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  • 厚労省による飲酒量と健康のガイドラインについて

    厚労省による飲酒量と健康のガイドラインについて


    みなさん、こんにちは!みのっちです。
    今回は、飲酒と健康にまつわるお話です。
    コロナの影響も落ち着き、外食で飲酒する機会も増えてきたのではないかと思います。普段からお酒が好きでよく飲まれる方は、知っておくといいですね。
    厚労省が発表した飲酒ガイドラインについて、解説していきたいと思いまーす。

    それでは、早速いきましょー!

    アルコール代謝と身体への影響


    アルコールが体内に入ると、血液を通じて全身の臓器に影響を与えます。そのため、飲みすぎや習慣となっている場合は、いろいろな臓器に病気が起こる可能性がある。

    個人差があることを忘れずに


    アルコール代謝にはもちろん個人差があり、年齢・性別・体質などによって異なる。
    加齢とともに体内水分量が低下するため、昔と同じ飲酒量でも影響を受けやすくなります。「若い頃はもっと飲めてたのにな~」というのを感じたことはないですか?そういうことです。笑

    そして、女性は男性に比べて体内の水分量が少ない傾向にあるため、よりアルコールの影響を受けやすいことが知られています。

    純アルコール量と摂取量

    純アルコール量の算出


    お酒に含まれる純アルコール量(g)は、摂取量(ml)・アルコール濃度・アルコールの比重の3つの要素で計算できる。

    計算式

    純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)


    例)アルコール度数5%の500mlビールの場合の純アルコール量。
    →500(ml)×0.05×0.8=20g

    この純アルコール量に着目して飲酒量を調整することが大事であり、世界保健機関(WHO)も純アルコール量が少なるなるほど、飲酒による病気のリスクが少なくなるとの報告もある。

    飲酒量と健康リスク


    研究結果に基づく疾病別の発症リスクが上がる飲酒量(純アルコール量)は、以下の表をご参照ください。

    「厚労省HP 飲酒ガイドライン表1参照」


    この表は、これ以上飲酒量が増えると、疾病リスクが上がるという数値です。


    この表をもとに、アルコール度数5%の500mlビール缶で計算し、1週間あたりの飲酒本数をまとめてみました。


    まとめると、まぁこんな感じです。笑
    お酒が好きな人の気持ちだけを考えると、「え、ほぼ飲めへんやん」って感じですよねw。
    1日1本でなんかおさまらへん!1本だったら飲まん方がマシ!そんな声が聞こえてきそうですね。笑

    まぁでも、アルコールはそれくらい身体に影響を与え、疾病のリスクを上げるということだけはしっかり覚えておきましょう。

    あくまで参考値なので、個人差はあります。この量を守ってたからといって、必ずしも疾病にかからないわけではありません。

    飲酒をしつつ健康を維持するために


    飲酒によって疾病リスクが上がるからといって、飲酒をやめれるわけではないと思います。すぐにやめることができたら苦労しませんよね。笑
    なので、飲酒を楽しみつつも健康な身体を維持できるように工夫することが大切です。

    健康に配慮した飲酒をするために
    1. 1週間で飲酒をしない日を設けよう
    2. 飲酒の合間に水(炭酸水)を飲む
    3. 飲酒前・飲酒中に食事を摂る


    水分や食事などを同時に摂取するということは、体内でのアルコール濃度を少し薄めてくれることに役立ちます。
    その他にも、飲酒をしたら軽くウォーキングなどで血液循環を上げておくと、アルコールが分解されやすく酔いが醒めるでしょう。(※ 激しい運動は原則禁止です)

    さいごに


    お酒が好きな人は、それが一つの楽しみでもあり気分転換にもなる人も多いでしょう。その一方で依存しやすく、それが健康被害になることも理解しておきましょう。

    健康を維持することは何よりも大事。飲酒をするにしても、今自分がどれくらいの量を飲んでいるのか?また、今週・今月はどれくらい飲み会などで飲むことがあるか?こういう現状をしっかり把握しておくことが大切です。

    お酒を飲むことが悪いことではありません。自分の体調を考慮して、少しでも健康に気をつかった飲酒のしかたを心がけてもらえたらと思います。



    以上、みのっちでした。

  • 内臓脂肪減少薬「アライ」が市販で販売されるんだって!!

    内臓脂肪減少薬「アライ」が市販で販売されるんだって!!

    みなさん、こんにちは!みのっちです。
    今回、4月8日に日本初の”内臓脂肪減少薬「アライ」が大正製薬さんから発売されることになり、これについて少し触れていこうと思います。

    「アライ」とは?

    どんな薬なのか?

    その名の通り、内臓脂肪を減少させるお薬です。が、しかし、厳密に言うと”内臓脂肪をの蓄積を抑える薬“です。つまり、溜まりにくくなるということ。

    食事由来の脂肪のうち、約25%を便として排泄することが期待できるという!
    これは大きいなっ!!

    食事からの余分な脂肪はすべて脂肪として蓄積されてしまう中、約25%も排泄されるなら生活習慣病の改善の手助けに大いに期待ですね。

    どんなメカニズムなのか?

    人は、食事をした時に体内に取り込まれる脂肪を、脂肪酸とグリセロールに分解(消化)され吸収される。
    そして、脂肪を分解するために必要なのが脂肪分解酵素リパーゼ。←なんだか難しい名前ですねw

    このリパーゼが「お!脂肪が体に入ってきたぞー!分解しなきゃー」と分泌が活発になるため、脂肪がたくさん分解→消化・吸収され、結果として過剰に脂肪が蓄積されるんです。

    となると、リパーゼの活性を抑制することができたら、脂肪を分解せずに済むのでないか?
    そこで登場するのが新薬アライの有効成分である「オルリスタット」。

    このオルリスタットがリパーゼを活性を抑制し、食事由来の脂肪の吸収を抑制してくれる。
    結果的に体脂肪の蓄積を抑制し、内臓脂肪減少と生活習慣病の改善につながるという。

    日本の臨床試験の結果

    対象となる人を、オルリスタット60mgを1回1カプセル、1日3回食事中または食後1時間以内に52週(約1年)の長期投与。

    内臓脂肪面積

    -21.52%

    腹囲周径

    -4.73cm

    ※もちろん、投薬のみでなく、生活習慣改善(食事・運動)を実施しながらの試験結果です。

    他のダイエット薬と何が違うのか?

    よく知られているのが、GLP-1(飲み薬・注射薬)やサノレックスですね。
    この2つは食欲を抑える作用があり、物理的に摂取カロリーを抑えることで減量を促すというもの。
    それ以外にも、薬ではないが脂肪吸引という選択肢もある。
    そして何より、上記の方法は医師の処方がないと購入・治療できない。

    一方、今回の内臓脂肪減少薬アライは、医師の処方なしで全国薬局で市販購入が可能となるため話題となっているのです。
    「お、マジで!買いたーい」って思ってませんか?w
    焦らず、まだ続きを読んでくださいね(笑)。

    飲むだけで痩せる夢の薬!?

    答えはノーです。ノー中のノーです(笑)。
    よく考えがちな勘違いとして、「えー!飲むだけで脂肪減らせるのー!」←これ、大きな間違いですからね。笑
    人間、都合のいいように解釈してしまうものですからねー。ご注意を!

    「大正製薬HPより一部抜粋」
    「大正製薬HPより一部抜粋」

    大正製薬さんHPのアライ商品ページのあらゆるところに、こういう文言が記載されています。
    つまり、生活習慣の改善は必須ということ。残念に思ってませんかー?笑

    誰でも購入できるのか?

    これも答えはノーです。安易に薬に頼らないでくださいね。笑
    購入には一定の条件があり、それを満たしてる人だけが購入可能となるみたいです。

    購入できる条件
    1. 成人18歳以上
    2. 腹囲(へその高さ)が男性85cm以上、女性90cm以上
    3. 生活習慣改善の取り組みを行っていること
    4. 糖尿病や高血圧など、肥満に関連する疾患がない人

    この①~④までが満たされ、購入前の1ヶ月の生活改善記録(食事・運動・体重など)を薬剤師に確認してもらい、使用が許可されれば処方されるという流れ。
    ※医師の処方が不要なだけで、薬剤師がいる処方箋薬局で薬剤師の確認・判断のもとでしか購入できません。

    最後に

    アライは、生活習慣病の改善として、とても期待できる薬である。
    しかし、何度も言いますがあくまでサポート薬。生活習慣を改善しなければ、根本解決にはならない。
    とはいえ、もともと自分で生活習慣を改善できるのであれば、生活習慣病にはならない。

    なかなか上手く改善ができない方は、アライのサポートで生活習慣と体の改善が良い方向へ変化するきっかけとなればと思います。

    「大正製薬HPより一部抜粋」

    近年、便利なもの・美味しいものに溢れている世の中。楽をしようとすればいくらでもできる。
    しかし、それだと時間が経って後から必ずツケがくる。
    常に自分にムチを打ちながら、なるべく体を動かすことを習慣として心がけていきましょう。
    運動内容にお困りの方は、いつでも”みのっち”にご相談くださいね。



    以上、みのっちでした。

  • 【覚えておこう!】炭水化物・糖質・糖類の違いと、糖質ゼロと糖類ゼロの基礎知識を解説

    【覚えておこう!】炭水化物・糖質・糖類の違いと、糖質ゼロと糖類ゼロの基礎知識を解説

    こんにちは、みのっちです。ダイエットや健康を気にする人が多くなり、「糖質」という言葉をよく耳にするようになりました。炭水化物は太ると思って、糖質制限や糖質オフの商品を購入する人も多いはず。

    しかし、商品をよく見ると「糖質ゼロ」と記載されてるものと、「糖類ゼロ」と記載されてるもの、さらに「砂糖不使用(またはノンシュガー)」と記載されてるものもあります。これらの違いは一体何なのでしょうか?そして、炭水化物=糖質と思ってる方も多いが、正しい定義は少し違うのです。

    今回は、これらの糖質系の分類を解説していきます。これにより、商品の「糖質」「糖類」「砂糖」と記載されてる理由が分かり、正しく見分けることができるようになります。

    本記事でわかること

    1.炭水化物や糖質の違い・分類
    2.糖質ゼロや糖類ゼロの違い

    それでは早速解説していきます。


    炭水化物・糖質・糖類の違い

    炭水化物・糖質・糖類という言葉は、一度は見たことや聞いたことがある言葉であるが、何となく全部一緒の「糖分」として認識している人も多いはず。大きく考えると間違いではないが、おおざっぱに捉えすぎると商品を買う時に間違った選択をしてしまう可能性があるので要注意。そのため、基礎知識として炭水化物・糖質・糖類の違いを順に解説していきます。

    炭水化物・糖質の違い

    炭水化物とは、三大栄養素のうちのひとつであり、糖質と食物繊維を合わせたものである。この炭水化物から食物繊維を抜いたものが糖質となります。

    一方糖質とは、炭水化物の一部であり、炭水化物から食物繊維を抜いたものが糖質となる。糖質は体内でブドウ糖に分解され、体や脳のエネルギー源として利用される重要な物質です。そのめ、ダイエットなどで糖質を制限しすぎると、エネルギー不足により疲労感・だるさ・集中力の低下などの症状が起こる。

    糖質・糖類の違い

    糖質は、細かくすると糖類・多糖類・糖アルコールなどに分類され、さらに糖類には単糖類・二糖類に分類される。つまり、糖類は糖質の一部ということであり、逆に捉えると糖類・多糖類・糖アルコールなどの総称を糖質と呼びます。

    糖類は、糖質と同様に体のエネルギー源となり、食後の血糖値を直接上げる要因にもなります。そのため、摂取しすぎると太りやすくなるのも糖類ということになります。

    糖質と糖類では定義や分類は違うが、広く捉えると同じといえば同じ仲間なので、糖質=糖類でも間違いではありません。しかし、この分類を覚えておかないと、食品表示を見たときに誤解をしてします可能性があるので、しっかり覚えておきましょう。

    【糖分とは?】
    たまに「糖分」とういう言葉が使用されることがあるが、定義上では糖分という分類は存在しない。ほとんどの場合、甘い物を全般的に指す広い意味で「糖分」という言葉が使用されることが多い。


    糖質ゼロと糖類ゼロの違い

    スーパーやコンビニなどでも最近よく見かける低カロリー商品。低カロリーだからといって何気なく買っている人も多いのではないでしょうか?しかし、よく見ると「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」と記載されています。

    もちろんメーカーは意図的に記載してるので、この意味を理解しておかないと知らないうちに意外とカロリーを摂取してしまう危険があります。これについて詳しく解説していきます。


    糖質ゼロ

    糖質ゼロということは、糖類・多糖類・糖アルコールなど糖質に分類されるもの全て含まれていないということ。つまり、甘みを感じて太りやすい物質は全て含まれていないことになります。

    しかし、糖質ゼロの商品でもしっかり甘味を感じて、美味しく食べれるようになっていますよね?それは、糖質成分の代わりに天然甘味料や人工甘味料を使用して甘味を出しているからです。日本の食品でよく使用されている甘味料は以下のとおり。

    天然甘味料

    1.ステビア
    2.甘草(グリチルリチン)

    人工甘味料

    1.スクラロース
    2.アセスルファムカリウム
    3.アスパルテーム


    基本的には、人工甘味料自体はノンカロリーな事が多いが、ゼロではない事もあるので注意が必要です。このような人工甘味料についての詳しい特長は、「人工甘味料の種類と特長」の記事をご参照ください。

    また人工甘味料は、砂糖の代わりに甘さを出すことができ、かつ低カロリーで血糖値も上がらないので理屈的には太らない成分ですが、依存しすぎると悪影響になる可能性もあるため、何事も過剰摂取には気を付けましょう。

    しかし、糖尿病などの生活習慣病の改善の治療などにも使用されることもあるため、人工甘味料が一概に悪いわけではなく、使い方次第では体には良い影響を与えてくれます。これに関しても別の記事の「人工甘味料は使い方次第」に詳しく解説してますので、あわせて読んでみてください。

    糖類ゼロ

    糖類ゼロは糖質ゼロとは違い、前述した分類でいうと単糖類・二糖類が含まれていないということになります。これも、一番甘みを感じたり血糖値が上がりやすい糖類がゼロだから=甘くない、というわけではありません。

    糖質ゼロと同じく人工甘味料などを代わりに使用したり、糖類には分類されない多糖類・糖アルコールは含まれている可能性はあります。つまり、糖類ゼロに関しては糖質ゼロよりカロリーが高い可能性もあり、言い換えると太りやすい要因も高いといえます。

    そのため、ここでよく理解しておきたいのは、「糖質ゼロ→糖類ゼロ」であっても「糖類ゼロ→糖質ゼロ」ではないということ。なので、広く捉えると糖質も糖類も同じ仲間ではあるが、糖質ゼロの商品と糖類ゼロの商品は同じカロリーではないので、購入するときはこれらをよく理解して注意しておきましょう。

    栄養成分表の表示トリック

    食品のパッケージに記載されてる栄養成分表示には、消費者庁により様々な規定がある。その規定をクリアして成分表示はしているが、一般の人には誤解しやすい表示方法が2つあり、是非この規定だけでもしっかり覚えておこう。

    ゼロと表示できる規定について

    栄養成分の表示は「たんぱく質〇〇g、炭水化物○○g」みたいに表示されていますが、含有量が規定値以下だと「0(ゼロ)」と表示していいことになってます。具体的には以下のとおり。

    ゼロと表示できる量

    1.たんぱく質:0.5g
    2.脂 質:0.5g
    3.炭水化物:0.5g
    4.糖 質:0.5g
    5.糖 類:0.5g

    上記の量以下の含有量のときは、ゼロと表示していいことになっています。つまり、糖質ゼロだからといって油断してると実は0.5g糖質が入ってることもあるということです。その他の成分のゼロ表示規定は、消費者庁の「食品表示法ガイドライン(P45)」をご参照ください。

    栄養強調表示について

    商品のパッケージには、その商品の特長となる文字が強調されて記載されてることが多い。例えば「低糖質チョコレート」や「ゼロコーラ」みたいなの感じである。しかし、ここで注意したいのが「ゼロカロリー」と「低カロリー」と「カロリーオフ」はすべて違うということである。もちろんこれにも規定があり、それは以下のとおり。

    含まない旨低い旨低減された旨
    表現例・無○○
    ・○○ゼロ
    ・ノン○○
    ・その他上記に類する表示
    ・低○○
    ・○○ひかえめ
    ・○○少
    ・○○ライト
    ・ダイエット○○
    ・その他上記に類する表示
    ・○○30%カット
    ・○○10gオフ
    ・○○ハーフ
    ・その他、他の食品と比べて栄養成分の量が低減された旨の表示
    消費者庁「食品表示法に基づく栄養成分表示のためのガイドライン」(P14)参照

    ノンカロリーと低カロリーの違いはわかるかもしれないが、ややこしいのは低糖質と糖質オフという表示である。一見、糖質オフ=糖質ゼロと思いがちだが、上記の表示規定をみると「オフ」という表現は「ゼロ」ではない。むしろ、普通よりもややカットされてるだけで、低糖質よりも多く含まれていることになる。

    つまり、糖質を例にして糖質が含まれてる量が少ない順に並べると「糖質ゼロ→低糖質→糖質オフ」ということになる。このへんの表示がかなりややこしいため、しっかり理解した上で購入した方がいいでしょう。

    【注意】ノンシュガーにも気をつけよう

    上記の表示以外に「ノンシュガー(または砂糖不使用)」と書かれている商品にも注意しよう。これはあくまで砂糖不使用(=二糖類「ショ糖」)が不使用なだけで、他の糖質や糖類を含んでいることもあるため、ノンシュガー(砂糖不使用)=低カロリーとは限らないということも覚えておきましょう。


    さいごに

    今回は、炭水化物・糖質・糖類などの基礎知識について解説しました。ダイエット・健康・ボディメイクをしてる人なら、ほとんどの人が聞いたことのあるワードです。しかし、きちんと理解している人は少ない印象。

    ざっくり炭水化物=糖質でも間違いではないのですが、ダイエット商品を購入する時に「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」とで、間違った選択と認識をする可能性は高いです。なぜなら、糖質ゼロと糖類ゼロは意味合いが違うからです。

    各商品にはややこしくて誤解をしやすい強調表示がされているため、正しい知識と理解をもって購入するようにしましょう。


    以上、みのっちでした。

  • 【人工甘味料は使い方次第】人工甘味料の過剰摂取には要注意。その理由と有効な活用方法について解説

    【人工甘味料は使い方次第】人工甘味料の過剰摂取には要注意。その理由と有効な活用方法について解説

    こんにちは、みのっちです。最近は、低カロリーやカロリーオフの商品が多数スーパーなどで見かけるようになりました。これは、ダイエットや筋トレをする人が増えたため、こういった商品の需要が高まっているからです。

    基本的に人が美味しいと感じるものは、カロリーが高い傾向にあります。しかし、低カロリー商品でも実際に食べるとめっちゃ美味しかったりします。そのトリックは「人工甘味料」にあります。

    前回、「人工甘味料の知識や種類や特長」などについての記事を書きました。こちらに、人工甘味料についての基礎知識を簡単に解説しています。まだ、読んでいない方は是非あわせてお読みください。

    一方で、人工甘味料って体に悪いんじゃない?と不安に思っている方も多いはず。結論として「良くもあり、悪くもあり」という感じです。その理由について今回は解説していきます。一概に全否定するのでなく、正しい判断により賢く上手く利用すればダイエットの強い味方になってくれます。

    本記事でわかること

    1.人工甘味料が体に悪い点
    2.人工甘味料が体に良い点
    3.人工甘味料を摂取して大丈夫なのか?


    上記のようなことが本記事でわかります。それでは早速いきましょう。


    人工甘味料が悪い点

    人工甘味料は、基本的には厚生労働省での安全性は認められてる成分だが、やはり少なからず悪影響になる点も存在する。それについて、以下に詳しく解説します。

    肥満への影響(心理的要因)

    人工甘味料は、砂糖の何百倍もの甘さを出すことができ、苦みが少なく甘みが持続することが特長としている。そのため、より強い甘さを出したり持続して感じさせることができるため、特に甘い物が好きな人にとっては依存しやすくなります。

    でも、甘いにも関わらず低カロリーのお菓子や飲料という油断が生まれ、量を気にせず飲み食いしてしまうことも多い。こうなると、カロリー自体はそこまで摂取してなくても人工甘味料自体は過剰摂取してることになります。

    こういった心理的側面からも依存しやすかったり、気の緩みから過剰摂取になると、人の体にとって悪影響となるでしょう。

    肥満への影響(生理的要因)

    人工甘味料は、体内の生理的な反応によって悪影響を与える可能性もあるとされている。

    本来、人の体内反応として食事の中で「甘味の感覚・血糖値の上昇」が脳に条件付けされている。人工甘味料は血糖値の上昇が起こらないため、脳が異変を感じてもっと食べるよう食欲を促進する。これにより、逆に太りやすくなるとされている。

    また、人工甘味料の強い甘みに慣れると甘味に対する感覚が鈍麻し、より強い糖質を摂取する可能性もある。高級な肉に味が慣れたら、安い肉が食べれなくなるのと同じ感じです。

    糖代謝への影響

    通常は糖分摂取後に血管内に吸収され、インスリンの分泌により糖を肝臓や筋肉に運ぶため、血糖値は正常に保たれる。

    しかし、人工甘味料摂取後は甘味を感じるのでインスリンは分泌されるが、カロリーはないため血管内に糖はありません。そのため、インスリンは血管内の少ない糖を運搬してしまうため、一時的に低血糖になります。

    低血糖になると脳は生命の危機として空腹信号を出し、食欲を促進させて空腹を満たそうとする。だから、人工甘味料の摂取により食欲は増加してしまうのです。

    そして、インスリンは血糖が高くなると分泌されるが人工甘味料は血糖が上がらないため、次第にインスリンを分泌しなくなる。こうなると、本当に糖分を摂取して血糖が上がった時もインスリンが分泌をしなくなります。

    インスリンの分泌が低下すると血糖値を維持できず、糖尿病のリスクが高くなってしまいます。

    腸内環境への影響

    人工甘味料の多くは難消化性・難吸収性であるため大腸にまで到達し、下痢や腸内環境に負の影響を及ぼすことが指摘されています。

    マウスに人工甘味料の一つであるサッカリンを投与した実験では耐糖能異常(血糖を正常に保つ能力)を認めており、ブドウ糖を投与されたマウスと比較すると、両者は異なった腸内細菌叢(腸内フローラ)の分布を示した。

    また、サッカリン投与マウスの耐糖能障害に対して抗生剤を投与すると症状改善がみられ、サッカリン投与マウスの腸内細菌を無菌マウスに移植すると、無菌マウスも耐糖能異常を起こしたという研究結果がある。詳しくは「人工甘味料と糖代謝」をご参照ください。

    このことから、人工甘味料はカロリー自体はなくても腸内環境を変化させ、それが糖代謝の以上などにつながる可能性もある。


    人工甘味料が良い点

    一方で、商品として広く使われているため、当然人工甘味料を利用することで良い点もある。それについて詳しく解説します。


    摂取カロリーを抑えられる

    人工甘味料は、砂糖に比べて少量で同じ甘さを出せたり、ノンカロリーの成分もあるため、圧倒的にカロリーを抑えることができるのが最大のメリット。

    ダイエットは、消費カロリーと摂取カロリーのバランスが大事で、特に過剰摂取が肥満の原因につながる。甘い物がやめられない人はどうしても食べたくなるが、そういった時に人工甘味料の入った低カロリー商品が強い味方となります。

    痩せるかどうかは、「いかに摂取しないか」と「いかに運動により消費をするか」によって決まります。すぐに食事改善が難しい人は、低カロリー商品から選択していくようにするといいでしょう。

    血糖値の上昇を防げる

    血糖値の上昇は肥満につながります。なぜなら、糖を摂取するとインスリンの働きによって脂肪細胞にも吸収されるからです。基本的に肝臓と筋肉に取り込まれるが、余分に摂取された糖は脂肪として蓄積され、緊急時のエネルギー源として利用するよう貯蔵するのです。

    しかし、ダイエット中でも元々たくさん食べていた人が急な食事制限をするとお腹が空きますよね。でも以前と同じ量を食べてたらまた太ります。そこで活躍するのが低カロリー商品となり、人工甘味料は血糖値の上昇が起こらないため、低カロリー商品を摂取しても脂肪として蓄積されることもほとんどありません。

    ダイエットとの関係性

    低カロリーと血糖値の上昇を防ぐという2つの点は、ダイエットにはとても有効となります。太るということは、摂取カロリーが過剰に上回ってる状態です。それが長期的に蓄積されていくと過脂肪となるのです。

    そのため、いかに摂取を抑えるかが減量においてはとても重要。摂取を抑えるということは、血糖値の急上昇も抑えられるということ。これにより、体脂肪の蓄積を低下させることができるのです。

    このように、ダイエットの面でも有効であり、健康面でも糖尿病や肥満の改善・予防などにも期待されています。


    総合的な判断として

    人工甘味料は、メリット・デメリットがありますが、低カロリーな魅力的な商品もたくさんあります。ダイエット中の方はつい手を伸ばしたくなりますよね?でも、不安に思ってる方も多いはずです。前述した良い点・悪い点を理解した上で、どうすればいいのか?について以下に解説します。

    人工甘味料の摂取はしない方がいい

    結論からまず言いますね。どちらかと言えば、人工甘味料は摂取しない方がいいでしょう。理由としては、低カロリーで食べ物を食べられるだけがメリットだから。ただし、絶対ではありません。

    あくまで個人的見解だが、やはり体に悪影響な面をどうしても拭いきれない点が多い印象。本当に体に良い影響ばかりで低カロリーならば、病院で主流で使ってもおかしくないはずだし、全ての砂糖食品を人工甘味料にしててもいいはず。

    では、なぜここまで人工甘味料の商品が増えてきているのか?それは、低カロリーまたはノンカロリー商品の需要が増えてきているから。商品開発側は当然売れる商品を販売するわけであって、ダイエットや筋トレで食事制限をする人が多いことから、こういった低カロリー商品はよく売れるわけです。

    みなさんもダイエット中だと、お菓子はカロリー高いのわかってるから手を出しにくいけど、低カロリーアイスやチョコがあれば買っちゃいませんか?コーラ飲みたいけど、少しだけ気を遣ってゼロカロリーコーラを選んだりしませんか?そういうことです。

    メーカー側は需要のある商品を開発するわけなんです。しかし、人工甘味料はまだまだ不明な点が多いので、今後の研究結果などに期待をしていきたいところです。

    人工甘味料は全てが悪なのか?

    もちろん、そんなことはありません。一概にすべてを否定するなら、日本の加工食品は何も食べれないことになります。あくまで「カロリーや血糖を抑えることができる」ということ理解しておきたい。

    その根本としては、砂糖を摂取しすぎないことにあります。急に甘い物をカットできるようになるなら誰も苦労はしないはず。なかなか難しい人にとっては、最初は低カロリー商品でカロリーや血糖を抑えていければいいのではないでしょうか。タバコが有害だけど禁煙できないから、まずは電子タバコやニコチンガムで対処しよう的な感じです。

    人工甘味料がダメだからといって、高カロリーなものばかりを摂取しているのも結局体に悪影響です。なので、依存しない程度に適度に活用していくのが、有効な活用方法となります。

    人工甘味料を摂取する上での心掛け

    人工甘味料を摂取する上で以下のことを心掛けておいてほしい。

    1. 上手く活用すればダイエットに効果的
    2. 低カロリー商品に依存しないこと
    3. 摂取が悪ではなく、習慣的な摂取が悪

    基本は、人工甘味料に頼るのでなく、自分でしっかりコントロールしていけるようにすることが大事。その一環として、低カロリー商品を導入するのは有効な活用方法であるといえる。逆に自分で制限していくことを考えず、ずっと摂取し続けるのは良くない。

    何事も過剰摂取は体に悪影響です。人工甘味料がダメ、糖分がダメ、脂質がダメと言ってたら、私たちが食べれるものはなくなってしまいます。人工甘味料が絶対ダメなのであればプロテインも同じこと。プロテインは、言い換えるならば人工たんぱく質ですからね。笑

    糖分も脂肪も適度な摂取だと、体のエネルギー源などになり、良い働きをしてくれるのです。低カロリー商品は目を引きますが、それに依存することなく普段の食生活を送り、健康な体を手に入れていきましょう。


    さいごに

    人工甘味料は使い方によって、健康にも不健康にもなる。低カロリー商品には「健康的」などのようなことが記載されてることも多いですが、あくまで低カロリーだから健康と思っててください。

    適度なカロリー制限で摂取カロリーを維持できるからこそ健康なのであり、低カロリー商品に使用されてる人工甘味料が健康なのではありません。

    しかし、何度もお伝えしてますが、低カロリー商品は血糖とカロリーを抑えることができます。なので、他の食品などと上手く併用してダイエットなどに活用していけたら、人工甘味料も強い味方になります。

    正しく理解して上手く活用するための基礎知識として、「人工甘味料の種類と特長」という記事を書いています。ここには、日本で使用されてる代表的な人工甘味料の種類や特長を解説し、人工甘味料を使うことで低カロリーなのに甘さを出せる理由などがわかります。

    人工甘味料の体への影響は、まだまだ研究結果もバラつきがあり人によって反応は異なるため、絶対的な判断は今のところ難しいのが現状。普段から偏ることがなく、適度な摂取と適度な運動をしっかり心掛けていきましょう。これが一番健康的な体を手に入れる方法であります。

    以上、みのっちでした。

  • 【人工甘味料って何?】ノンカロリーなのに甘いのは人工甘味料を使用しているから。代表的な人工甘味料の種類と特徴を解説

    【人工甘味料って何?】ノンカロリーなのに甘いのは人工甘味料を使用しているから。代表的な人工甘味料の種類と特徴を解説

    こんにちは、みのっちです。最近では、「低カロリー」や「カロリーゼロ」の商品をスーパーでもたくさん見かけるようになりました。でも、ふと考えると「低カロリーなのに、なんでこんなに美味しいの?」と思ったことありませんか?実はこれは、その商品の中に「人工甘味料」を含んでいるからなんです。

    はてなくん

    人工甘味料って何?聞いたことあるけど、よくわからん…

    そういった方のために、今回は人工甘味料の種類と特長について本記事では解説していきます。これで低カロリーなのに甘く感じる理由がわかります。それでは早速いきましょう。


    人工甘味料ってなに?

    人工甘味料は、その名の通り人工的につくられた甘さ成分のこと。化学的に合成されて作られた甘味料であり、低カロリー商品の需要の高まりとともに注目されつつあります。

    使用する目的

    食品に使用する目的は、もちろん甘味を強くすること。カロリーを抑えた砂糖の代替甘味料として使用される。これにより、人が食べた時により甘さを感じさせることができるのです。商品に使用される場合は、いくつかの人工甘味料を併用している場合が多い。

    なぜ人工甘味料を使用するのか?

    通常は、砂糖を使用することで食べたときに甘さを感じやすくなる。しかし、砂糖はカロリーが高いため、肥満・虫歯・糖尿病などいろんな病気になりやすくなるのです。毎日甘いお菓子ばかり食べていたら、体に良くないのはみなさんも想像がつくかと思います。

    でも人は甘いものをつい食べたくなるもの。コントロールしながら飲み食いできればいいが、甘い物が好きな人は、なかなかそう上手くはいきません。

    そこで重要になるのが「人工甘味料」です。後述しますが、人工甘味料は砂糖の何倍もの甘さを感じさせることができるのです。つまり、砂糖よりも少量しか使ってないのに、砂糖よりも甘さを出せるということ。

    なので、砂糖より少量しか使わずに済むので、当然その分のカロリーを抑えることができるため、低カロリーの食品・飲料を作り出すことができるのです。カロリーや血糖値の上昇を抑えることができるため、生活習慣病などの治療として使用されることもあります。

    しかし、人工甘味料は体に悪いんじゃないの?と思ってる方も多いはず。そういった方には、「人工甘味料は使い方次第」という記事も書いてます。ここには、人工甘味料が体に良い点と悪い点を簡単に解説しています。結論だけ言うと、何事も適度な摂取では良い影響になり、過剰摂取は悪影響になります。是非、あわせて読んでみてください。

    人工甘味料が使用されてる商品

    よく見かける商品としては、「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」または「低カロリー」などと書いてある商品には、だいたいこの人工甘味料が使用されてる可能性が高いです。

    具体的には、カロリーオフのチューハイ、ゼロカロリーの飲料水などがあり、最近ではチョコなどのお菓子でも低糖質チョコなどをみかけるようになりましたね。その他にも、キシリトールガムなどもその一種になります。

    これらは全て砂糖の替わりに人工甘味料使用して、甘さを引き出しているのです。

    人工甘味料の種類と特長

    人工甘味料はいくつかの種類があり、それぞれに特徴がある。そのため、1種類だけでなく数種類の人工甘味料を併用して商品化していることも多い。これについて以下に解説していきます。

    人工甘味料の種類

    甘味料は、天然甘味料と合成甘味料があり、このうち合成甘味料が人工甘味料に該当する。合成甘味料は、化学合成によって作られた甘味料で、砂糖の数百倍の甘味度をもっている。代表的な人工甘味料は以下のとおり。

    代表的な人工甘味料

    1.アスパルテーム
    2.アセスルファムカリウム
     (アセスルファムK)
    3.スクラロース
    4.サッカリン

    この4つが日本で主に食品で使用されていることが多い。

    人工甘味料の特長

    人工甘味料の特長としては以下のとおり。

    • 苦みが少ない
    • 甘味が持続する
    • 熱に安定している
    • 水に溶けやすい

    このように優れた特長があるため、食品などに使用するには好都合になるのです。先ほどの代表的な人工甘味料について、一つずつ解説していきます。

    アスパルテーム

    アスパルテームは、アスパラギン酸とフェニルアラニンという2つが結びついてできたもの。この2つ成分は、野菜・肉・魚・卵・大豆など、いつも食べてる身近な食品に含まれている成分です。

    甘さは砂糖の約200倍もあり、砂糖と同じく1g4kcalですが同じ甘さを得るのに砂糖の約1/200の量で済む。つまり、少量で砂糖と同じくらいの甘さを出せるということ。このアスパルテームは、くせや苦みがなく、後味もすっきりしているのが特長になります。

    アミノ酸からできている甘味料で、血糖値に影響のある糖類は含んでいないため、糖分制限をしている方でも摂取することができます。

    アセスルファムカリウム(K)

    アセスルファムカリウムは、酢の成分からできた甘味料。飲料を中心に、お菓子・ガム・アイス・アルコール飲料など、様々な食品に広く使用されています。

    甘さはアスパルテーム同様、砂糖の約200倍あるが、こちらは1g0kcalとなっている。つまり、ノンカロリーの甘味料で、同じ甘さを得るのに砂糖の約1/200の量で済む。キレの良い甘みがあり、加熱安定性に優れた特長があります。

    スクラロース

    スクラロースは砂糖からできた甘味料であり、こちらは砂糖と比べて約600倍の甘さがある。しかし、アセスルファムカリウムと同様に1g0kcalのノンカロリー甘味料である。

    食品は、飲料・ガム・アイス・パン・アルコール飲料など、様々な食品に幅広く使用されている。

    スクラロースは体内で代謝を受けず、およそ60~90%が便中に排泄され、残りの10~40%は尿中に排泄される。そのため、体内にほとんど吸収されないので、カロリー摂取に寄与しないとされている成分である。

    サッカリン

    サッカリンは、無色透明の結晶、もしくは白色の粉末の形状をしていて、甘さは砂糖(ショ糖)の約500倍(200~700倍)ある。とても甘いにもかかわらず、体内では吸収されない0kcal(ノンカロリー)の成分となっている。痺れるような刺激のある後味と、高濃度では苦みを感じるのが特長。

    サッカリンは水に溶けない性質をもっているため、チューイングガムにしか使用していない。日本の加工食品では、アスパルテーム・アセスルファムカリウム・スクラロースが主に使用されてるが、その他にも日用品として、歯磨き粉に使用されてる。

    しかし、水に溶けやすいようナトリウム塩にした水溶性のサッカリンナトリウムは、糖類系の甘味料に使用されることが多い。主に、漬物・練り物・醤油・味噌・佃煮・缶詰類・粉末清涼飲料水などに使用されてる。


    さいごに

    いかがでしたか?今回は、代表的な人工甘味料の種類とその特長などについて解説しました。人工甘味料は砂糖の何百倍もの甘さがあるため、砂糖より少量の使用で同じ甘さを出せるから低カロリー商品が実現するのです。ここ最近では、ダイエットでカロリーを気にする方は多くなっているため、カロリーオフの商品は今後も需要が高まりつつあるでしょう。

    一方で、「人工」や「化学」というワードがあると、体に悪いんじゃない?と思ってしまいますよね。別の記事で「人工甘味料は使い方次第」というのも書いてます。ここには、人工甘味料が体に良い点と悪い点などを詳しく解説していますので、是非一度読んでみてください。基本的に日本で使用されている人工甘味料は、厚生労働省に安全性を認められたものしか使用できないため、最低限の安全性は保障されています。

    しかし、何事も過剰摂取は体に悪影響です。人工甘味料が悪いからといって、普通の砂糖を過剰摂取したら余計に体に悪いですよね?なので、こういった人工甘味料の食品や飲料水も、上手く活用すればカロリーを抑えることができ、ダイエットにも役立つことでしょう。

    以上、みのっちでした。

  • 【食事だけでも大丈夫】プロテインを飲まなくてもいい4つの理由と食事だけでの摂取によるデメリットを解説

    【食事だけでも大丈夫】プロテインを飲まなくてもいい4つの理由と食事だけでの摂取によるデメリットを解説

    こんにちは、みのっちです。筋トレやダイエットしてる人って、8割くらいの人がプロテインを飲んでいますよね。なぜか筋トレ=プロテイン、またはプロテイン=筋トレしてる人が飲むもの、というイメージが出来上がっています。

    でも、ダイエットや筋トレしてるが、プロテインが苦手という人も多い。だからまだ手を出してないけど、なぜか飲まないといけない罪悪感がありますよね。

    大丈夫です。プロテインを絶対に飲む必要はありません。むしろ、飲まずにダイエットや筋トレの効果を出せるなら、こっちの方がかなりメリットが高いです。本記事では、このことについて解説していきます。

    プロテインは飲まなくてもいい4つの理由

    プロテインを飲まなくてもいい理由は4つあります。それは以下のとおり。

    1. 味が好みでない
    2. 体に悪影響の面もある
    3. 食事での消費エネルギーを利用できない
    4. 食生活の改善につながる

    これについて一つずつ解説していきます。

    味が美味しくない

    プロテインを飲まない又は飲みたくない人は、ほぼ9割の人が「味が無理」「プロテイン自体に抵抗がある」というのが大前提にあります。

    正直、不味いと思っているものを無理やり飲む必要はないです。「良薬は口に苦し」と言いますが、青汁のような健康食品であれば分かりますが、プロテインはあえて我慢してまで飲む必要のある物ではありません

    それに、味が無理なら我慢して飲んでも絶対に続きません。僕もトレーナーをしていますが、プロテインがめっちゃ美味しい!と思えるタイプではないです。ならば、別の方法でたんぱく質を摂取できる方法を考える方が、メリットが高く継続していけることでしょう。

    体に悪影響の可能性もゼロではない

    「プロテインは腎臓に悪い」というのは、ずっと言われ続けています。何事も賛否両論がありますし、絶対的に体に悪影響はない!とも言い切れません。

    でも、どんなに体に良いとされてるものでも過剰に摂取しすぎると悪影響になり、体に悪いとされてるものでも、少量なら体には良い影響を与えてくれるのです。

    例えば、糖質を例にしてみましょう。
    糖質は太るとされてるため、減量しようと思ったら糖質制限をされる方は多いと思います。確かに過剰な摂取は太る原因になります。しかし、脳のエネルギー源は糖質であり、筋肉や体を動かすにも糖質を使います。

    つまり、太るからって糖質を制限しすぎると、減量はできてメリットかもしれませんが、頭が働かなくなって集中力が低下したり、体の動きが悪くなってしまいます。こうなると結局不健康になりますよね?

    病院で処方される薬も同じです。用法用量を守れば効果ありますが、過剰摂取すると危険なものになるのは想像がつきます。

    なので、プロテインを飲むにしてもこれだけに頼りすぎると悪影響になります。自分の体調を気にしながら適度な摂取を心掛けましょう。

    食事の消費エネルギーを利用できない

    食事中に体が温かくなってきた経験ってありませんか?人は、食べ物を消化吸収する時もエネルギーを消費しているのです。極論、噛むことでも筋肉を使うので、筋肉を使えば少なからずエネルギーを消費します。

    その点、プロテインは飲み物です。ということは、噛むこともなければ筋肉を使うこともなく栄養素を摂取できるのです。つまり、食事による消費エネルギーを利用できないのです。これはダイエットするにあたってマイナス面になります。

    なので、こういう面ではプロテインを飲まない方が、ダイエットには有利になることでしょう。

    食生活の改善につながる

    当たり前の話ですが、基本的には栄養素の確保は食事から補って方がいい。サプリなどは簡易で便利だが、楽な方に頼りすぎると人間ダメな方にいくものなんです。

    それに、サプリやプロテインなどは、一つの栄養素に特化した商品のため、その他の栄養素はほぼ摂れません。しかし、食事で摂取すれば、一つの食品でいくつもの栄養素を摂取することができるのです。

    なので、プロテインを飲まない分、普段の食事の中でたんぱく質やその他の栄養素を摂取するように考えるため、健康的な食生活を手に入れることができるようになります。


    食事だけでたんぱく質量を補うデメリット

    ダイエットや筋トレをしている人が、食事だけでたんぱく質を摂取しても大丈夫です。しかし、これにはデメリットもあります。それは以下のとおり。

    1. プロテインに比べて吸収が遅い
    2. 少食のひとには難しい
    3. 余分な糖質や脂質も摂取してしまう

    これについて一つずつ解説していきます。

    プロテインに比べて吸収が遅い

    吸収速度に関しては、やはりドリンクタイプの方が速い。食べ物だと固形物のため、どうしても消化吸収するのに時間がかかる。

    しかし、これは速く吸収してほしい人の場合で大事なだけ。例えば、筋トレをしてる人なら、筋トレ後1時間以内にたんぱく質を摂取した方がいいとされています。なので、筋トレ後だと食べ物の消化吸収速度だと遅いかもしれません。それに、筋トレ後にそんな早く食事の準備なんてできません。

    逆に、筋トレをしてない人であれば、吸収速度は関係ないので1日の食事の中でしっかりたんぱく質を摂取できれば問題ありません。

    なので、筋肉をつけたい場合は食事のみだと、吸収速度の遅さからするとデメリットとなります。

    少食の人には難しい

    1日のたんぱく質摂取は、一般の人で体重×約1g~1.2g、筋トレ時やスポーツ選手は×約1.5g~2gです。実際に計算しながら食べてみるとわかりますが、正直この量を食事だけで摂取しようと思うと、思ってるよりたくさんの量を食べないといけない。

    数日間なら頑張れるかもしれませんが、これをずっとと考えると結構しんどいです。特に、女性や体の細い人は少し辛いかもしれません。だから、意識して食べないとたんぱく質は不足しやすく、筋肉は低下していくのです。

    こういう点でもデメリットとなりますが、最近では高たんぱく質食品が増えてきてるので、そういった食品を選ぶのも一つの対策になります。

    余分な糖質や脂質も摂取してしまう

    プロテインは、たんぱく質量に特化した商品であるため、太る要因とされる糖質や脂質は大幅にカットされています。そのため、プロテインを飲んでるだけで太るというのは、あまり考えにくい。

    しかし、食事からの摂取となると、食品には糖質や脂質はたくさん含まれています。高たんぱくで低糖質または低脂質の食品はありますが、かなり限られてきます。

    なので、ほんとにちゃんと栄養成分を意識して食事をしなと全然減量できないのが、ダイエット時には大きなデメリットとなる。

    たんぱく質量だけと気にしすぎると、いつの間にか糖質や脂質も過剰に摂取してしまうことになる。こうならないように工夫するのが、食事のみでの摂取による難しいところである。


    こんな人はプロテインを飲まなくてもいい

    前述したように、プロテインは絶対飲まないといけないという事ではない。僕が思うに、以下の人たちはダイエットをしていても、プロテインを飲む必要はない。

    食事だけで頑張るという人

    筋肉がつくかどうかで大事になのはたんぱく質の摂取量。ということは、このたんぱく質を「食事だけで摂取するか」「プロテインを飲むか」てだけのこと。

    つまり、必要量を満たすことができるのであれば、どちらの方法を選択してもいいのです。プロテインだと楽に摂取でき、食事だけならたくさん食べないといけない。ただそれだけのこと。

    なので、食事だけで頑張る!という人は、それで全然OKなのです。それに、食事をしっかりすることの方が食生活の改善と食事による消費エネルギーを利用できるので、将来的なメリットは高いですよ。

    食事の乱れは体型の乱れです。なるべくヘルシーで高たんぱくな食事をしていけるようにしましょう。

    プロテインに抵抗・不安がある人

    こういった人たちも飲む必要はありません。なぜなら、不安要素を抱えてまで飲まないといけないものではないからです。

    美味しく感じれないのに飲み続けるって、なかなかの苦痛です。それだったら、頑張って食事から摂取して、食事のレパートリーを増やす方がストレスは少ないはず。

    それにプロテインも体に合う合わないがあるので、そんなリスクと不安を抱えてまで摂取しなくてもいいかと個人的には思います。

    なので、抵抗や不安がある人は無理にプロテインの摂取を考えず、別の方法でたんぱく質量を確保できるように工夫してみましょう。以下に代表的なたんぱく質含量の多い食品を記載しておきます。

    たんぱく質量の多い食品例

    1.鶏ささみ
    2.赤身の牛肉
    3.さば
    4.納豆
    5.豆腐
    6.ブロッコリー
    7.チーズ
    8.卵
    9.ナッツ類

    このへんの食品はたんぱく質含量が高いです。まだまだありますが、代表的なこれらの食材を意識して食事をしてみましょう。

    内臓疾患を持っている人

    内臓疾患を持っている人は、少し控えている方がいいです。やはり腎臓などに負担がかかると言われている以上、健康な人よりもリスクが高くなるかもしれません

    腎臓じゃないから大丈夫!ではなくて、代謝系の疾患として捉えておく方がいいですね。例えば、糖尿病や脂質異常症なども同じです。糖や脂質が体内の代謝機能が正常に働かなくなり、体内に吸収されずにどんどん溜まっていく。

    だからこういった人たちは、体内に溜まりすぎてるので、運動によって消費しないといけないのです。運動不足による消費量の低下と、食事の乱れによる体内の代謝異常。まさにこれが生活習慣病と言われる所以です。

    このように内臓疾患(特に代謝系)を持ってる人は、飲まなくてもいいと個人的には思います。もし飲みたい場合は、医師と相談してから判断するのがいいでしょう。

    その他

    プロテインは苦手とは言ったものの、「少し飲んでみたいが勇気が出ない」または「飲めるようになりたい!」と考えてる方もいらっしゃいますよね。

    そういった方におすすめなのは、やはり「SAVAS(ザバス)」のプロテインです。これは、本当に美味しいので、初心者の方や苦手な方にはこのメーカー一択ですね。味も色々ありますが、めっちゃ美味しくておすすめの味は以下の通り。

    • リッチショコラ
    • ココア
    • グレープフルーツ
    • ミルクティー


    このあたりはプロテインとしては、かなり美味しい味となっています。最近では、SAVASのドリンクタイプがスーパーや薬局の飲み物コーナーに置かれてることも多くなりました。プロテインを買う前に、まずはすでに作ってあるドリンクタイプの商品を飲んでみるのもありですね。

    選び方に失敗しないためにも、まずは少量からの購入をおすすめします。大量のを買っても、体に合わなかったり味が好きじゃなくて、1回しか飲んでないという人も多いです。これだとせっかく買ってももったいないので、まずは少量から試してみて、継続できそうならコスパのいい大袋を購入することをおすすめします。


    さいごに

    今回は、プロテインは絶対に飲まないといけない訳ではない理由について解説しました。大事なのは「たんぱく質を必要量確保すること」です。その手段として、食事だけにするかプロテインも飲むか、というだけのことです。

    なので、プロテインを飲む人がダメとか、飲んでない人がダメとか、そういう考えは捨てましょう。個々それぞれ目的は異なります。自分の生活や体に合った方法を実践し、様々な工夫をしながら筋トレもダイエットも行っていきましょう。


    以上、みのっちでした。

  • 【食事制限をしてるのに痩せない!】食べてないのに体重減らない人の原因は基礎代謝の低下。その理由と改善方法を解説

    【食事制限をしてるのに痩せない!】食べてないのに体重減らない人の原因は基礎代謝の低下。その理由と改善方法を解説


    こんにちは、みのっちくらぶです。
    今回は、「食事制限をしてるのに痩せない人の原因」について解説いたします。
    「あんまり食べてないのに痩せへん」「食事制限してるのに体重減らん」
    周りの人や知人でも、こんな人見かけたり聞いたりした事ありませんか?


    食べてないのに痩せない人の原因は、基礎代謝の低下にあります。
    これについて詳しくご説明していきます。


    本記事でわかること

    1.食事制限をしてるのに痩せない原因
    2.基礎代謝を上げる方法


    それでは解説していきます。


    食事制限してても痩せない人の原因は基礎代謝の低下


    食事制限をしてるのに痩せない人は基礎代謝に原因がある可能性があります。
    なぜなら、食事管理に加えて、基礎代謝が痩せる・痩せないに影響するからです。
    この基礎代謝を上げることで、食事制限にプラスαの効果をもたらしてくれます。


    基礎代謝とは?


    基礎代謝量とは、人が生きる上で最低限必要なエネルギー量です。
    つまり、寝たきりでも消費しているエネルギー量のことです。


    この基礎代謝が低下してると消費カロリーも少なくなり、基礎代謝が高いと消費カロリーも高くなるという仕組みです。
    みなさん、あまり動いてなくても、たくさんのカロリーを消費してくれたら嬉しくないですか?
    筋肉量が多い人は、この仕組みを利用できるわけなんです。


    筋肉量が代謝に影響するということは、体の様々な臓器の中で筋肉が一番代謝率が高いからなのです。
    詳しくは、厚労省のHPでご確認ください。



    参考記事「厚労省HP」(表2を参照してください)



    例として、女性より男性の方がすぐに筋肉がムキムキになりますよね?
    これは男性の方が筋肉量が多いからなんです。
    だから男性の方が、筋トレしても筋肉つきやすいし、体も絞れやすい。
    このように、筋肉量は基礎代謝に大きく影響しています。

    食事制限だけで痩せない理由


    食事制限だけで痩せない理由は、基礎代謝に原因があります。
    なぜなら、前述したように基礎代謝は消費カロリーを大きくしたり、小さくしたりもするからです。
    基礎代謝が低下するということは、食事制限で摂取カロリーを抑えていても、それ以上に消費カロリーも減っている可能性があるからです。


    例)基礎代謝が1,500kcalの人が、1日の摂取カロリーを1,400kcalに抑えた。この場合、1日に-100kcalずつ痩せていくことができる。しかし、食事制限だけしてる運動してないので基礎代謝が1,300kcalに低下した。そのため、いつも通り摂取カロリーを1,400kcalに抑えていても+100kcalになる。(※その他の運動での消費カロリーなどは考慮してません。あくまで例題です。)


    このような状況が発生してきます。

    それに、基礎代謝が落ちてるかどうかまでは、人間の体はわかりにくい。
    だから、いつも通りしてても、いつの間にか基礎代謝が低下している場合があります。
    年齢とともに低下するのは、人間として仕方のないものです。
    しかし、プラスαで基礎代謝に影響する筋肉量は、やはり落とさないよう維持できるようにしなければなりません。
    筋肉量が低下するということは、それくらい身体活動も少ないということ。
    つまり、基礎代謝が下がる=運動量が少ないという事にもなります。

    食べてないのに痩せない人の特徴


    食べてないのになかなか痩せない人って、周りの知り合いとかで一度は耳にしたことありませんか?
    このような人たちには、いくつかの特徴(共通点)があり、以下の事が考えられます。


    1. 筋肉量が少ない(運動不足)
    2. 事務やデスクワークなどで1日の身体活動量が少ない
    3. 食べていないという認識をしてる(現実逃避)
    4. 食べ物の量のわりに高カロリー


    ①と②は前述したとおりで、そもそも1日の活動量が低く、筋肉量も低下気味が原因。
    ③の人も多く、自分は食べてることを認めたくないあまり現実逃避をしていると、いつしかそれが無意識の領域に入ります。
    このような人は、実際には食べてるのに頭の中では食べてる記憶が消えていきます。
    こうなると、当然太ってくるのがおわかりかと思います。


    しかし、こういった時にオススメなのが、食べた物を記録しておくことです。
    一時、レコーディングダイエットって流行ったの知っていますか?
    食べた物を記録していくと痩せる、というあれです。
    実際には、食べ物を記録=痩せるではなく、食べ物を記録することによって、振り返り→反省→改善ができる。だから、痩せるのです。
    人間だれしも、頭での記憶は忘れがちになるものです。そういった時にとても便利な記録帳があるので、ぜひ参考にしてみてください。

    【ライザップダイエットダイアリー90Days】
    さすが、ライザップさんと言わんばかりの、わかりやすい内容です。
    単に記録をするだけでなく、少しダイエット情報も勉強できます。
    そして、記録箇所も様々な項目があり、ほんとに書くだけで痩せるんじゃね?って思ってしまうほど。上手く管理ができない人には、かなりオススメのダイアリーノートです。

    そして④に関しては、イメージはお菓子です。
    形が小さい食べ物はお腹が膨れないことが多い。
    小さくて低カロリーならまだしも、逆に小さくて高カロリーなのがダイエットの天敵です。
    それがお菓子。
    お菓子をお腹いっぱいまで食べないにしても、お腹は膨れにくい。
    むしろお腹いっぱいになりにくいからこそ、どんどん食べてしまう。
    しかも、これがまたお菓子って美味しいので、止まらないんですよね。笑
    でも、カロリーを見ていない人は、食べ物の大きさで食べてる・食べてないを判断しがち。
    こういう人は、食べてないのに痩せないとか太ってきたと言います。
    理想は、低カロリーなのにお腹が膨れる食べ物がダイエットには最適ですよ。
    食べ物の大きさでカロリーを判断しないように気を付けましょう。

    基礎代謝を上げる方法


    食事制限をしてるのになかなか痩せない人は、基礎代謝の低下が原因とお伝えしました。
    では、基礎代謝を上げるには何が一番効果的なのか?
    それは、「ズバリ!筋トレです!


    前述したように、人間の臓器の中で一番代謝率が高いのは筋肉です。
    筋肉を動かすことが、一番体の中のものを代謝してくれるということ。
    つまり、基礎代謝を上げるには筋肉を動かすことが大事になります。


    となると、じっとしてるデスクワーカーよりも、バタバタ歩くまたは走り回ってる仕事の方が筋肉を使ってるので、代謝を上げることに活躍してることになります。
    そして、プラスαで仕事以外にウォーキングや筋トレなどを行うと、より筋肉を使うため、さらに基礎代謝が上がりやすくなるでしょう。


    運動や筋トレをすると筋肉量は増えてきます。
    筋肉量が増えると、今まで基礎代謝が1,200kcalだったのが→1,250kcalになったりするのです。
    これがすごく重要なポイント。
    逆に、筋肉量が低下するとこれの真逆のことが起こり、消費カロリーも低下します。
    今までと食事の量やカロリーを変えてないのに痩せなくなるのは、こういうことなんです。


    なので、食事による摂取カロリー制限も大事だが、運動による消費カロリーに加え基礎代謝の維持・向上のために、筋トレで筋肉量をキープしておくことが重要です。

    筋トレでしんどいことが苦手な方や、初心者で何をしたらいいか分からない方は、「運動初心者が最初にやるべき5種目」の記事をご覧ください。この記事では、初心者でも手軽にできる5種目を解説し、動画もセットでご説明しています。そして、目安となる負荷量や負荷の上げ方なども解説しており、迷わず実践できるようにしています。


    さいごに


    今回は、食事制限をしてるのになかなか痩せない人の原因について解説しました。
    実際に、わたしが関わってきたお客様でも知人でも、こういった話はよく聞きます。
    その原因は基礎代謝の低下にあり、基礎代謝が低下するといつもより消費カロリーが下がります。
    なので、基礎代謝を上げることが重要あり、その方法は筋トレをして筋肉をつけること。
    なぜなら、筋肉は体の中で一番代謝に大きく関与する組織だからです。
    普段の活動量が筋肉の低下や向上に大きく関わります。
    ダイエットでは、食事だけを気にするのではなく、こういった基礎代謝などの消費カロリーも考えてみましょう。
    そうすれば、今自分がなかなか痩せない原因がみえてきますよ。


    みなさんのダイエット成功を応援しています。


    以上、みのっちくらぶでした。

  • 【簡単ダイエット】無理なく効果的にダイエットするには何から始めるべきか?【楽に効果を出す方法を解説】

    【簡単ダイエット】無理なく効果的にダイエットするには何から始めるべきか?【楽に効果を出す方法を解説】


    こんにちは、みのっちくらぶです。今回は、「無理なく効果的にダイエットする方法」についてです。みなさんは、つい過度なダイエットをしがちな傾向にあります。

    例えば、「今日から昼ごはんしか食べない!」や「お菓子とお酒は一切飲み食いしない!」など。私もそんな方たちをたくさん見てきました。その時にいつも思うのです。「それ、ずっと続けられますか?」ここがかなり重要なポイントであり、成功の秘訣であるといっても過言ではありません。

    つまり、「継続できないと何も達成できない」ということです。別の記事で「ダイエットは方法論ではなく継続力」というのも書いてます。ここには継続力の重要性を詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください。今回お伝えする内容は、「いかに無理なく継続できるか」ということをテーマとしてお話していきます。


    本記事のテーマ

    1.無理なく確実に効果を出す秘訣
    2.無理なく継続できる具体的内容



    それでは早速いきましょう。

    無理なく確実に効果を出す秘訣



    ダイエットはしたいが、食べたいものは食べたいし、運動も嫌いだからしんどいことはしたくない。
    そんな事を思ってる人は多いはずです。
    現にわたしも、運動もせずに好きなものを好きなだけ食べて、体型や健康を維持できるならそうしたいと思っています。
    しかし、現状はそう上手くいきません。では、どう考えれば無理なく成功できるのか?
    その秘訣について、以下のポイントが重要です。

    • 継続できることを第一に考える
    • しんどいことはしない
    • 我慢しすぎない


    継続できることを第一に考える

    ダイエットを確実に成功させる秘訣は「継続」が何より最優先です。
    むしろ、これさえ守っていれば必ず誰しも成功できると言っても過言ではありません。
    人が継続できない理由は、自分の欲望と現実の差が大きすぎてメンタル的にしどくなるからです。
    今まで毎日お菓子食べてたのに、ダイエット始めていっきにお菓子ゼロにしたら辛すぎません?
    想像しただけで続かないのがわかりますよね。
    どんなに良いトレーニングや食事法を行っても、1週間でやめてしまえば何も得られません。
    継続することによる効果を、コツコツ積み重ねていきましょう。

    しんどいことはやらない

    しんどいことをやらない事による効果は3つあります。
    それは、①挫折する可能性が低くなる、②精神的ストレスが少ない、③ケガのリスクが下がる、です。
    つい頑張ってしまう人は、しんどいことをやりすぎるから途中で続けられなくなります。
    これは、ダイエット開始初期のモチベーションが高い時に起こりやすいです。
    モチベーションが下がった時に、同じ負荷量をこなすのはなかなか至難の業かと思います。
    逆に元から頑張れない人は、「ダイエット=しんどい事」という認識があるから、なかなか始めることができないのも現状です。
    そういった精神的要素も成功するかどうかには大きく影響していきます。

    また、ダイエット初期などは筋力もかなり低下していると考えられます。
    そのため、無理にしんどい運動などを行うと、その負荷に体が耐えられず痛みに変わります。
    痛みが出るとモチベーションも下がり、ダイエットするはずが治療することになってしまいます。
    なので、まずはしんどくないことから始めていきましょう。

    我慢しすぎない

    我慢のしすぎは体に毒です。仕事で会社に不満があったり、恋人に不満があったりするのと同じ。
    これらは最初は我慢できますが、爆発するのも時間の問題です。
    我慢しすぎると、逃げたくなってしまうものなのです。
    逃げたい気持ちが積み重なると、「いつ逃げようか…」というカウントダウンが始まります。
    全く我慢せずにやっていけるわけではありませんが、ほとんどストレスもない許容範囲での我慢でやっていく。これがすごく重要になります。
    ストレスは、激やせにもなりますが、同時に激太りのリスクがあります。
    どちらにせよ、精神的には健康ではないので、良い状態とはいえません。
    なので、我慢しすぎない選択をするだけで精神的ストレスを減らしながら、身体的にも少しずつ体に効果を与えらます。
    我慢しすぎてないのに、効果が出てくると嬉しくなり、どんどん楽しくなってきます。
    このループを作り出すことが、とても大事な要素になります。

    楽に効果を出す具体的な方法



    お菓子も食べながら、お酒も飲みながら、運動もあまりせずにダイエットするにはどうすればいいのか?

    具体的な方法は以下のとおりです。

    • 嗜好品の数や量を減らす
    • 運動は週に1~2回程度にする
    • 運動する種目は、散歩・スクワット・片足立ち
    • プロテインを飲む
    • 食事は野菜を先に食べる


    嗜好品の数や量を減らす

    ダイエットに関わる嗜好品(しこうひん)といえば、お菓子類とお酒類です。
    特にお菓子類は大敵です。
    甘いものには基本的に糖分や脂肪分が多く、これらは太る原因になるからです。
    では、絶対食べてはいけないのか?
    わたしは食べてもいいと思います。もちろん食べないに越したことはないですが。笑
    では、どうすればいいのか?というところが重要になります。

    わたしがオススメするのは、①食べる数や量を減らしてみる、②食べる種類を変えてみる、です。

    例えば、

    • 毎日お菓子を食べてたのを1日置きにする
    • 平日は我慢して、土日だけご褒美で食べる
    • いつもチョコを5個食べてたのを、3個に減らしてみる
    • お菓子の箱を開けたら1箱全部食べ切ってたのを、2日にわけて食べる
    • おせんべいやゼリーを選ぶようにする
    • 低糖質チョコみたいなのを選ぶようにする


    このような工夫はまだまだ出てきますが、自分が許容できるルールを決めることが大事です。
    当然、今と同じ種類と量だと現状は変わりませんので、何かしらの工夫は必要です。

    でも例のように、チョコを毎日5個たべて、1個あたり30kcalだとしましょう。
    30kcal×5個=150kcal/日。1日にチョコだけで150kcal摂取してます。
    それを3個に減らすと、90kcal/日になる。ー40kcalの差が出ますよね。
    さらに毎日3個に減らすと、1ヶ月では1,200kcal減になります。

    このように、ちょっとした工夫により少量でもカロリーを下げることができれば、それが1ヶ月や2ヶ月も経つにつれ大きなカロリー差を生みます。
    是非、少し考えてみて取り入れてみてください。
    ポイントは、「自分が許容できる範囲」です。

    運動は週に1~2回にする

    運動も頻度が多い方がいいですが、正直なところ週に1回でも効果は出せます。
    これは、私がずっとトレーニング指導してきた経験上でもいえます。
    私のトレーニングを週に1回受けて、それ以外の曜日に自宅で運動をしてくれる方もいれば、全くしない方もいます。
    むしろ、私のトレーニング日以外は家でやってない方の方が多いですね。笑
    もちろん、週に1回と3回ではどちらが上達早いですか?と聞かれたら、3回してる方が上達は早いです。
    しかし、週に1回でもコツコツ積み重ねれば、確実に現状よりは良い方向に体は変化します。
    なので、運動が苦手な方はまず週に1~2回から始め、慣れてきてから頻度を増やしてもいいでしょう。

    平日に1回、休日(土日)どちらか1回、というプランもいいかもしれませんね。
    または、いつもの日常に「プラス10分」なにか運動を行うというのもオススメです。

    運動種目は、散歩・スクワット・片足立ち

    運動種目としては、散歩・スクワット・片足立ちがオススメです。
    まず第一に、「気楽に行えるから」です。
    この要素は運動する上ですごく重要になります。
    そもそも運動が苦手な方の場合、しんどそうな種目だと分かってたら、やろうかやらまいかを考えてしまいます。
    この時点でモチベーションは低いので、仮に始めたとしても長続きはしません。
    いわゆる3日坊主です。

    なので、散歩がてらに歩いて来るという感覚で行うと、すぐに行動に移すことができ、運動中も苦にならないかと思います。
    スクワットはベターな種目ですが、皆さんが思ってるより消費カロリーが高いです。
    それに、下半身を鍛えることはダイエットには効果的です。
    20回するにしても30秒ほどしかかからないので、ウォーキングよりもコスパが良いですね。
    片足立ちも、運動が苦手な方にとっては実施しやすい種目。
    特に運動習慣のない方は、片足立ちをすることによって普段使わない筋肉が働きます。
    これにより、普段より多くの筋肉が働いてくれるため、その分消費エネルギーは大きくなります。

    なので、この3つの種目が最も実施しやすいオススメ種目となります。
    または、散歩しながら途中でスクワットや片足立ちをする。
    というように組み合わせて行うと、より効果は上がることでしょう。
    スクワット20回で30秒ほど、片足立ちを片方30秒ずつの合計1分。
    全て行っても、散歩+1分30秒しかかからないので、かなり気楽に行えるかと思いますよ。

    プロテインを飲む

    プロテインを飲むということは、簡単な方法としてかなりオススメ。
    プロテインは基本的に「高たんぱく・低脂質」という、ダイエットに大事な要素が入っています。
    たんぱく質は筋肉をつくるために必要な栄養素で、脂質は摂取過多になりやすい栄養素となります。

    プロテインとお菓子では、たんぱく質は3~5倍、脂質は10~20倍もの差が生まれます。
    実物を例にしてみましょう。



    プロテインとお菓子を置き換えるだけでも、これだけメリットが高くなります。
    ただ、お菓子が好きな人にとっては、プロテインをお菓子かわりにするのはなかなか厳しい。
    しかし、プロテインを先に飲むことで食欲が抑えられ、上記のたけのこの里を1箱→半分に減らせるようになれば、かなりの収穫です。


    383kcal÷2=約190kcal
    190kcal+79kcal=269kcal
    383kcal-269kcal=114kcal


    少し置きかえてみるだけで、114kcalも抑えることができます。
    これをご飯前に飲んでご飯の摂取を抑えれたり、ご飯との置きかえなどにも応用してみると、さらにカロリーを抑えることができますよ。

    今回、例題に出したSAVASの「SOY PROTEIN」を飲んでみたいと思った方は、以下にリンクを貼っておきますね。


    ちなみに、わたしもSAVASのココア味飲んでみましたが、ふつうにめっちゃ美味しかったですよ。
    びっくりして「これなら、お菓子かわりにイケるんじゃね?」って思ったくらいです。
    是非、一度チャレンジしてみて下さい。

    食事は野菜を先に食べる

    食事制限をしたくない方は、とりあえず量や種類は同じにしておいて、「野菜を先に食べる」という食べる順番を変えてみることをオススメします。
    おなかが空いてると、ついカロリーの高い美味しいものにガッツいてしまう傾向にあります。
    そして満腹になるまで食べしまう。これが太る原因にもなります。

    野菜を先に食べることによるメリットは、①野菜で食欲を抑えられる、②血糖の急上昇を抑えられる、です。

    野菜を先に食べることで、少なからず空腹を満たされます。
    これにより、主食であるおかず類の摂取をおさえることができます。

    でも、「え、野菜を先に食べても、おかずも残さず普通に食べれますよ?」という方。
    大丈夫です。わたしも同じですよ。
    そこで大事になるのが、②血糖の急上昇を抑えられる、です。

    野菜を食べて食物繊維を摂取することにより、血糖の上昇を抑制できます。
    空腹状態からいっきにおかずを食べると、体内で頑張って吸収されますが、吸収されなかった分は脂肪として体内に蓄積されてしまいます。
    一度の食事で吸収する量にも限界があるのです。
    これを緩やかな消化・吸収に変換する役割をするのが、食物繊維ということです。
    これにより、血糖の急上昇を抑えることができ、結果的に脂肪の蓄積も抑制できるというわけです。

    単純に食べる順番を変えるだけなので、比較的取り組みやすい方法かと思います。

    さいごに

    今回は、いかに楽に効果を出せるかというテーマでお伝えしました。
    実際には、ストイックにしてる方が効果は高まりやすいです。
    しかし、前述したように「継続する」という観点からすると、なかなか厳しく、挫折やリバウンドをしやすいのが現状です。
    そして、人はみんながみんな強い気持ちでダイエットにチャレンジできるわけではありません。
    なので、今回の具体的な方法を参考にして、ストレスの少ない方法で行っていくのが、確実に成功する秘訣となります。
    少しずつ試行錯誤し、食べながらでも、運動はほどほどでも、体型を維持または減量していける体を手に入れましょう。

    みなさんの目標達成やダイエットを応援しています。


    以上、みのっちくらぶでした。

  • 【初心者向け】ダイエットを始める!その前に知っておくべき4つのこと【確実に効果を出すための知識】

    【初心者向け】ダイエットを始める!その前に知っておくべき4つのこと【確実に効果を出すための知識】


    こんにちは、みのっちくらぶです。今回は、「ダイエットを始める前に、知っておくべき4つのこと」をお伝えします。せっかくダイエットするなら、失敗したくないですよね?当然みんなそう思ってるはずです。でも、なかなか上手くいかない人も多いのが現状です。では、なぜ失敗してしまうのか?それは、「現状把握不足」と「痩せる知識不足」が原因です。

    いきなり、「よし、筋トレしよう!これで痩せるはず!」「朝ご飯を抜こう!」などのような方法だけを何となく実践していませんか?これでは、痩せる人もいますが、痩せない人はいつまでたっても痩せません。なぜなら、人の体はそれぞれだからです。今回は、その中でも「現状把握」ということをテーマにお話しをしていきます。

    本記事のテーマ

    1.ダイエット開始前の現状把握とは?
    2.具体的にどうすればいいのか?


    こんな内容でお伝えしていきます。

    それでは早速いきましょう。


    ダイエット開始前の現状把握とは?【その重要性について】


    みなさんは、いきなりダイエットを始めようとしていませんか?
    だいたいの人が「体重増えてきたから痩せな...」で始めていると思います。
    これだと、今の自分のポジション(本当に過体重なのか?)もわからないし、自分のことがわからなければ、目標との差の埋め方もあやふやになるのです。

    会社で売上をあげるために、今の売り上げと目標との差を見比べて、そこから何をすればいいのか考えて行動しますよね?
    ダイエットもそういう事なんです。

    例えば、今の体重が60kgで3ヶ月後にはー5kgにしたい。とします。
    Aさんは、仕事をしていて、運動習慣はなく、食事は気にしてない
    Bさんは、専業主婦、運動習慣もない、食事は少し気にしてる

    これだけのおおざっぱな情報でも、方法や頑張らないといけない努力量は変わってきます。

    Aさんは、食事改善をメインにした方がいい。
    Bさんは、仕事も運動もしてないので、筋トレで代謝を上げた方がいい。

    と、ざっくりこんな感じになります。



    なんとなくでも成功すればラッキーです。でも成功率を上げるには、やはり勉強するのが大事です。
    情報は大いに役立ちますからね。

    現状を把握するための、具体的な内容とは?



    では、現状を把握するためには、いったい何を把握すればいいのか?
    把握するために必要な材料は以下の通りです。

    • 基礎代謝を理解しよう
    • 1日の摂取カロリーを理解しよう
    • BMIを理解しよう
    • 1日の消費カロリーを理解しよう



    これらについて、説明していきます。

    基礎代謝の理解

    基礎代謝量とは、人が生きる上で最低限必要なエネルギー量です。
    つまり、寝たきりでも消費しているエネルギー量のことです。
    この基礎代謝量は加齢とともに減少していきます。
    そして、運動不足や活動量が下がることでも、基礎代謝量が減少していきます。

    基礎代謝が下がると消費エネルギー量も下がり、痩せにくい体になってしまいます。
    そのため、まずダイエットを始める前に基礎代謝量を知り、1日の消費カロリーを予測することが大事な要素となります。


    年代別基礎代謝量の表は、こちらをご覧ください。
    https://www.med.or.jp/forest/health/eat/01.html


    直接計算をしたい方は、以下をご参考ください。
    計算式は、ハリス・ベネディクト方程式(改良版)です。

    • 男性: 13.397×体重kg+4.799×身長cm−5.677×年齢+88.362
    • 女性: 9.247×体重kg+3.098×身長cm−4.33×年齢+447.593



    ややこしいですね。笑


    そう思った方のために、以下のサイトで自動計算式で行えます。
    https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736


    是非、一度ご自身の基礎代謝量をご確認ください。

    1日の消費カロリーを理解しよう

    1日の消費しているカロリーを知るためには、分類として①基礎代謝量②仕事③運動④その他日常生活、があります。
    これらを足し算することで1日の消費カロリーを把握することができます。

    ①基礎代謝量

    これは、上記の式または自動計算サイトで確認してみてください。

    ②仕事

    仕事での1日の消費カロリーに関しては、おおかた以下の数値を参考にしてみましょう。

    • デスクワーク・事務仕事:100~150kcal/日
    • 運転職(営業マン、タクシー・バス・トラックのドライバー)
    • 屋内をウロウロする仕事:200kcal/日
    • 力仕事・現場仕事:250~300kcal/日


    ③運動

    運動による消費カロリーは、「METs(メッツ)」の式で計算することができます。

    メッツ式→メッツ × 体重(kg) × 時間(分 × 1.05 = 消費カロリー(kcal)

    例えば、体重60kgの人がウォーキングを30分行った場合の消費カロリーは?
    ウォーキングは3メッツです。(参考サイトはこちら

    例の人の場合、3メッツ×60kg×0.5時間=94.5kcal

    となります。もちろん、年齢・性別・筋肉量など様々な要因により消費カロリーは異なるため、あくまで参考までにしておいて下さい。

    しかし、どんな運動から始めたらいいのかわからない方は、「初心者が最初にやるべき5種目」の記事を参考にしてみてください。ここには、運動頻度や負荷の上げ方なども解説していますので、初心者や運動が苦手な方にとっては、導入しやすい内容になっています。

    ④その他の日常生活

    その他の日常生活の消費カロリーとしては、家事・食事・運転・睡眠・その他の娯楽や家の中をウロウロする、などが挙げられます。
    家事や娯楽の程度にもよりますが、全て合わせてもおおよそ100~150kcal/日。


    これらの上記①~④を足し算して1日のおおかたの消費カロリーを把握してみましょう。


    1日の摂取カロリーの理解

    1日の摂取カロリーを把握するためには、その日に何を食べたかを知る必要があります。
    これは、ご飯だけでなく、お菓子・ジュース・お酒なども含みます。
    本来ならば、炭水化物○○kcal・たんぱく質○○kcal・脂質○○kcal、と小分けしたいとこですが初心者にはハードルが高いので、まずは1日の総摂取カロリーだけでも把握しておきましょう。

    方法としては、食品に記載されてる「栄養成分表示」の「エネルギー」の数値(kcal)を足し算していくだけです。
    しかし、生ものを買った場合は記載がありませんので、その場合はネットで調べましょう。
    最近のネットは何でも情報が出てきます。

    そして、家族などでわけて食べる場合は、自分の食べる量は何分の何か?を判断して計算するといいでしょう。
    例えば、300gのステーキ肉を買って、家族3人でわけて、自分は3分の1を食べた。→この人はステーキ肉100gのカロリーを調べたらいいということ。



    参考までに、以下に種類別のカロリーを記載しておきますね。

    • 牛ステーキ肉100g:275kcal
    • 鶏もも肉100g:200kcal
    • 豚ばら肉100g:386kcal

    (参考サイト「カロリーSlim」


    また、夜になると朝や昼に食べた物やカロリーを忘れがちになるので、手帳やスマホなどに記録しておくと便利です。
    少し手間にはなりますが、家計簿をつける感覚で試してみてください。
    この1日の総摂取カロリーを知ることは、大きな情報となります。
    それだけでなく、自分が何を食べたか?という振り返りにもなるため、損はないですよ。

    BMIの理解

    BMIとは、「Body Mass Index」の英語頭文字をとったもので、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。
    つまり、今の自分の体重が肥満気味なのか?標準なのか?がわかるということです。
    ただし、これはあくまで「健康」ということにフォーカスした数値なので、標準体重=スリムというわけにはなりません。

    計算方法

    BMI = 体重kg ÷ (身長m)2 で計算することができます。

    例)身長170cm、体重70kgの人の場合
    →70kg÷(1.7m)2 =24

    この人のBMIは24となります。

    判定基準

    BMIの判定基準は以下のとおりです。



    日本とWHOとでは、肥満度の数値に少し差がありますね。
    理由は、日本と世界では内臓脂肪のたまりやすさや、病気になる肥満の度合いが違うからです。
    つまり、日本人が外国と同じ基準にすると病気になるリスクが高くなるから、日本人に合った基準値に設定しているわけなんです。

    標準体重

    上記の計算で、BMIが22の体重の時が標準体重(普通体重)ということになります。
    これは、22の時の体重が統計的に一番病気になる可能性が低いという結果が出ているからです。
    つまり、BMIが22の時が一番健康的であるということです。

    では、この標準体重はどうやったらわかる?計算式は以下のとおりです。

    適正体重 = (身長m)2 ×22

    例)身長170cmの人の場合
    →1.7×1.7×22=63.5kg

    この人は体重が約63kgが標準体重で、この体重の時がBMI22となります。

    【補足】標準体重=スリム体型ではないので間違わないで下さい。ダイエットしてスリム体型を求めるなら、BMIが20くらいがいいでしょう。

    【注意】BMIの下限値が設定されてるということは、それ以下も病気になるリスクが高いということになります。なのでダイエットで減量しすぎも注意してください。



    さいごに

    何を始めるにしても、現状を把握することは非常に重要です。
    今どうして体重が増えてるのか?なぜ痩せないのか?などを理解できなければ、ダイエット成功率は下がります。
    逆にいうと、本記事で記載した1日の消費カロリーや1日の摂取カロリーが分かるだけでも、大きな収穫となります。
    まずは、今の自分の現状と向き合い、そこからダイエットを始めて試行錯誤していき、目標を達成していきましょう。

    みなさんがダイエットに成功し、目標を達成できるようお祈りしています。


    以上、みのっちくらぶでした。