れてしまうこともあります
    これを熱射病という。
    この状態になると、体が非常に危険な状態になります。

    症 状

    1.意識障害
    2.体温が高温


    【現場での対応】
    現場で熱中症の人に直面した場合は、どの分類か?なんて正直関係ありません。速やかに涼しいとこに移動して横に寝かせ、水分補給させ、救急車を呼びましょう。水分補給が困難な場合は無理に行わないようにしましょう。焦らず落ち着いて対応することが大切です。

    【救急車を呼ぶかの判断】
    見守り:めまい、立ちくらみ、大量の汗、こむら返りなどの症状で「意識障害がない」
    救急搬送:頭痛・嘔吐・倦怠感などの症状がある、または「意識障害がある」
    ※見守り判断でも、症状に改善が見られない場合や水分補給が自らできない場合などは、医療機関へ搬送しましょう。



    熱中症になりやすい時期

    熱中症は6月~9月の時期まで要注意
    熱中症患者の数としては、やはり夏本場の8月が一番多い傾向にある。
    令和2年の消防庁の「熱中症による救急搬送状況」の資料も添付しておきます。

    しかし、6月や7月も注意が必要である。
    特に6月の夏前は一番油断しやすい時期であり、気温は高温にも関わらずまだ夏ではないので、気持ちの油断から水分補給が遅れがちになる
    そして、6~7月はまだ夏の暑さに慣れていないのと、梅雨の湿度によって体温調節がうまく働かず、体温が下がらなくて熱中症になってしまうことも多い。

    なので、8月の一番暑い時期はもちろんのこと、夏前の時期にも油断しないよう十分気を付け、早めの準備と対策をしていきましょう。



    外出や運動時には注意しよう

    外出時や運動時に、熱中症対策として気を付けておきたいのが、気温・湿度・輻射(放射)熱です。
    この熱中症の原因となる要素を考慮して表した暑さ指数を「WBGT:湿球黒球温度」といいます。
    詳しい計算方法や測定方法などは、厚労省の「WBGTの活用について」を参照ください。

    そして、このWBGTと気温を基準として、日常生活時と運動時の熱中症警戒レベルを表わした指針があります。


    日常生活での指針

    気 温WBGT熱中症リスク
    35°以上31°以上全ての活動で高リスク
    31°~35°28°~31°全ての活動で高リスク
    28°~31°25°~28°中等度の活動で危険
    28°未満25°未満高強度の活動で危険

    運動時での指針

    気 温WBGT活動指針
    35°以上31°以上運動は原則中止
    31°~35°28°~31°激しい運動は中止
    28°~31°25°~28°30分おきに休息
    24°~28°21°~25°注意しながら運動
    24°未満21°未満運動しても安全

    [ 参考:WBGT(暑さ指数)および気温に注意(大塚製薬HP) ]


    このように、日常生活と運動では警戒レベルが少し異なるが、いずれにしても高温環境のときは厳重注意が必要である。
    そして、なるべく涼しい環境、こまめな水分補給、適度な休息をとることを心掛けることが、熱中症対策として重要になってきます。



    熱中症に特に注意したい人

    高齢者は特に注意

    熱中症に特に注意したい人は「高齢者」です。
    その理由として、高齢者は体内に水分を蓄える機能の低下や、ノドの渇きを感じる機能などが低下しているから。
    そのため、水分補給が遅れて、気付いた頃には脱水になっていることが多い
    また、水分を摂りすぎるとトイレが近くなるのが嫌で水分補給をしなかったり、自宅で冷房入れると体が冷えて関節が痛くなるから、という理由でつけなかったりする人も多い。
    こうなると、やはり体内の熱をうまく逃がせずに、屋内でも屋外でも熱中症のリスクが高くなる。

    こんな人も注意

    • 幼児:背が低く輻射熱を受けやすい
    • 肥満:熱がこもりやすい
    • 痩せ:水分の貯蔵庫である筋肉量が少ない
    • ダイエット中:栄養不足になりがち

    その他にも、仕事でも日常でも室内で過ごすことがほとんどで、外の暑さに慣れてない人も注意が必要です。
    また、日頃の疲れがたまっていたり寝不足になっていると、体温調節が乱れやすく要注意です。
    なので、暑さ対策以外にも、普段からの体調管理には気を付けて熱中症を予防しましょう。

    上記の項目に該当しなくても、誰でも熱中症には注意しなくてはいけません。自分は大丈夫という油断が、思わぬ事態をまねきます。自己管理をしっかりして暑い時期を過ごしましょう。



    さいごに

    熱中症は予防できます。そのためには、熱中症に対する知識と準備が必要です。では、具体的な対策については、こちらの記事「予防のための具体的対策と水分補給の目安」で詳しく解説しています。

    この記事を読むと、具体的な行動と職場での対策やマスク着用に関する対策などが学べます。一般の方向けに簡単に解説していますので、是非読んでいただき、しっかり予防のための対策をしていきましょう。

    以上。