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  • 筋トレは「慣れさせない」ことが大事!

    筋トレは「慣れさせない」ことが大事!

    こんにちはー!みのっちです。
    みなさん、筋トレ頑張ってますかー?
    ということで、そんな”頑張り屋さんのみなさん”のために、今日は筋トレで効果を上げるためのプチポイントをお伝えしますね。

    本日の音声配信のテーマ
    「#504 筋トレは慣れないことが大事ですよ」
    で詳しく解説しています


    筋トレは慣れが大事

    はい、いきなりい矛盾したこと言ってますね(笑)。「え、みのっち先生、文字打ち間違えてない?」って思った方も多いでしょう。
    でもね、ちゃーんと合ってますよww。

    筋トレで効果を出すには、どれだけ継続できるかが重要!
    筋トレが苦手な方や初心者さんは、まず運動する習慣をつけることが大事。つまり、その習慣に”慣れる”ことが必要なんです。

    「慣れさせない」って、どういう事?

    そう、どういう事でしょうか?笑
    ここからがやっと本題です!
    結論から言うと、”種目に慣れてはいけない“ということです。

    筋トレを継続してると、誰でもその種目がだんだん楽にこなせるようになってきます。これが”慣れ”ということです。
    でもこれは、筋力がアップしているということなので良いことなんですよ?ここから先が重要なんです!

    その慣れた種目や負荷でずっと筋トレをしてても、それ以上の効果は期待がかなり薄くなります。
    まさに、回数をこなすだけの自己満筋トレになります。
    これ、結構よくありがちな効果出ないパターンなので、しっかり改善していきましょう!

    気になるー!頑張りたいー!!とうい方は、ぜひ”みのっち先生の宅トレラジオ(音声配信)“をご視聴ください。
    隙間時間にサクッと聴けるよう約10分程度の放送で、他にもいろいろな情報をお伝えしています。
    よければフォローもしていただけると、めっっっっちゃ喜びます!!笑

    ↓ 直リンクへ飛びます



    以上、みのっちでした。

  • 【対策してますか?】熱中症の予防には事前準備が大事!予防のための具体的対策と水分補給の目安を解説

    【対策してますか?】熱中症の予防には事前準備が大事!予防のための具体的対策と水分補給の目安を解説

    だんだんと暑くなってきた今日この頃。屋外のみならず、屋内でも少し暑さを感じるようになってきました。毎年、熱中症で搬送される方も多く、時期としては6月~8月の期間に多くなる

    しかし、熱中症は事前にしっかり対策をしておけば、予防することができるのです。
    一番大切なことは、「水分補給」です。これにより、高くなった体温を下げることができます。

    でも、「水分補給はどれくらいしたらいいの?」「他にはどんな対策をしたらいいの?」と疑問に思っている方も多いことでしょう。それに今年は、新型コロナ対策としてマスク着用が義務付けられています。感染対策のためにマスクを着用することでも、熱中症のリスクが高くなります。

    じゃあ、どうすればいいんだ?


    こういった疑問を解決すべく、今回は熱中症を予防するための具体的な対策と水分補給の目安ついて解説していきます。


    本記事でわかること

    1.熱中症をどうやって予防すればいいのか?
    2.水分補給の目安
    3.マスク着用時の注意点と対策

    熱中症を予防するためには、なぜ熱中症になるか?という知識も必要です。
    私が書いた「熱中症のメカニズム」の記事もあわせてお読みください。熱中症の症状やメカニズム、現場での対応や、さらにどういった人がなりやすいのか?などを簡単に解説しています。

    これを機に、是非熱中症に対する意識を深めていきましょう。

    熱中症予防のための具体的な対策方法

    熱中症は、事前に対策をしておけば、ある程度は予防することができるのです。
    この事前準備を怠ることが、熱中症のリスクを高めてしまいます。
    では、いったいどういった対策をして予防すればいいのか?
    具体的な対策方法は以下のとおり。

    1. 常に飲み物を持ち歩く
    2. こまめに休憩をする
    3. 日陰を歩くようにする
    4. 帽子や日傘を使う
    5. 冷却グッズを使う
    6. 衣服は風通しのよい生地にする
    7. こまめに水分補給をする



    熱中症を予防する上で大切なことは、体が高温にならないこと。つまり、体温を下げること
    この目的を果たすために、水分の補給を行ったり、熱を逃がせるよう涼しい衣服を選んだり、直射日光を避けるために帽子や日傘を使うのです。
    水分の補給の目安については、以下に後述いたします。

    体温をうまく調節できるレベルにコントロールできれば、熱中症もある程度は予防できるでしょう。最近では、外出時や運動時にも便利なグッズがたくさん出てきてます。そういった商品もうまく活用できれば、ある程度は熱中症も予防できることでしょう。

    【室内でも要注意】
    室内で直射日光がないからといって、油断してはいけません。実際に夏場では室内でも30°を超えてしまう場合も多く、室内で熱中症になって救急搬送される症例も多い。室内も温度を下げ、しっかり涼しくした環境で過ごしましょう。


    水分補給を意識しよう

    一般的に、人の1日の水分出納は約2.5Lといわれています。
    特に夏場に関しては汗をよくかくため、意識して水分補給を行わないといけない

    汗には、水分だけでなく塩分(ナトリウム)も含まれています。汗をかくと、塩辛く感じたことはありませんか?

    この塩分(ナトリウム)が不足している状態で水分だけ摂取すると、水分と塩分のバランスが崩れ体内のナトリウム濃度が下がってしまう

    こうなると体の反応としては、塩分(ナトリウム)濃度をこれ以上下げないように飲む気持ちを無くしたり、水分を排出してバランスを保とうとする。

    そのため、水分補給をしてるつもりが逆に脱水になったり体が動かなくなったりして、熱中症の原因になってしまうのです。

    水分と同時に糖と塩分も摂取しよう

    熱中症予防の水分補給は、汗により失った水分と塩分(ナトリウム)を摂取するのと同時に、糖分も摂取するのがいい

    体内の塩分(ナトリウム)濃度が下がると、手足のけいれんを起こしたりして、体が動かなくなってきます。不足すると速やかに摂取しないといけないが、水分と塩分を摂取してるだけだと、体内に吸収されるのに少し時間がかかる。そこで、さらに吸収速度を速くできるのが糖分になります。

    腸管内では、糖分と塩分(ナトリウム)が同時にあると、腸管内の水分吸収を促進してくれるのです。つまり、糖分と塩分(ナトリウム)をセットで摂取することが、効率の良い水分補給となる。
    だから、アクエリアスやポカリスエットなどのドリンクは少し甘さを感じるのです。

    水分補給のポイント

    水分補給のポイントとして、以下のことが推奨されています。

    1. 汗で失った量と同等の水分補給をする
    2. 体重の2%以上の水分を失わないように注意する
    3. 水分はこまめに摂取する
    4. スポーツの前後と途中に水分補給を行う
    5. 電解質も補給する

    水分補給のタイミング

    日常生活と運動時の水分補給のタイミングは以下のとおり。

    日常生活でのタイミング

    1.ノドが渇いたと感じる前に
    2.起床時
    3.入浴後
    4.飲酒時

    一般的に、ノドが渇いたと感じた時には脱水が始まってるといわれています
    ノドが渇いていなくても、ひと口やコップ1杯でもいいので、こまめに水分補給をしておきましょう。

    運動時でのタイミング

    1.運動前・中の15~30分に1回
      →日本スポーツ協会推奨
    2.大量に汗かいたり長時間の運動時には、同時に電解質も摂取

    電解質に関しては、0.2%の塩分と4~8%の糖分を含んだ飲料が推奨されてます。
    しかし、少しややこしいので市販のスポーツドリンクで十分だと思います。
    もし自力で作る場合は、1ℓの水にティースプーンの半分(約2g)と角砂糖を好みに合わせて入れて作るとよい。

    夏場は、毎日注意する必要があるため、ドリンクを切らさないようにまとめて購入しておくことをおすすめします。最近では、薬局やスーパーなどでも簡易に水分補給+ナトリウム補給ができる「傾向補給液」が購入できるようになってます。

    基本的には、これ1本で全て摂取できる飲料となっています。しかし、あくまで緊急用なので普段のみはお控えください。

    そして上記のドリンクは、熱中症の疑いがある場合に摂取するため、大事なのは熱中症にならないよう事前に予防しておくことです。そういう時に便利なのがタブレットタイプの商品です。

    毎日ポケットにしのばせておくと安心なタブレットタイプ。外出前・運動前・仕事前などにひと粒摂取しておくと少し安心できますよ。


    暑熱順化をしていこう

    夏の時期は暑いのには変わりないが、6月の初期の頃より8月の方が少し体が慣れてきたりしませんか?この暑さに体が対応していくことを暑熱馴化(しょねつじゅんか)といいます。

    普段、室内の涼しいとこで過ごすことが多かったり、外で運動をする習慣がない人は、暑熱馴化をしにくい状況にあります。この暑さに慣れていない状態のまま長時間暑い場所にいると、熱中症のリスクが高くなります

    暑さに体を慣らすことができれば、体内の熱をしっかり外に出すことができます。これにより、体温が高温になるのを防ぐことができ、熱中症のリスクを下げることができるのです。

    暑熱馴化にかかる期間

    では、暑熱馴化をするためには、いったいどれくらいの期間が必要なのか?個人差はあるが、平均して約2週間(14日)程度といわれています。

    数日後から体が熱を逃がす準備を始め、1~2週間の間に体温をうまく調整できるようになります。詳しい表は「くすりと健康の情報局」をご参照ください。

    暑熱馴化をすることができ、汗をしっかりかいて体温コントロールができるようになると、暑くても運動能力が上がるのです。しかし、暑熱馴化ができず、暑さに体力を奪われると、体が思うように動かず運動能力が下がります。

    なので、運動時も外出時でも暑さに負けず体を動かせるようにするためには、暑熱馴化をしていくことが大事になります。

    暑熱馴化の方法

    暑さに体を慣らすには、外に出て運動することがおすすめです。室内で冷房のついてる環境にいては、いつまで経っても暑熱馴化できません。少しでも外に出て軽い運動だけでもすることが効果的です。

    そこで、一番手軽で簡単に行えるのがウォーキングになります。10~15分程度でも構いませんので、汗をかいて体温コントロールができる能力を身につけましょう。

    それ以外の方法でも、入浴や半身浴などがあげられます。同じく、暑さに慣れるという意味では、自宅でも暑熱馴化をすることができます。ぬるま湯だと効果が薄いため、いつもより少しだけ温度を上げて入浴をしてみましょう。外で運動をするのが苦手な人は、この入浴で暑熱馴化をして熱中症を予防していきましょう。



    職場での熱中症対策

    仕事中だと、ついつい水分補給を忘れてしまったり、なかなか思うようなタイミングで休憩ができなかったりあると思います。特に忙しかったり、外の現場作業での時は、熱中症のリスクも高くなります。

    そのため、あらかじめ工夫と準備をして仕事を始め、体調に違和感を感じたらすぐに報告するようにしておきましょう。

    そして、室温の調整・涼しい服装・休憩のタイミング・職員の健康状態の把握をしておくことが、熱中症対策として大切です。とはいえ、やむを得ないときもあると思いますので、そんな時にポケットに塩分タブレットなどを2~3個入れておくのもポイントです。そういう便利なものも上手く活用して、熱中症を予防していきましょう。


    マスク着用による熱中症

    コロナ対策により、普段からマスク着用をする習慣になっているが、それが熱中症のリスクになることも頭に入れておきましょう。詳しい因果関係はハッキリしていませんが、マスクによる熱中症対策もしっかりしておきましょう。

    マスク着用のリスク

    ひとつは、呼吸をしにくいから。人は、汗などで体温を下げたりしているが、呼吸をすることによっても体温を調節しています

    そのため、マスクを着用していると呼吸がしづらく、熱がこもりやすくなります。これにより、体温がどんどん上がってしまうのです。

    もうひとつは、マスクにより口内の湿度が保たれ、ノドの渇きに気付くのが遅れるから。ノドが渇いてないと水分補給をしなくてもいい感覚になってしまいますが、夏場はたくさん汗をかいています。そのため、マスクによりノドはそこまで乾燥していないかもですが、体内全体的にみると脱水になりつつあります。

    なので、マスク着用時はノドの渇きではなく、汗をかいたらこまめに水分補給をすることを心掛けましょう。

    コロナ対策とマスク着用

    熱がこもりやすい!呼吸がしにくい!といっても、コロナの感染リスクもあるため、マスクをずっと外してるわけにもいきません。

    そのため、他人との距離をあけれるとこ、もしくは人のいないところでは少しマスクを外して呼吸を整えましょう。このちょっとした対策で、少しは気も楽になるし、熱中症の予防もすることができるかもしれません。

    厚労省がこんなリーフレットも出しています。
    熱中症予防のために

    また、最近ではいろいろなマスクも開発されています。長時間の運動や外出時は、通気性のいいマスクを身につけるのも一つの方法です。



    さいごに

    いかがでしたか?すべての対策をしないといけないわけではなく、自分の生活や環境に合わせた対策方法を選んでいただけたらいいかと思います。

    これを機に、さらに熱中症の知識を身につけるため、私が書いた「熱中症のメカニズム」もあわせて読んでみて下さい。この記事には、症状や現場での対応など様々なことが学べて、一般の方向けに簡単に解説しています。熱中症は、知識と事前の準備と対策である程度予防することができます。

    自分の体を守るため、さらには身近な人の体を守るために、しっかり備えておきましょう。

    以上。

  • 【今さら聞けない】熱中症の基礎知識を簡単に学ぼう!熱中症の症状やメカニズムを初心者向けに解説

    【今さら聞けない】熱中症の基礎知識を簡単に学ぼう!熱中症の症状やメカニズムを初心者向けに解説

    毎年やってくる熱中症のシーズン。近年では、急激に暑さが増してきたりして、体温調整が追いつかないことも多い。スポーツではもちろんのこと、仕事、外出、さらに室内でも、何をしてる時でも熱中症になるリスクがあります。

    そして、年齢別でみても老若男女を問わず熱中症で救急搬送されてるのが現状。「自分は大丈夫」という油断が、思わぬ事態をまねくことに繋がります。つまり、熱中症に関する知識と対策はどの年代の人も必要なのです。

    そこで今回は、熱中症のメカニズムや症状など熱中症に対する基礎知識を全て解説していきます。
    しっかり熱中症に対する知識を身に付けていきましょう。

    熱中症の具体的な予防策については、別の記事の「予防のための具体的対策と水分補給の目安」で詳しく解説していますので、こちらもあわせてお読みください。

    本記事でわかること

    1.なぜ熱中症になるのか?
    2.熱中症の症状とメカニズム
    3.熱中症はどんな人がなりやすいのか?

    それでは、早速解説していきます。

    熱中症とは?

    人はもともと、環境に対して体の体温を調節できるような機能を備えています。
    体温が上がりすぎれば、自律神経の働きにより血管が拡張し、皮膚に多くの血液が流れ込んで皮膚が赤くなります。
    これにより、熱を体の外に逃がして体温を下げるのです。
    しかし、様々な要因によりこの体温調節が乱れると、体に異変が起きます
    これを総称して「熱中症」と呼びます。
    その要因とは、以下のとおり。

    発汗

    気温が高くなって暑くなると、汗をかいたりもしますよね?
    これも、体温調節には大事なことです。
    汗をかくことによって、汗が皮膚の表面から蒸発する時に熱も一緒に運んでくれます。
    これにより、体の体温を下げて調整しているのです。
    つまり、汗をかきにくくなると体温が下がりにくくなり、体内に熱がこもりやすくなるのです。

    高温・高湿度

    高温や高湿度の環境にいたり、そこで運動などをして急激に体温が上がると体温調節がうまくできないことがあります。
    高温の場合は、外気温が高いため物理的に体温が高くなりやすくなります
    高湿度の場合は、ジメジメした環境により思うように汗を出すことができなくなり、熱を外に逃がしにくくなります
    そのため、高湿度環境ではそこまで気温が高くなくても、体温を下げることができず体に熱がこもってしまうこともあります。

    脱水

    基本的に、汗をかいたりすると体内の水分がどんどん減っていくため、夏場は脱水になりやすい
    人間の体はの約60%は水分で出来ていると言われています。
    そのため、汗をかき、体水分が減っているのに補給が遅れることで、体内での体温調節機能がうまく働かなくなります
    この結果、体温を下げることができず体調不良を起こしてしまいます。


    このように、高温・高湿度・脱水などの要因により、体の体温調節機能が低下することにより熱中症は起こります。特に高齢者などは熱中症になりやすい傾向にあるが、若い人や健康な人でも熱中症のリスクはあるので、油断しないように気を付けましょう。



    熱中症のメカニズム

    熱中症といっても、軽度~重症までいくつかの症状に分類されます。
    それは以下のとおり。

    • 熱失神
    • 熱疲労
    • 熱けいれん
    • 熱射病

    この分類にも、それぞれメカニズムと症状が異なります。
    ひとつずつ解説していきます。

    熱失神(Ⅰ度)

    人の体は、常に熱を放出して体温を一定(36~37°)に保っています。
    日常動作や運動をすると体温が上昇し、体を動かさなくても高温環境では体温が上昇しやすくなる。
    体温が上がると、熱を逃がすため体の表面への血流が増えるので、全身の血流量も増えます。
    これにより、一時的に血液が足りなくなって、低血圧や脳の酸欠状態を起こす
    これを熱失神という。

    症 状

    1.めまい
    2.立ちくらみ
    3.失神

    熱疲労(Ⅱ度)

    体温が上昇したら、汗をかいて熱を放出して体温を下げようとします。
    そうすると、発汗により体内の水分が減っていき、水分補給をしないと脱水状態になる。
    この脱水状態が長時間続くことにより、倦怠感・頭痛・吐き気などが起きる。
    これを熱疲労という。

    症 状

    1.全身倦怠感
    2.頭痛
    3.吐き気・嘔吐

    熱けいれん(Ⅱ度)

    汗をかいて蒸発すると、体温を下げることができます。
    その汗の中には電解質が含まれており、汗をかくと水分だけでなく電解質も失います。
    最も失いやすい電解質はナトリウム(Na)で、つまり塩分のことです。
    そのため、汗をかいて水分だけを摂取していると、体内の塩分不足になります
    塩分は、筋肉を動かすために必要なため、塩分不足になると筋肉がけいれんを起こします。
    これを熱けいれんという。

    症 状

    1.筋肉がつる
    2.手足の運動障害
    3.動くと体がガクガクする

    熱射病(Ⅲ度)

    体温調節機能が追いつかなくなると、体がさらに高温になってきます。
    それにより、脳に影響が出てきたり、意識がもうろうとして倒れてしまうこともあります
    これを熱射病という。
    この状態になると、体が非常に危険な状態になります。

    症 状

    1.意識障害
    2.体温が高温


    【現場での対応】
    現場で熱中症の人に直面した場合は、どの分類か?なんて正直関係ありません。速やかに涼しいとこに移動して横に寝かせ、水分補給させ、救急車を呼びましょう。水分補給が困難な場合は無理に行わないようにしましょう。焦らず落ち着いて対応することが大切です。

    【救急車を呼ぶかの判断】
    見守り:めまい、立ちくらみ、大量の汗、こむら返りなどの症状で「意識障害がない」
    救急搬送:頭痛・嘔吐・倦怠感などの症状がある、または「意識障害がある」
    ※見守り判断でも、症状に改善が見られない場合や水分補給が自らできない場合などは、医療機関へ搬送しましょう。



    熱中症になりやすい時期

    熱中症は6月~9月の時期まで要注意
    熱中症患者の数としては、やはり夏本場の8月が一番多い傾向にある。
    令和2年の消防庁の「熱中症による救急搬送状況」の資料も添付しておきます。

    しかし、6月や7月も注意が必要である。
    特に6月の夏前は一番油断しやすい時期であり、気温は高温にも関わらずまだ夏ではないので、気持ちの油断から水分補給が遅れがちになる
    そして、6~7月はまだ夏の暑さに慣れていないのと、梅雨の湿度によって体温調節がうまく働かず、体温が下がらなくて熱中症になってしまうことも多い。

    なので、8月の一番暑い時期はもちろんのこと、夏前の時期にも油断しないよう十分気を付け、早めの準備と対策をしていきましょう。



    外出や運動時には注意しよう

    外出時や運動時に、熱中症対策として気を付けておきたいのが、気温・湿度・輻射(放射)熱です。
    この熱中症の原因となる要素を考慮して表した暑さ指数を「WBGT:湿球黒球温度」といいます。
    詳しい計算方法や測定方法などは、厚労省の「WBGTの活用について」を参照ください。

    そして、このWBGTと気温を基準として、日常生活時と運動時の熱中症警戒レベルを表わした指針があります。


    日常生活での指針

    気 温WBGT熱中症リスク
    35°以上31°以上全ての活動で高リスク
    31°~35°28°~31°全ての活動で高リスク
    28°~31°25°~28°中等度の活動で危険
    28°未満25°未満高強度の活動で危険

    運動時での指針

    気 温WBGT活動指針
    35°以上31°以上運動は原則中止
    31°~35°28°~31°激しい運動は中止
    28°~31°25°~28°30分おきに休息
    24°~28°21°~25°注意しながら運動
    24°未満21°未満運動しても安全

    [ 参考:WBGT(暑さ指数)および気温に注意(大塚製薬HP) ]


    このように、日常生活と運動では警戒レベルが少し異なるが、いずれにしても高温環境のときは厳重注意が必要である。
    そして、なるべく涼しい環境、こまめな水分補給、適度な休息をとることを心掛けることが、熱中症対策として重要になってきます。



    熱中症に特に注意したい人

    高齢者は特に注意

    熱中症に特に注意したい人は「高齢者」です。
    その理由として、高齢者は体内に水分を蓄える機能の低下や、ノドの渇きを感じる機能などが低下しているから。
    そのため、水分補給が遅れて、気付いた頃には脱水になっていることが多い
    また、水分を摂りすぎるとトイレが近くなるのが嫌で水分補給をしなかったり、自宅で冷房入れると体が冷えて関節が痛くなるから、という理由でつけなかったりする人も多い。
    こうなると、やはり体内の熱をうまく逃がせずに、屋内でも屋外でも熱中症のリスクが高くなる。

    こんな人も注意

    • 幼児:背が低く輻射熱を受けやすい
    • 肥満:熱がこもりやすい
    • 痩せ:水分の貯蔵庫である筋肉量が少ない
    • ダイエット中:栄養不足になりがち

    その他にも、仕事でも日常でも室内で過ごすことがほとんどで、外の暑さに慣れてない人も注意が必要です。
    また、日頃の疲れがたまっていたり寝不足になっていると、体温調節が乱れやすく要注意です。
    なので、暑さ対策以外にも、普段からの体調管理には気を付けて熱中症を予防しましょう。

    上記の項目に該当しなくても、誰でも熱中症には注意しなくてはいけません。自分は大丈夫という油断が、思わぬ事態をまねきます。自己管理をしっかりして暑い時期を過ごしましょう。



    さいごに

    熱中症は予防できます。そのためには、熱中症に対する知識と準備が必要です。では、具体的な対策については、こちらの記事「予防のための具体的対策と水分補給の目安」で詳しく解説しています。

    この記事を読むと、具体的な行動と職場での対策やマスク着用に関する対策などが学べます。一般の方向けに簡単に解説していますので、是非読んでいただき、しっかり予防のための対策をしていきましょう。

    以上。

  • 【効果は変わる?】マシントレーニングとフリーウエイトではなにが違うのか?その効果とメリット・デメリットを解説

    【効果は変わる?】マシントレーニングとフリーウエイトではなにが違うのか?その効果とメリット・デメリットを解説

    筋トレに慣れてきたら、「マシントレーニング」か「フリーウエイト」かどっちがいいか迷ったりする事がでてきます。もしくは、筋トレ初心者であれば「フリーウエイト」という言葉も初耳かもしれません。

    しかし、筋トレを継続していく上で、この2つの違いはとても重要なポイントとなります。今回は、この「マシントレーニング」と「フリーウエイト」は一体何が違うのか?ということをテーマに解説していきます。

    本記事でわかること

    1.マシントレーニングとフリーウエイトの違い
    2.マシントレーニングとフリーウエイトのメリット・デメリット

    それでは、早速解説していきます。

    マシントレーニングとは

    マシントレーニングとは、その名前の通り専用の器械(マシン)を使用してトレーニングのこと。例えば、こんな器械がマシントレーニングに該当する。

    • イスに座って膝を伸ばす「レッグエクステンション」
    • イスに座って膝を曲げる「レッグカール」
    • 上からバーを引き下げる「ラットプルダウン」

    その他にも色々あり、エアロバイクなどもその一種かもしれませんね。主にフィットネスジムの設置されていることが多いが、最近では簡易化された筋トレマシンを購入して自宅に設置している人も多い。

    マシントレーニングの目的

    ターゲットとする部位をピンポイントで筋力強化・筋肥大

    メリット

    マシントレーニングのメリットは以下のとおり。

    1. 安全に実施できる
    2. 初心者でも簡単にできる
    3. ピンポイントの筋肉を鍛えられる

    専用のマシンは、あらかじめ器械が動く方向を誘導してくれるので、簡単に実施することができる
    そして何より、バランスを崩したり、ダンベルを落としたりすることがないため、安全に筋トレを行うことができるのが最大のメリット

    また、ほとんどのマシンは鍛えたい筋肉をピンポイントで効かせることができます。ピンポイントで効かすことにより、筋肥大の効果を高くすることができます。

    デメリット

    マシントレーニングのデメリットは以下のとおり。

    1. 誰でも体に合うわけではない
    2. 人の関節の動きと微妙にズレる
    3. 全身を鍛えるには、たくさんの種類が必要

    人の体の大きさは十人十色です。身長・筋肉の長さ・関節の構造など全員違います。しかし、マシンを使うとなるとアタッチメントの調整は可能だが、自分の体になかなか合わせれないこともある

    そして、本来であれば人の動きというのは3Dで動いているのだが、マシンで鍛える際は2Dでの動きを強いられることになる。

    また、一つのマシンで鍛えれる筋肉は、基本的には1部位です。そのため、全身を鍛えようと思ったら、たくさんの種類のマシンを使わなければいけない。この点も、少し大変になってくるのところである。



    フリーウエイトとは

    フリーウエイトとは、マシンを使うのでなく、いわゆるダンベルやバーベルを使って行うトレーニング種目のことである。自宅でのトレーニングも、一応こちらに該当します。例えば、こんな種目がフリーウエイトに該当する。

    1. ベンチプレス
    2. ダンベルカール
    3. バーベルスクワット

    このあたりが代表的なフリーウエイトトレーニングとなります。ダンベルであれば、自宅で保有してる人も多く、手軽に筋トレすることができます。

    そして、マシンだとひとつの器械で一人しか実施できず、幅もかなりとってしまう。その点ダンベルだと数を豊富に用意しておけば、一度に複数人同時に筋トレができ、ダンベル自体は小さいので幅をとることもありません。

    フリーウエイトの目的

    複数の関節・筋肉を同時に働かせる連動性・協調性の向上

    そして、もちろんフリーウエイトトレーニングにもメリット・デメリットがあります。

    メリット

    フリーウエイトのメリットは以下のとおり。

    1. 動きの自由度が高く、多彩な動きができる
    2. メニューのバリエーションが豊富
    3. 複数の筋肉を一度に鍛えることができる
    4. ボディコントロールも鍛えられる

    やはり、動きの自由度が高いのがフリーウエイトでの最大のメリット。マシンだと一定方向にしか動かすことができないが、フリーウエイトだと人の動きに限りなく類似させて行うことができる。

    そして、体を自由に動かせるため、色んな角度からの筋力強化が可能となります。また、複数の関節を同時に動かすので、複数の筋肉を同時に鍛えることができるのもフリーウエイトの特徴であるといえます。

    デメリット

    フリーウエイトのデメリットは以下のとおり。

    1. 正しい知識が必要
    2. フォームが崩れやすい
    3. 転倒や道具を落下させる危険性がある
    4. 複数の筋肉を使うため、効果が分散される

    フリーウエイトは自由度が高いことが最大のメリットとなるが、ここが最大のデメリットにもなる。
    なぜなら、体をコントロールしてフォームを維持するのが難しいからです。

    フォームが崩れると、効かせたいとこに効かない上に、痛みも出やすくなります。そして、自分で動作の方向を決めて動くため、ターゲットとする筋肉がしっかり働くような動きにしないといけない。そのため、トレーニングフォームや体の解剖学などの正しい知識が必要となる。

    マシンと比べると、複数の筋肉を使ってるため、その動作で働いてる筋肉に全てに筋トレ効果は分散される。また、マシンと違い支えるものがないので、慣れてない人は補助の人をつけておく事をおすすめします。



    どう使い分けたらいいのか?

    この2つのトレーニング方法を、どうやって使い分けたらいいのか?以下に、それぞれのおすすめの人を解説しています。

    マシントレーニングがおすすめな人

    初心者は間違いなくマシントレーニングからする方がいいでしょう。フリーウエイトだとフォームが崩れてケガをする人が多いです。

    なので、フリーウエイトは筋トレに慣れてきた中級者や上級者向けといえるでしょう。特にスクワットなんかは、初心者が適当にすると腰を痛めることは多い。バーベルもダンベル持たずに自体重のみでするなら、初心者でも可能です。

    そして、ピンポイントで筋肉を鍛えたい人もマシントトレーニングがおすすめ。たとえば、太ももの前(大腿四頭筋)のみを鍛えたいなら、スクワットするよりレッグエクステンションマシンを利用する方が、はるかに効果的です。



    フリーウエイトがおすすめな人

    ボディメイクや下半身を全体的にシュッとさせたい場合はフリーウエイトの方がいい。マシンだと単発的な部位にしか効果を出せない。それに、減量するならば一度にたくさんの関節や筋肉を動かせるフリーウエイトの方が効果的です。

    そして、自由度が高く人の動きに合わせられるメリットがあるため、生活動作やスポーツ動作の改善・向上を目的とするなら、これもフリーウエイトの方がおすすめです。マシンだと、三次元での動きができないため、動作改善にはつながりにくいのが現状です。



    さいごに

    マシントレーニングとフリーウエイトでは、それぞれメリット・デメリットがあるとお伝えしてきました。「どちらが効果的か」を決めるには、「何を目的にしてトレーニングをするか」が大事になってきます。

    種目によっては、マシンの方が効果的だったり、フリーウエイトの方が効果的だったりします。例えば、大胸筋を鍛えるなら、やはりベンチプレスをした方がいいですからね。しかし、基本的にはマシンの方が筋肥大の効果は高いです。

    どちらにもそれぞれ特徴があるため、目的に合わせたベストを選ぶことが大事になります。ただし、フリーウエイトの方が難易度ははるかに高くなってきます。フリーウエイトを始める場合は、しっかり勉強するか、誰かに教えてもらいながら行うのがいいかと思います。

    その他にも、「自宅とジムでの筋トレ効果の違い」という記事も書いています。ここには、どちらの方が効果的か?自宅とジムのそれぞれのメリット・デメリットなどを解説しています。

    マシンでもフリーでも自宅でも、筋トレをする際は集中して、ケガなく鍛えていけるようにしていきましょう。

    以上。

  • 【筋トレの基礎知識!】初心者が覚えておくべきトレーニング効果を高めるための原理・原則

    【筋トレの基礎知識!】初心者が覚えておくべきトレーニング効果を高めるための原理・原則

    みなさんは、筋トレに関する知識をどれくらい知ってますか?
    動画やネットで筋トレ方法を勉強している方も多いはず。
    しかし、方法ばかり勉強して根本的な筋トレの原則などについては、気にしたことないのではないでしょうか?
    この原理・原則は筋トレの基礎となるため、この考え方をしっかり身に付けていれば、どんなトレーニングにも応用していけます
    今回は、初心者の方のために、筋トレの効果を上げる基本的な「原理・原則」について解説いたします。

    トレーニングの4つの原理

    体が変化するには、ある原理があります。
    トレーニングをすることによって起こる、体の変化の原理は以下のとおり。

    4つの原理

    1.オーバーロード
    2.特異性
    3.可逆性
    4.適時性

    これについて、一つずつ解説していきます。

    オーバーロード

    オーバーロードは、今自分が持っている能力以上の負荷をかけることによって、トレーニング効果が期待できるということ。
    これは、「過負荷」の原理とも呼ばれる。
    筋肉をさらに強くするためには、今の日常生活や運動よりも強い負荷で実施しないといけない。
    例えば、一日の仕事を楽に過ごせる体力をつけたいなら、それ以上の負荷の有酸素系トレーニングをする。
    要は、今より少しでもしんどいことをするから、身体機能は向上するということです。

    特異性

    特異性とは、トレーニングをする種目によって、向上できる能力が異なるということ。
    例えば、スクワットで下半身を鍛えても、走る時の体力は増えない。
    腕のトレーニングをしても、太ももの筋肉は増えない。
    その典型的な例が、短距離選手と長距離選手の違いです。
    短距離選手は、短距離を速く走るためにしかトレーニングしていないから、長距離は走るのは遅い。
    逆に長距離で速く走れる選手も、長距離だから速いだけで、短距離になると速く走れない。
    このように、トレーニングはその種目で鍛えられた筋肉や動きしか能力が向上しない
    なので、目的に応じてトレーニングの種目を選択することが重要です。

    可逆性

    一定期間トレーニングをして効果を得られたとしても、やめてしまうと元の体に戻ってしまうこと。
    これを可逆性という。
    まぁ、当たり前の話ですよね。
    逆の意味では、もう元には戻らない事を不可逆性とも言います。

    半年くらい筋トレ頑張ったけど、最近サボってるから筋肉落ちたなぁ…。
    前は1時間ウォーキング余裕だったのに、久しぶりにしたら20分でしんどかった…。
    こんな経験、みなさんあるかと思います。

    そして、可逆性で落ちるのは筋肉だけではありません。
    バランスが悪くなったなぁ…。
    反射神経が悪くなったなぁ…。
    動きが鈍くなったなぁ…。
    など、神経系にも影響し体の動きが悪くなってしまうのです。

    トレーニングをすれば身体能力は上がりますが、やめてしまうと今までの努力が水の泡になります。
    そのため、トレーニングはなるべく継続しておくことが重要です

    適時性

    トレーニング効果は、各年代を通して、いつも同じような効果が得られるわけではないということ。
    例えば、10代の人と50代の人が同じトレーニングをしても、同じ効果は得られないですよね?
    みなさんも、「若いころはすぐ筋肉ついたのに、40歳過ぎたら全然筋肉つかんくなったわぁ…」
    なんて経験あるかと思います。
    当然、何歳からでも筋トレをすれば効果は出せます
    しかしそれは、「今の自分に比べて変化する」ということ。
    「若い頃と同じように変化する」わけではないのです。
    20代には20代の鍛え方、50代には50代の鍛え方があるのです。
    年齢を重ねると、体に変化を与えるのには時間がかかるものです。
    でも、必ず変化は起こせますので、諦めずにコツコツ継続していきましょう。

    トレーニングの5つの原則

    トレーニングを実施するにあたり、覚えておくべき原則があります。
    この原則を理解しておくことで、トレーニング効果を高めることができます。
    そして、この考え方を知っておくと、どの種目にも応用できるようになります。
    その原則は以下のとおり。

    5つの原則

    1.全面性
    2.意識性
    3.漸進性
    4.個別性
    5.反復性

    これについて、一つずつ解説していきます。

    全面性

    これは、全体的にまんべんなく鍛えましょう、ということ。
    もちろん、体を部分的に鍛えたり、スポーツなら専門的なトレーニングを実施することも多いと思います。
    しかし、基礎的な体力や身体機能を向上させるには、全身的に鍛えることが重要です。
    ダイエットでも、腹筋だけをしてお腹の脂肪を減らすよりも、全体的なトレーニングを行う方が全身痩せには効果的です。
    色んな種目をこなし、全身をまんべんなく鍛えるようにしましょう。

    意識性

    これには、2つの意味がある。
    1つめは、誰かに指示されて行うのではなく、自分の意思でトレーニングを行うということ。
    自分で理解してトレーニングの必要性を意識することで、効果が上がりやすくなります。
    2つめは、鍛えている筋肉を自分でしっかり意識するということ。
    なんとなくトレーニングをしていても、効果もなんとなくになります。
    なぜなら、どこを鍛えているか分かっていないからです。
    鍛えてる部位をしっかり意識することができれば、筋トレ時の動き方が変わります
    それに、人間は脳からの命令で体を動かしています。
    ということは、意識をすればその筋肉が働きやすくなり、効果が上がります。
    なので、なんとなくするのではなく、しっかり鍛えてる部位を意識して行うようにしましょう。

    漸進性

    トレーニングを続けていると、だんだんその種目に慣れてくる。
    慣れてきてるのに、同じ負荷でトレーニングを続けても、筋肉は強くならない。
    そこで大事なのが、慣れてきたら徐々に負荷を上げるということ。
    これを、漸進性という。
    慣れていないのに急に高負荷なことをすると、ケガをするリスクが高くなる。
    なので、自分がクリアできる範囲で少しずつ負荷を上げることが重要です。
    筋肉が強くなったら強くなったなりの負荷で行うことで、さらなるレベルアップに繋がります。

    個別性

    これは、指導する側であれば、その人その人に合わせた負荷を与える事が大事ということ。
    自分で筋トレを行う場合では、他人と比較するのでなく、自分に合った負荷量で行うということ。
    体力・筋力・身長・体重・筋肉量・身体能力など人の体は全員違うので、他の人と同じように筋トレしてはいけない。
    何年もトレーニングしてる人と初心者の人が同じメニューをしても、同じ効果が得られないのが想像つくかと思います。
    なので、自分に合った適切な負荷を探し、自分のペースで種目選びや負荷を上げることが重要です

    反復性

    トレーニング効果を上げるためには、反復して行うことが重要。
    1回や2回では大した効果は得られない。
    かなり激しい強度で行って筋肉を増やしても、それは一時的なもの。
    継続しなければ、すぐに戻ってしまいます。
    体力に関しては、1回やっただけで増えることはない。
    何事もコツコツ反復していくことが、効果を高めるためには重要です。
    特に、難しい種目に挑戦するときや強度の高い内容をするときは、何度も何度も反復することが大切です。

    さいごに

    いかがでしたか?今回お伝えした原理・原則は、トレーニングをする人なら必ず覚えておくべき基礎知識です。基本的な知識を理解した上でトレーニングを行うことが、さらなる効果アップにつながります。そして、あとはトレーニングを実施する場所を、自宅にするかジムに通うかということになります。迷ってしまう方は、「自宅とジムでは効果が違う」という記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

    何気なく日々のトレーニングをしていた方や、これからトレーニングを始める方は、是非今回の原理・原則を頭に入れてトレーニングを行ってください。

    以上

  • 【失敗しない13のこと】パーソナルジムでトレーニングを受けるメリット・デメリットを現役トレーナーが解説

    【失敗しない13のこと】パーソナルジムでトレーニングを受けるメリット・デメリットを現役トレーナーが解説


    近年は、筋トレブームとなってパーソナルトレーニングを受ける方々も増えています。
    それと同時にダイエットブームでもあるため、痩せるためにトレーニングを始める人も多い。
    そこで最初に思うのが「どんな筋トレしたらいいのか?」「パーソナルトレーニング受けた方がいいのか?」ということ。これは、初心者の人はめっちゃ迷うかと思います。

    結論から言うと、料金を除けばパーソナルジムで指導を受けてる方がメリットが高いです。もちろん自宅でトレーニングすることが悪いわけではありません。自宅トレのメリット・デメリットは「自宅トレとジムでは効果が違う」の記事で詳しく解説しています。
    今回は、みなさんがジム選びに失敗しないために、パーソナルトレーニングを受けるメリット・デメリットやその効果について解説していきます。

    本記事でわかること

    1.パーソナルジムのメリット・デメリット
    2.パーソナルトレーニングを受けるべきか?

    こういった方を対象に解説していきます。
    それでは早速いきましょう。

    パーソナルジムでトレーニングを受けるメリット

    パーソナルジムでトレーニングを受けるメリットは以下のとおり

    7つのメリット

    1.理想の体を手に入れられる
    2.正しいトレーニング方法がわかる
    3.痩せるための食事方法がわかる
    4.自分だけの最適なメニューを作ってくれる
    5.モチベーションアップになる
    6.短期間で効果を実感できる
    7.痩せやすい体にシフトできる

    これについて、一つずつ解説していきます。

    理想の体を手に入れられる

    パーソナルトレーナーに依頼すれば、やはり自分で行うのとは違い、理想の体を手に入れられます。

    若いころの体型に戻りたい

    腹筋を割りたい

    体脂肪を落としたい

    下半身を細くしたい

    など。幅広い要望に応えてくれます。

    正しいトレーニング方法がわかる

    様々なトレーニング方法がありますが、やはり自分で勉強するのには限界がある。

    このフォームで合ってるのかなぁ?

    全然効いてる気がしないけど、やり方合ってるのかなぁ?

    これって、どの部位に効果あるのかなぁ?

    こういった悩みも、パーソナルジムでは全て解決してくれます。
    自分で調べて見様見真似で行うよりも、筋肉がつきやすいフォームやダイエットで鍛えるべき部位など、様々なアドバイスをしてくれます。

    痩せるための食事方法がわかる

    減量やボディメイクするには欠かせない食事管理。
    しかし、ここが自分で行うとなると一番めんどくさいところで、わからないところ。
    でも、パーソナルトレーニングを受けることによって、痩せるために必要な食事を教えてくれます。

    痩せるためにはどういう食事をしたらいいのか?

    何をどれくらい食べたらいいのか?

    何を控えるべきなのか?

    など、ボディメイクをするために必要な食事を、的確にアドバイスをしてくれます。

    自分だけの最適なメニューを作ってくれる

    パーソナルトレーニングだからこそ、自分だけのオーダーメイドメニューを計画してくれます
    ここが、マンツーマンでトレーニング指導を受ける最大のメリット。
    人の体は全員つくりが違います。ライフスタイルも全然違う。
    体力が低い人もいれば、筋肉が全然ない人もいます。
    このようなあらゆる背景を考慮した上で、自分に最適な負荷量を設定してくれるため、安心・安全でトレーニングに取り組むことができます。

    モチベーションアップになる

    一人だとやはり孤独感があり、挫折しやすいものです。
    しかし、マンツーマンだからこそ、一緒に目標に向かって取り組んでくれるので心強くなります。
    厳しくもあり、優しくもある。時には励ましたり、サボりがちな時は指摘してくれる。
    苦しい筋トレも、声を掛けてくれるから最後まで頑張れるってもんです。
    いつもクライアントのために真剣に対応してくれるからこそ、目標に向かってモチベーションを維持できるのです。

    短期間で効果を実感できる

    自分でダイエットや筋トレするよりも、的確な方法で実行してくれるため、短期間で効果が出ます。

    なかなか効果が実感できなくて諦めてしまった人

    筋トレしてるのに全然筋肉つかない人

    こういった方でも、プロの力を借りれば、みるみる効果を実感できるようになります。
    特に筋トレに関しては、自宅ではなかなかできないマシントレーニングなどを使用することも多いため、筋肉がつくスピードは格段に違います。
    筋肉に変化を与えるには少し時間はかかります。
    なので、早くて1ヶ月、平均して2~3ヶ月以上で効果を感じれることでしょう。

    痩せやすい体にシフトできる

    正しい栄養知識・食生活が身に付き、脂肪などがつきにくい食生活を送れるようになります。
    そして、筋トレによって筋肉量も増えるため代謝が上がり、カロリーを消費しやすい体をつくることができます。
    つまり、体中に溜まりにくく、かつ体内のものが燃焼しやい状態ができあがるということ。
    この食生活と筋トレの両方からのアプローチによって、今までとは違う痩せやすい体にシフトさせることができます。
    ここも、パーソナルジムでトレーニングを受ける大きなメリットになります。

    パーソナルジムでトレーニングを受けるデメリット

    続いて、パーソナルジムでトレーニングを受けるデメリットは以下のとおり

    6つのデメリット

    1.料金が高い
    2.トレーナーと合わない場合もある
    3.トレーナーの能力はピンキリ
    4.トレーニングがキツい
    5.日によって担当者が変わる
    6.ボディタッチが気になる

    これについて、一つずつ解説していきます。

    料金が高い

    料金は、少し幅はあるが1回1時間で5千円~1万円程度はかかかる
    これは月額制であれば、1ヶ月で安くて6万円、高くて10万円、平均して8万円、てとです。
    ライザップでも、3ヶ月約30万とかなので、1ヶ月にしたら10万になります。
    通常のフィットネスクラブの月謝は月6千円~8千円程度なので、これと比較すると大きな出費となる。
    自分への投資と確かな知識と効果と考えれば妥当な料金かもしれないが、少し金額的にハードルが高い方も多いはず。
    マンツーマンだからこそ高い料金にはなりますが、オプションなどで安くできたりできる場所もある。
    自分の経済的負担にならない範囲のパーソナルジムを探しましょう。
    トレーナーから得た知識は一生ものになりますよ。

    対 策

    1.貯金や節約をして、数か月だけ受けてみる
    2.安めのパーソナルジムを探す
    3.オプションで料金を選べるとこを探す

    トレーナーと合わない場合もある

    これは人間関係の問題なので、こういった悩みは少なからず出てきます。

    「なんか言い方が嫌」

    「全然気持ちを分かってくれない」

    「ちょっとダメだったら、すぐダメ出ししてくる」

    こういったことを感じるようになると、意欲も信頼性も下がり、ストレスが溜まります。
    筋トレでメンタルもヘトヘトになる上にストレスも溜まると、どんどん辛くなってきます。
    トレーナーに信頼できなくなるとコミュニケーションもとれなくなり、挫折することになります。
    こうなると、効果も格段に下がってくるため、どんなトレーナーなのかは入会前に事前にしっかり調べておきましょう。

    対 策

    1.直接相談する
    2.次回から担当者を変える←オススメではない
    3.頻度を減らして継続
    4.別のパーソナルジムに移る

    トレーナーの能力がピンキリ

    個人で行ってるパーソナルジムもありますが、スタッフが数名在籍している場所もあります。
    当然スタッフ間の経験値が違うため、マニュアル的な研修は受けてるかもしれませんが、能力が異なることも多い。
    かと言って、年齢が若い=能力が低い、というわけではありませんので、年齢だけでの判断は注意です。
    なので、これは実際に行って自分が受けてみた感覚でしか分からないかもしれません。

    対 策

    1.パーソナルジムに通ってる知り合いに聞き込みをしよう
    2.ネットでHPや口コミや評判を調べてみよう。
    3.オプションとして担当ごとに料金が変わるとこを選ぼう
    ※ 特に3のようなパーソナルジムは、料金が高いトレーナーの方が、能力やキャリアが高いベテラントレーナーになっているのがほとんど。
    こういうシステムのジムも一つの判断材料になります。

    トレーニングがキツい

    自分で筋トレする時と比べて、トレーニングはややキツめです。
    トレーナーは、筋肉がつきやすい負荷量を知っているから。
    それに、初めは筋肉量も少なくトレーニングにも慣れていないので、余計にキツく感じるかもしれない。
    でも、筋肉がついてくると少しずつ負荷に耐えられるようになるため、マシになってきます。
    そして、筋肉がついてくると見た目にも変化が現れモチベーションが上がり、キツくても楽しくなって頑張れるようになります。
    なので、最初はキツく感じるかもしれませんが、しんどい筋トレもトレーナーがいるから達成できることでもあります。

    対 策

    キツくて耐えれない場合はトレーナーに相談しましょう。コミュニケーションを取りながら、継続して一緒に達成していけることが大事です。

    日によって担当者が変わる

    スタッフが数名いるパーソナルジムは、日によって担当者が変わる場合もある。
    これは、空いてるスタッフにどんどん予約を入れていくからである。
    こういうとこは、同じ担当がよかったら指名料がかかるシステムのとこが多い。
    当然、病院と同じようにクライアント情報はPCかファイルに記録してあり、スタッフ間で共有はしています。
    しかし、細かい話(プライベート的な事など)などは、また一からその日のトレーナーに説明しなければならない事も多い。
    毎回トレーナーが変われば毎回説明するため、少しめんどくさい感じがするかもしれません。
    事前にどういうシステムのパーソナルジムかは、調べておきましょう。

    対 策

    1.指名料を払ってでも、同じ担当者に固定する
    2.個人で運営してるパーソナルジムに通う

    ボディタッチが気になる

    マンツーマンでトレーニングを受けると、鍛えてる筋肉を意識したり、補助をしたり、フォームの微調整や意識づけのためにクライアントの体に触れることも多い。
    しかし、これは正しいフォームで行うためのもの。
    フォームが崩れた状態でトレーニングを続けても意味がありません。
    安全かつ効果的に実施していくためには、必要最低限は仕方ないと思います。
    言葉だけよりも実際に触れた方が感覚を伝えやすく、クライアント側にも意識が入りやすい。
    女性にとっては一番気になるとこでもあるため、抵抗ある人は女性トレーナーが在籍しているパーソナルジムを探してみましょう。

    対 策

    1.同性のトレーナーを指名
    2.女性なら女性専門パーソナルジムを探す

    パーソナルジムはこんな人におすすめ!

    パーソナルジムは近年ブームであり、周りの知人にも通ってる人がいるのでないでしょうか?
    こうなると、「私も通った方がいいのかなぁ?よくわかんないなぁ」と迷いますよね。
    そこで、パーソナルジムに通うのがオススメな人を、4つの理由で解説します。
    是非、迷ってる方は参考にしてみて下さい。

    通うのがおすすめな人!

    1.トレーニング方法が全くわからない人
    2.一人じゃ続かない人
    3.短期間で効果を得たい人
    4.正しい体づくりや生活習慣を身に付けたい人

    これについて一つずつご説明していきます。

    トレーニング方法が全くわからない人

    運動も今までしてこなかった人にとっては、筋肉つけたくてもトレーニング方法が全くわからない。
    調べてみても、何をどれくらいすればいいのかまで分からず、諦めてしまうことも多い。
    そういった方には、やはりパーソナルジムに通うのがおすすめ。
    一から丁寧に指導してくれますし、トレーニング方法もとても勉強になります。
    やはりパーソナルジムは、プロに直接聞けるところも大きなポイントになります。

    一人じゃ続かない人

    筋トレもダイエットも、一人だとなかなか続かない人は多いはず。
    誰かがいるから頑張れるというのは、みなさんも経験があるのではないでしょうか?
    実際にパーソナルジムは、トレーナーがいるから妥協できないし、モチベーションもあげてくれます。
    大事なのは継続することです。
    継続するために一人では続かない人は、やはりトレーナーに背中を押されながら行うのがおすすめです。

    短期間で効果を得たい人

    プロのトレーナーに依頼すれば、短期間で効果を実感することができます。

    「夏までには痩せたい」

    「結婚式までには痩せたい」

    「今年中には-〇kg達成したい」

    「全然痩せないから、ちょっとでいいからすぐに変化出したい」

    こういった短期間の目標がある方には、パーソナルジムを通うのがおすすめ。
    自分一人で上手くいく人もいれば、全然成果が出ない人もいます。
    急ぎの目標がある人はパーソナルジムに通えば、トレーナーがしっかり計画を立てサポートしてくれます。

    正しい体づくりや生活習慣を身に付けたい人

    やはり、普段の私生活が悪いから太ってしまったり筋力が落ちてると感じてる方も多いはず。
    でも、痩せる体型になるため、あるいは体型を維持するために何が正しい習慣なのかわからない。
    こんな方も、パーソナルジムに通うことをおすすめします。
    どうすれば痩せやすい習慣を手に入れらるのか?
    何が太る原因になっていたのか?
    など、様々な原因や気付き、改善策などをアドバイスしてくれます。
    この正しい習慣を身に付けれることは、長期的に体型や健康を維持する上でとても大切です。
    パーソナルジムに通うことで、プロのトレーナーから一生ものの知識と生活スキルを手に入れることができます。


    さいごに

    今回は、パーソナルジムでトレーニングを受けるメリット・デメリットと、通うのがおすすめな人について解説しました。当然、良い点と悪い点がありますが、基本的にはメリットの方が高いです。
    自宅でのトレーニングも手軽なので通う手間を省きたい方にはダントツで宅トレがおすすめです。ジムに行こうか迷ってる方は、「自宅とジムでは効果が違う」という記事も参考にしてみてください。
    プロの指導を受けるということは、なんといっても正しいトレーニング方法や食事方法の知識を得られ、痩せるための生活習慣を身に付けることができるのです。
    これは、自分の体の健康のためのことなので、一生ものの価値があると思います。
    不健康な習慣をやめ、将来の自分の体のために投資していきましょう。


    以上、みのっちでした

  • 【簡単ダイエット】無理なく効果的にダイエットするには何から始めるべきか?【楽に効果を出す方法を解説】

    【簡単ダイエット】無理なく効果的にダイエットするには何から始めるべきか?【楽に効果を出す方法を解説】


    こんにちは、みのっちくらぶです。今回は、「無理なく効果的にダイエットする方法」についてです。みなさんは、つい過度なダイエットをしがちな傾向にあります。

    例えば、「今日から昼ごはんしか食べない!」や「お菓子とお酒は一切飲み食いしない!」など。私もそんな方たちをたくさん見てきました。その時にいつも思うのです。「それ、ずっと続けられますか?」ここがかなり重要なポイントであり、成功の秘訣であるといっても過言ではありません。

    つまり、「継続できないと何も達成できない」ということです。別の記事で「ダイエットは方法論ではなく継続力」というのも書いてます。ここには継続力の重要性を詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください。今回お伝えする内容は、「いかに無理なく継続できるか」ということをテーマとしてお話していきます。


    本記事のテーマ

    1.無理なく確実に効果を出す秘訣
    2.無理なく継続できる具体的内容



    それでは早速いきましょう。

    無理なく確実に効果を出す秘訣



    ダイエットはしたいが、食べたいものは食べたいし、運動も嫌いだからしんどいことはしたくない。
    そんな事を思ってる人は多いはずです。
    現にわたしも、運動もせずに好きなものを好きなだけ食べて、体型や健康を維持できるならそうしたいと思っています。
    しかし、現状はそう上手くいきません。では、どう考えれば無理なく成功できるのか?
    その秘訣について、以下のポイントが重要です。

    • 継続できることを第一に考える
    • しんどいことはしない
    • 我慢しすぎない


    継続できることを第一に考える

    ダイエットを確実に成功させる秘訣は「継続」が何より最優先です。
    むしろ、これさえ守っていれば必ず誰しも成功できると言っても過言ではありません。
    人が継続できない理由は、自分の欲望と現実の差が大きすぎてメンタル的にしどくなるからです。
    今まで毎日お菓子食べてたのに、ダイエット始めていっきにお菓子ゼロにしたら辛すぎません?
    想像しただけで続かないのがわかりますよね。
    どんなに良いトレーニングや食事法を行っても、1週間でやめてしまえば何も得られません。
    継続することによる効果を、コツコツ積み重ねていきましょう。

    しんどいことはやらない

    しんどいことをやらない事による効果は3つあります。
    それは、①挫折する可能性が低くなる、②精神的ストレスが少ない、③ケガのリスクが下がる、です。
    つい頑張ってしまう人は、しんどいことをやりすぎるから途中で続けられなくなります。
    これは、ダイエット開始初期のモチベーションが高い時に起こりやすいです。
    モチベーションが下がった時に、同じ負荷量をこなすのはなかなか至難の業かと思います。
    逆に元から頑張れない人は、「ダイエット=しんどい事」という認識があるから、なかなか始めることができないのも現状です。
    そういった精神的要素も成功するかどうかには大きく影響していきます。

    また、ダイエット初期などは筋力もかなり低下していると考えられます。
    そのため、無理にしんどい運動などを行うと、その負荷に体が耐えられず痛みに変わります。
    痛みが出るとモチベーションも下がり、ダイエットするはずが治療することになってしまいます。
    なので、まずはしんどくないことから始めていきましょう。

    我慢しすぎない

    我慢のしすぎは体に毒です。仕事で会社に不満があったり、恋人に不満があったりするのと同じ。
    これらは最初は我慢できますが、爆発するのも時間の問題です。
    我慢しすぎると、逃げたくなってしまうものなのです。
    逃げたい気持ちが積み重なると、「いつ逃げようか…」というカウントダウンが始まります。
    全く我慢せずにやっていけるわけではありませんが、ほとんどストレスもない許容範囲での我慢でやっていく。これがすごく重要になります。
    ストレスは、激やせにもなりますが、同時に激太りのリスクがあります。
    どちらにせよ、精神的には健康ではないので、良い状態とはいえません。
    なので、我慢しすぎない選択をするだけで精神的ストレスを減らしながら、身体的にも少しずつ体に効果を与えらます。
    我慢しすぎてないのに、効果が出てくると嬉しくなり、どんどん楽しくなってきます。
    このループを作り出すことが、とても大事な要素になります。

    楽に効果を出す具体的な方法



    お菓子も食べながら、お酒も飲みながら、運動もあまりせずにダイエットするにはどうすればいいのか?

    具体的な方法は以下のとおりです。

    • 嗜好品の数や量を減らす
    • 運動は週に1~2回程度にする
    • 運動する種目は、散歩・スクワット・片足立ち
    • プロテインを飲む
    • 食事は野菜を先に食べる


    嗜好品の数や量を減らす

    ダイエットに関わる嗜好品(しこうひん)といえば、お菓子類とお酒類です。
    特にお菓子類は大敵です。
    甘いものには基本的に糖分や脂肪分が多く、これらは太る原因になるからです。
    では、絶対食べてはいけないのか?
    わたしは食べてもいいと思います。もちろん食べないに越したことはないですが。笑
    では、どうすればいいのか?というところが重要になります。

    わたしがオススメするのは、①食べる数や量を減らしてみる、②食べる種類を変えてみる、です。

    例えば、

    • 毎日お菓子を食べてたのを1日置きにする
    • 平日は我慢して、土日だけご褒美で食べる
    • いつもチョコを5個食べてたのを、3個に減らしてみる
    • お菓子の箱を開けたら1箱全部食べ切ってたのを、2日にわけて食べる
    • おせんべいやゼリーを選ぶようにする
    • 低糖質チョコみたいなのを選ぶようにする


    このような工夫はまだまだ出てきますが、自分が許容できるルールを決めることが大事です。
    当然、今と同じ種類と量だと現状は変わりませんので、何かしらの工夫は必要です。

    でも例のように、チョコを毎日5個たべて、1個あたり30kcalだとしましょう。
    30kcal×5個=150kcal/日。1日にチョコだけで150kcal摂取してます。
    それを3個に減らすと、90kcal/日になる。ー40kcalの差が出ますよね。
    さらに毎日3個に減らすと、1ヶ月では1,200kcal減になります。

    このように、ちょっとした工夫により少量でもカロリーを下げることができれば、それが1ヶ月や2ヶ月も経つにつれ大きなカロリー差を生みます。
    是非、少し考えてみて取り入れてみてください。
    ポイントは、「自分が許容できる範囲」です。

    運動は週に1~2回にする

    運動も頻度が多い方がいいですが、正直なところ週に1回でも効果は出せます。
    これは、私がずっとトレーニング指導してきた経験上でもいえます。
    私のトレーニングを週に1回受けて、それ以外の曜日に自宅で運動をしてくれる方もいれば、全くしない方もいます。
    むしろ、私のトレーニング日以外は家でやってない方の方が多いですね。笑
    もちろん、週に1回と3回ではどちらが上達早いですか?と聞かれたら、3回してる方が上達は早いです。
    しかし、週に1回でもコツコツ積み重ねれば、確実に現状よりは良い方向に体は変化します。
    なので、運動が苦手な方はまず週に1~2回から始め、慣れてきてから頻度を増やしてもいいでしょう。

    平日に1回、休日(土日)どちらか1回、というプランもいいかもしれませんね。
    または、いつもの日常に「プラス10分」なにか運動を行うというのもオススメです。

    運動種目は、散歩・スクワット・片足立ち

    運動種目としては、散歩・スクワット・片足立ちがオススメです。
    まず第一に、「気楽に行えるから」です。
    この要素は運動する上ですごく重要になります。
    そもそも運動が苦手な方の場合、しんどそうな種目だと分かってたら、やろうかやらまいかを考えてしまいます。
    この時点でモチベーションは低いので、仮に始めたとしても長続きはしません。
    いわゆる3日坊主です。

    なので、散歩がてらに歩いて来るという感覚で行うと、すぐに行動に移すことができ、運動中も苦にならないかと思います。
    スクワットはベターな種目ですが、皆さんが思ってるより消費カロリーが高いです。
    それに、下半身を鍛えることはダイエットには効果的です。
    20回するにしても30秒ほどしかかからないので、ウォーキングよりもコスパが良いですね。
    片足立ちも、運動が苦手な方にとっては実施しやすい種目。
    特に運動習慣のない方は、片足立ちをすることによって普段使わない筋肉が働きます。
    これにより、普段より多くの筋肉が働いてくれるため、その分消費エネルギーは大きくなります。

    なので、この3つの種目が最も実施しやすいオススメ種目となります。
    または、散歩しながら途中でスクワットや片足立ちをする。
    というように組み合わせて行うと、より効果は上がることでしょう。
    スクワット20回で30秒ほど、片足立ちを片方30秒ずつの合計1分。
    全て行っても、散歩+1分30秒しかかからないので、かなり気楽に行えるかと思いますよ。

    プロテインを飲む

    プロテインを飲むということは、簡単な方法としてかなりオススメ。
    プロテインは基本的に「高たんぱく・低脂質」という、ダイエットに大事な要素が入っています。
    たんぱく質は筋肉をつくるために必要な栄養素で、脂質は摂取過多になりやすい栄養素となります。

    プロテインとお菓子では、たんぱく質は3~5倍、脂質は10~20倍もの差が生まれます。
    実物を例にしてみましょう。



    プロテインとお菓子を置き換えるだけでも、これだけメリットが高くなります。
    ただ、お菓子が好きな人にとっては、プロテインをお菓子かわりにするのはなかなか厳しい。
    しかし、プロテインを先に飲むことで食欲が抑えられ、上記のたけのこの里を1箱→半分に減らせるようになれば、かなりの収穫です。


    383kcal÷2=約190kcal
    190kcal+79kcal=269kcal
    383kcal-269kcal=114kcal


    少し置きかえてみるだけで、114kcalも抑えることができます。
    これをご飯前に飲んでご飯の摂取を抑えれたり、ご飯との置きかえなどにも応用してみると、さらにカロリーを抑えることができますよ。

    今回、例題に出したSAVASの「SOY PROTEIN」を飲んでみたいと思った方は、以下にリンクを貼っておきますね。


    ちなみに、わたしもSAVASのココア味飲んでみましたが、ふつうにめっちゃ美味しかったですよ。
    びっくりして「これなら、お菓子かわりにイケるんじゃね?」って思ったくらいです。
    是非、一度チャレンジしてみて下さい。

    食事は野菜を先に食べる

    食事制限をしたくない方は、とりあえず量や種類は同じにしておいて、「野菜を先に食べる」という食べる順番を変えてみることをオススメします。
    おなかが空いてると、ついカロリーの高い美味しいものにガッツいてしまう傾向にあります。
    そして満腹になるまで食べしまう。これが太る原因にもなります。

    野菜を先に食べることによるメリットは、①野菜で食欲を抑えられる、②血糖の急上昇を抑えられる、です。

    野菜を先に食べることで、少なからず空腹を満たされます。
    これにより、主食であるおかず類の摂取をおさえることができます。

    でも、「え、野菜を先に食べても、おかずも残さず普通に食べれますよ?」という方。
    大丈夫です。わたしも同じですよ。
    そこで大事になるのが、②血糖の急上昇を抑えられる、です。

    野菜を食べて食物繊維を摂取することにより、血糖の上昇を抑制できます。
    空腹状態からいっきにおかずを食べると、体内で頑張って吸収されますが、吸収されなかった分は脂肪として体内に蓄積されてしまいます。
    一度の食事で吸収する量にも限界があるのです。
    これを緩やかな消化・吸収に変換する役割をするのが、食物繊維ということです。
    これにより、血糖の急上昇を抑えることができ、結果的に脂肪の蓄積も抑制できるというわけです。

    単純に食べる順番を変えるだけなので、比較的取り組みやすい方法かと思います。

    さいごに

    今回は、いかに楽に効果を出せるかというテーマでお伝えしました。
    実際には、ストイックにしてる方が効果は高まりやすいです。
    しかし、前述したように「継続する」という観点からすると、なかなか厳しく、挫折やリバウンドをしやすいのが現状です。
    そして、人はみんながみんな強い気持ちでダイエットにチャレンジできるわけではありません。
    なので、今回の具体的な方法を参考にして、ストレスの少ない方法で行っていくのが、確実に成功する秘訣となります。
    少しずつ試行錯誤し、食べながらでも、運動はほどほどでも、体型を維持または減量していける体を手に入れましょう。

    みなさんの目標達成やダイエットを応援しています。


    以上、みのっちくらぶでした。

  • 【初心者向け】ダイエットを始める!その前に知っておくべき4つのこと【確実に効果を出すための知識】

    【初心者向け】ダイエットを始める!その前に知っておくべき4つのこと【確実に効果を出すための知識】


    こんにちは、みのっちくらぶです。今回は、「ダイエットを始める前に、知っておくべき4つのこと」をお伝えします。せっかくダイエットするなら、失敗したくないですよね?当然みんなそう思ってるはずです。でも、なかなか上手くいかない人も多いのが現状です。では、なぜ失敗してしまうのか?それは、「現状把握不足」と「痩せる知識不足」が原因です。

    いきなり、「よし、筋トレしよう!これで痩せるはず!」「朝ご飯を抜こう!」などのような方法だけを何となく実践していませんか?これでは、痩せる人もいますが、痩せない人はいつまでたっても痩せません。なぜなら、人の体はそれぞれだからです。今回は、その中でも「現状把握」ということをテーマにお話しをしていきます。

    本記事のテーマ

    1.ダイエット開始前の現状把握とは?
    2.具体的にどうすればいいのか?


    こんな内容でお伝えしていきます。

    それでは早速いきましょう。


    ダイエット開始前の現状把握とは?【その重要性について】


    みなさんは、いきなりダイエットを始めようとしていませんか?
    だいたいの人が「体重増えてきたから痩せな...」で始めていると思います。
    これだと、今の自分のポジション(本当に過体重なのか?)もわからないし、自分のことがわからなければ、目標との差の埋め方もあやふやになるのです。

    会社で売上をあげるために、今の売り上げと目標との差を見比べて、そこから何をすればいいのか考えて行動しますよね?
    ダイエットもそういう事なんです。

    例えば、今の体重が60kgで3ヶ月後にはー5kgにしたい。とします。
    Aさんは、仕事をしていて、運動習慣はなく、食事は気にしてない
    Bさんは、専業主婦、運動習慣もない、食事は少し気にしてる

    これだけのおおざっぱな情報でも、方法や頑張らないといけない努力量は変わってきます。

    Aさんは、食事改善をメインにした方がいい。
    Bさんは、仕事も運動もしてないので、筋トレで代謝を上げた方がいい。

    と、ざっくりこんな感じになります。



    なんとなくでも成功すればラッキーです。でも成功率を上げるには、やはり勉強するのが大事です。
    情報は大いに役立ちますからね。

    現状を把握するための、具体的な内容とは?



    では、現状を把握するためには、いったい何を把握すればいいのか?
    把握するために必要な材料は以下の通りです。

    • 基礎代謝を理解しよう
    • 1日の摂取カロリーを理解しよう
    • BMIを理解しよう
    • 1日の消費カロリーを理解しよう



    これらについて、説明していきます。

    基礎代謝の理解

    基礎代謝量とは、人が生きる上で最低限必要なエネルギー量です。
    つまり、寝たきりでも消費しているエネルギー量のことです。
    この基礎代謝量は加齢とともに減少していきます。
    そして、運動不足や活動量が下がることでも、基礎代謝量が減少していきます。

    基礎代謝が下がると消費エネルギー量も下がり、痩せにくい体になってしまいます。
    そのため、まずダイエットを始める前に基礎代謝量を知り、1日の消費カロリーを予測することが大事な要素となります。


    年代別基礎代謝量の表は、こちらをご覧ください。
    https://www.med.or.jp/forest/health/eat/01.html


    直接計算をしたい方は、以下をご参考ください。
    計算式は、ハリス・ベネディクト方程式(改良版)です。

    • 男性: 13.397×体重kg+4.799×身長cm−5.677×年齢+88.362
    • 女性: 9.247×体重kg+3.098×身長cm−4.33×年齢+447.593



    ややこしいですね。笑


    そう思った方のために、以下のサイトで自動計算式で行えます。
    https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736


    是非、一度ご自身の基礎代謝量をご確認ください。

    1日の消費カロリーを理解しよう

    1日の消費しているカロリーを知るためには、分類として①基礎代謝量②仕事③運動④その他日常生活、があります。
    これらを足し算することで1日の消費カロリーを把握することができます。

    ①基礎代謝量

    これは、上記の式または自動計算サイトで確認してみてください。

    ②仕事

    仕事での1日の消費カロリーに関しては、おおかた以下の数値を参考にしてみましょう。

    • デスクワーク・事務仕事:100~150kcal/日
    • 運転職(営業マン、タクシー・バス・トラックのドライバー)
    • 屋内をウロウロする仕事:200kcal/日
    • 力仕事・現場仕事:250~300kcal/日


    ③運動

    運動による消費カロリーは、「METs(メッツ)」の式で計算することができます。

    メッツ式→メッツ × 体重(kg) × 時間(分 × 1.05 = 消費カロリー(kcal)

    例えば、体重60kgの人がウォーキングを30分行った場合の消費カロリーは?
    ウォーキングは3メッツです。(参考サイトはこちら

    例の人の場合、3メッツ×60kg×0.5時間=94.5kcal

    となります。もちろん、年齢・性別・筋肉量など様々な要因により消費カロリーは異なるため、あくまで参考までにしておいて下さい。

    しかし、どんな運動から始めたらいいのかわからない方は、「初心者が最初にやるべき5種目」の記事を参考にしてみてください。ここには、運動頻度や負荷の上げ方なども解説していますので、初心者や運動が苦手な方にとっては、導入しやすい内容になっています。

    ④その他の日常生活

    その他の日常生活の消費カロリーとしては、家事・食事・運転・睡眠・その他の娯楽や家の中をウロウロする、などが挙げられます。
    家事や娯楽の程度にもよりますが、全て合わせてもおおよそ100~150kcal/日。


    これらの上記①~④を足し算して1日のおおかたの消費カロリーを把握してみましょう。


    1日の摂取カロリーの理解

    1日の摂取カロリーを把握するためには、その日に何を食べたかを知る必要があります。
    これは、ご飯だけでなく、お菓子・ジュース・お酒なども含みます。
    本来ならば、炭水化物○○kcal・たんぱく質○○kcal・脂質○○kcal、と小分けしたいとこですが初心者にはハードルが高いので、まずは1日の総摂取カロリーだけでも把握しておきましょう。

    方法としては、食品に記載されてる「栄養成分表示」の「エネルギー」の数値(kcal)を足し算していくだけです。
    しかし、生ものを買った場合は記載がありませんので、その場合はネットで調べましょう。
    最近のネットは何でも情報が出てきます。

    そして、家族などでわけて食べる場合は、自分の食べる量は何分の何か?を判断して計算するといいでしょう。
    例えば、300gのステーキ肉を買って、家族3人でわけて、自分は3分の1を食べた。→この人はステーキ肉100gのカロリーを調べたらいいということ。



    参考までに、以下に種類別のカロリーを記載しておきますね。

    • 牛ステーキ肉100g:275kcal
    • 鶏もも肉100g:200kcal
    • 豚ばら肉100g:386kcal

    (参考サイト「カロリーSlim」


    また、夜になると朝や昼に食べた物やカロリーを忘れがちになるので、手帳やスマホなどに記録しておくと便利です。
    少し手間にはなりますが、家計簿をつける感覚で試してみてください。
    この1日の総摂取カロリーを知ることは、大きな情報となります。
    それだけでなく、自分が何を食べたか?という振り返りにもなるため、損はないですよ。

    BMIの理解

    BMIとは、「Body Mass Index」の英語頭文字をとったもので、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。
    つまり、今の自分の体重が肥満気味なのか?標準なのか?がわかるということです。
    ただし、これはあくまで「健康」ということにフォーカスした数値なので、標準体重=スリムというわけにはなりません。

    計算方法

    BMI = 体重kg ÷ (身長m)2 で計算することができます。

    例)身長170cm、体重70kgの人の場合
    →70kg÷(1.7m)2 =24

    この人のBMIは24となります。

    判定基準

    BMIの判定基準は以下のとおりです。



    日本とWHOとでは、肥満度の数値に少し差がありますね。
    理由は、日本と世界では内臓脂肪のたまりやすさや、病気になる肥満の度合いが違うからです。
    つまり、日本人が外国と同じ基準にすると病気になるリスクが高くなるから、日本人に合った基準値に設定しているわけなんです。

    標準体重

    上記の計算で、BMIが22の体重の時が標準体重(普通体重)ということになります。
    これは、22の時の体重が統計的に一番病気になる可能性が低いという結果が出ているからです。
    つまり、BMIが22の時が一番健康的であるということです。

    では、この標準体重はどうやったらわかる?計算式は以下のとおりです。

    適正体重 = (身長m)2 ×22

    例)身長170cmの人の場合
    →1.7×1.7×22=63.5kg

    この人は体重が約63kgが標準体重で、この体重の時がBMI22となります。

    【補足】標準体重=スリム体型ではないので間違わないで下さい。ダイエットしてスリム体型を求めるなら、BMIが20くらいがいいでしょう。

    【注意】BMIの下限値が設定されてるということは、それ以下も病気になるリスクが高いということになります。なのでダイエットで減量しすぎも注意してください。



    さいごに

    何を始めるにしても、現状を把握することは非常に重要です。
    今どうして体重が増えてるのか?なぜ痩せないのか?などを理解できなければ、ダイエット成功率は下がります。
    逆にいうと、本記事で記載した1日の消費カロリーや1日の摂取カロリーが分かるだけでも、大きな収穫となります。
    まずは、今の自分の現状と向き合い、そこからダイエットを始めて試行錯誤していき、目標を達成していきましょう。

    みなさんがダイエットに成功し、目標を達成できるようお祈りしています。


    以上、みのっちくらぶでした。

  • 【トレーナーが解説】1から学ぶウォーミングアップの目的と効果【初心者のための基礎知識】

    【トレーナーが解説】1から学ぶウォーミングアップの目的と効果【初心者のための基礎知識】

    こんにちは、みのっちくらぶです。今回は、「ウォーミングアップ(以下、アップ)の重要性」ということにフォーカスしてお話していきます。スポーツの世界ではもちろんのこと、他にも筋トレ時や、運動会、体育の授業前やラジオ体操なんかもその一種です。認知度としては広いが、実際に運動前に実施している人は多くない。なぜ、ウォーミングアップは必要なのかを解説していきます。

    本記事のテーマ

    1.アップの目的や重要性を理解しよう
    2.アップによる効果や体への影響を理解しよう


    では、早速本題に入っていきますね。

    アップの目的を理解しよう【なぜ重要なのか?】

    アップの目的

    アップの目的は、ズバリ「体をスムーズに動かせるようになるため」です。
    本練習や試合で体がスムーズに動くようにするために必要な準備運動です。
    スムーズに体を動かせるようになることによって、「ケガの予防」と「パフォーマンスの向上」につながります。

    筋肉は輪ゴムのような性質であり、伸びたり縮んだりします。
    体を動かすということは、筋肉を伸ばしたり縮めたりしていることなのですが、どちらかというと「筋肉の伸び」の方が悪い感じです。
    本来は、体を大きく動かせるほどパフォーマンスは上がりますが、筋肉の伸びが足りないから体を大きく動かすことができない。
    だからパフォーマンスが出せない。発揮できない。

    なので、その「筋肉の伸び」が高まるようにアップは行わなければなりません
    そのために重要なのが「体を温める」ということです。
    つまり、「体温を上げる」(Warm:温める、Up:上げる)です。
    体温が上昇する→筋肉の伸びが高まる→体がスムーズかつ大きく動く→結果的にパフォーマンスが大きく発揮できる。だから筋トレなどの効果も高まるということです。

    練習では上手くプレーできるのに、試合では自分の力を発揮できなかった。そんな選手は大半です。
    本番で力を出せないのは、メンタル・周囲の環境・相手との相性、など様々な要因はありますが、アップ不足で力が出せないのは、ただの準備不足です。そして、急に激しい筋トレをして体を痛めてしまうのも危険かつ、筋トレ効果も低いので注意しておきましょう。

    アップをすることによる身体的影響【効果】


    アップを行うことにより、以下のような効果が現れます。

    1. 体温と筋温の上昇
    2. 心拍数の増加
    3. 柔軟性の増大
    4. 神経・筋伝達の促通

    体温と筋温の上昇

    体を動かすことにより、体から熱エネルギーが発生します。この熱エネルギーの発生により、体温と筋温が上昇する。実は体には、体温だけでなく、筋温(筋肉の温度)というのも存在します。

    体温が上昇しただけでは、筋温までしっかり上がってるとは限りません。そのため、練習や試合に入る前は、その競技で主に使う部位の筋温を上昇させる必要があります。野球選手で例えるなら、ランニングやダッシュしただけで、投球に必要な肩が温まるか?投げれるようになるか?ということです。つまり、本練習や試合に入る前は必ず専門的な練習(野球だとキャッチボール)をして、競技で主に使用する部位の筋温を上昇させることが重要となります。

    ストレッチなどによる柔軟性の向上の重要性については、「ストレッチングの効果(e-ヘルス)」を参考にしてみてください。

    心拍数の増加

    アップで体を動かすことによって、心拍数が増加します。
    心拍数は、文字通り「心臓の拍動回数」です。つまり、ドクンッドクンッ、の回数です。
    この心拍数が上がることで、全身を流れる血流量が増えます。
    血流量が増えると体温と筋温が上昇するため、さらに全身が温かくなってきます
    運動して体が温まると、手足が冷えてたのが温かくなったというのはこういうことですね。

    柔軟性の増大【関節可動域の拡大】

    心拍数が上がり、体温や筋温が上昇すると、筋肉の柔軟性が増加する。
    筋肉の柔軟性が増加すると、体が大きく動かせるようになる(関節可動域の拡大)。
    例えば、肩が上がりやすくなる、開脚がしやすくなる、足を大きく前に出せるようになる、など。
    余談ですが、関節可動域の拡大には、その他にも腱や靭帯の伸張性とも関係しています。
    この柔軟性の増大は、しっかりアップを行った選手ほど高く、スキルが高い選手ほどしっかり柔軟性を高めてからプレーに入る傾向にあります

    神経・筋伝達の促進

    アップを行うことによって、筋肉の伸び縮みの反応速度を高めることができる。
    筋肉は脳から命令が下り、神経を介して筋肉を動かす。この神経の伝達速度が速いほど、筋肉の収縮も早くなり、結果的に体もより素早く動かすことができる。
    イメージとしては、朝起きたばかりやリラックスして落ち着ている時などは、とっさの動きができないですよね。これは脳の興奮レベルが低いため、神経の伝達速度も遅いからです。
    なので、これから練習や試合を行うという時は素早い動きが求められるため、しっかりアップを行い脳の興奮レベルを上げ、体を素早く動けるようにすることが重要である。


    このように、アップをすることで上記のような身体的反応が出ることによって、結果的にスムーズに体が動くようになる。
    そして、それが最終的にパフォーマンスの向上とケガの予防につながるというわけです。

    ウォーミングアップの種類【方法】


    ウォーミングアップにはいくつかの種類(方法)があり、競技や状況などに応じて選択する必要があります。

    1. パッシブ(他動的)ウォーミングアップ
    2. アクティブ(活動的)ウォーミングアップ
    3. 一般的ウォーミングアップ
    4. 専門的ウォーミングアップ
    5. スタティック(静的)ストレッチ
    6. ダイナミック(動的)ストレッチ
    7. バリスティックストレッチ

    それぞれの方法には役割がありますが、特に重要なのが「アクティブウォーミングアップ」「専門的ウォーミングアップ」「バリスティックストレッチ」です。

    アクティブウォーミングアップ

    アクティブウォーミングアップは、簡単に説明すると"自分で体を動かして、自分で体を温める"ということです。当然といえば当然です。
    外的な刺激によって体を温める方法は、表面的かつ短時間しか効果が得られないため、スポーツ選手のアップとしてはオススメではありません。

    専門的ウォーミングアップ

    よりその競技の特性や動きを考慮した上でのウォーミングアップということ。
    野球であればキャッチボールをする。サッカーだとドリブルをする。バスケだとパス練習をする。
    このように全競技共通というより、その競技で使用する道具などを使用する場合も多い。

    バリスティックストレッチ

    いわゆる、「反動を使って体を動かす」ということです。
    リズムよく、少し弾みながら行うことが多く、サッカーでのブラジル体操などが有名ですね。
    反動をつけて行うことにより、柔軟性が上がり筋力発揮能力も高められる。
    ただし、反動をつけているのでケガをするリスクもある。そのため、効果としては高いがアップの序盤で取り入れることには注意したい。

    このウォーミングアップの種類に関しては、別の記事で詳しくご説明いたします。

    現役トレーナーからのプチアドバイス

    アップの実施時間に関して

    スポーツ選手がアップを実施する際の時間としては、だいたい平均して30分程度と考えるのが良いでしょう。ジムや自宅で筋トレをする場合は、10分程度ストレッチなどを行うようにしてください。
    あまり長すぎても疲れるし、短すぎても体が動かない。
    ただし、アップ時間をあまり長く取れない場合は、もう少し短めに行わなければいけないため、そのへんは臨機応変に対応しましょう。
    試合となればもう少しイレギュラーは多く、試合時間が前倒しになったり、逆に遅れたりすることも多々ありますので、その時々に応じて時間管理をする必要があります。
    季節でいえば、夏場は外気温も熱いためアップは短期集中でもいいですが、冬場は体を温めるのに時間がかかるため、少し長めにする方がいいですね。

    アップの強度

    アップの強度は「ややしんどめ」がいいでしょう。
    特に冬場は体が温まりにくいため、心拍数を上げるような強度の内容をチョイスし、体温をしっかり上げることが重要です。
    ただし、急激に最初から心拍数をあげてしまうと疲労感だけが溜まるため、あくまで徐々に強度を上げるようにしましょう。

    さいごに


    スポーツ選手だけでなく、筋トレなど体を動かす人は全員ウォーミングアップは必要不可欠です。ケガをしやすい人は、やはり「準備不足」「柔軟性不足」のことが多いです。実際に私がスポーツ整形外科に勤務していた経験からも、来院する人はこの傾向にあります。こういう人はだいたいアップやストレッチが嫌いです。みんな早く本題に移りたい気持ちが強いのです。アップが好きになるとまではいかなくても、ケガや効果のためにも重要性を理解して、しっかり取り組むことが重要になります。

    また、身体的な効果を上げるのはアップだけではありません。「トレーニング効果を上げる原理・原則」の記事も、あわせて参考にしてみてください。

    以上、みのっちくらぶでした。

  • 【硬い人必見!】なかなか効果が出ない人は試してみよう!ストレッチの効果を高める7つのポイント

    【硬い人必見!】なかなか効果が出ない人は試してみよう!ストレッチの効果を高める7つのポイント


    こんにちは、みのっちくらぶです。今回は、「ストレッチ効果を高めるポイント」として、お話していこうと思います。

    「ストレッチしてるけど全然柔らかくならんわぁ...」「ほんまにこれ効果あるんかなぁ...」「続けてたら、柔らかくなってくるもんなんかなぁ...」

    本記事は、こんなお悩みの方に対して、プラスαで効果を高めるためのポイントをお伝えいたします。

    本記事のテーマ

    1.体ってどうやったら柔らかくなるの?
    2.ストレッチを継続しているが、なかなか柔軟性がでない方へのアドバイス
    3.柔軟性がでない人がやってしまってる、ありがちな方法

    それでは、いきましょう。

    体が柔らかくなる仕組みに興味のない方は、効果を高めるポイントから読んじゃって下さいね。目次からシュッと飛べますので。

    体が柔らかくなる仕組みを理解しよう【筋肉の性質】


    まずは、体が柔らかくなるってどういうことなのか。その仕組みを簡単に理解しておきましょう。

    体が柔らかくなることとは?

    体が柔らかくなるということは、「筋肉」「腱」「関節」の3つが弛緩(緩んでる)状態にあるということ。逆に、体を柔らかくするためには、この3つにアプローチする必要があるということ。

    ここでは一番大きく関与する筋肉について解説し、この「筋肉」の柔軟性を出すだけでも十分体は柔らかくなりますし、結果的に「関節可動域」は拡大(動きが大きくなる)します。

    「関節可動域」についての詳しい記事はこちらから

    筋肉へのアプローチ方法

    1.マッサージなどを行い部分的にほぐす方法
    2.前屈や開脚などのストレッチで筋肉自体を全体的に伸ばす方法

    筋肉の性質について

    筋肉には伸び縮みする性質があります。伸ばす方法のことを「ストレッチ」と呼び、縮める方法のことを「トレーニング」と呼びます。


    筋肉は、イメージしやすく例えるとゴムみたいな感じです。ゴムも、伸び縮みするが、古くなったり硬くなると切れやすくなる。筋肉も伸ばしすぎると切れてしまいます。(いわゆる"肉離れ")

    はてなくん

    「じゃあ、あまりストレッチで伸ばしすぎない方がいいんじゃないですかー?」

    と思いますよね。大丈夫です。筋肉はそんなに簡単には切れたりしません。そこで大事な働きをしてくれるのが、筋紡錘腱紡錘(ゴルジ腱器官)です

    筋紡錘と腱紡錘について詳しく説明されてるサイトを見つけたので、興味のある方はこちらへ。
    専門家による話なので、一般の方には少し難しいかもですが…。

    簡単に言うと、
    【筋紡錘】筋肉が伸びすぎないように働くセンサー
    【腱紡錘】腱が伸びすぎないように働くセンサー

    筋肉も腱も伸び縮みする性質があるからといっても、当然許容範囲があるわけです。ゴムと同じように、ある一定範囲を超えると切れてしまいます。その許容範囲を超えないように働くのが"筋紡錘・腱紡錘"というわけですね。

    はてなくん

    せんせー!じゃあ、許容範囲内でしかストレッチできませんやん!

    大丈夫です。裏技があるんです。それが、「ゆっくりと伸ばす」ということです。

    急激に伸ばしたり、反動で一気に伸ばすと筋紡錘が働き「ちぎれるからこれ以上伸ばさないでー、縮めー」という命令を出す。これを専門用語で"伸張反射"といいます。(伸張反射を知りたい方は、以下を「こちら」ご参照下さい)

    例えば、長座体前屈で背中を誰かに押してもらって前屈するとします。押す人が急にガンッて押してきたら「イタタタァァー」てなって、前屈する人は上体を起こそうとしますよね?...それです。急に伸ばせば、反射として急に縮もうとする。これが筋肉の性質です。

    反射は、人体を守るために人間に与えられた特性です。余談ですが、例として
    ・熱いものを触ると手を引っ込めてしまう
    ・顔に物が飛んで来たらつい避けてしまう
    これも全部反射です。

    このような、筋肉の特性なども知識として覚えておくとよいでしょう。

    ストレッチ(柔軟性)の効果を高める7つのポイント

    1種目のストレッチ時間は何秒?(効果的なのは何秒すればいい?)

    1つの種目にかけるストレッチ時間は、約20~30秒といわれています。それは、筋肉は急には柔らかくならないからです。人間でいうならば、最初はガードが固いといった感じでしょう。

    人間も最初はガードが固くても、時間が経てば少しずつ心を開いていくもの。筋肉も、だいたい平均して30秒ほどキープしてあげると、少しずつ緩んできます。

    あくまで経験上の話ですが、実際ストレッチしてみると、やはり30秒は短いという印象があります。これは、私が今までに柔軟性を出すためのストレッチ指導や自分がストレッチを実践してきた印象です。なので、実際には50~60秒はキープしていただきたいです。

    ストレッチをする頻度(1日に何回/週に何回すればいい?)

    ストレッチで効果を上げるには、できれば毎日最低でも週3~4回は欲しいですね。1日のストレッチ回数としては、1回でもOKです。2回も3回もできるならなお良し。ポイントは、「なるべく回数(頻度)を多くする」ということです。

    じゃあ、月~水で1日2回ストレッチしたらOKなのか?→これも微妙です。残りの木~日が4日もあるので、4日も間を空けたらおそらくプラマイゼロでしょう。

    平均的には、1日置き、間が空いても中2日くらいにしておきましょう。でも理想は、何度も言いますが「毎日」ですよ。間が空けば空くほど、効果は低くなると思っていて下さい。勉強や筋トレなどと同じです。

    伸ばしてる筋肉を意識してみよう

    効果が感じにくい方は、狙った筋肉がしっかり伸びてるかを意識しながらストレッチをしてみよう。柔らかくて伸びないのは少しコツがいりますが、硬いのに伸び感がないのはおそらくしっかり伸ばせていません。もう少し強めに伸ばすか、やり方自体が間違っているかでしょう。

    人の体は作りがそれぞれなので、勉強通りにしてるけど伸び感がない場合は、伸ばしてる部位の角度をずらしてみるのもポイント。少しの差で、伸び方が変わってくる場合もよくありますよ。

    呼吸はゆっくりと(目安は、7秒で吐いて、5秒で吸う)

    呼吸は絶対に止めないように気を付けましょう。体が硬い人はストレッチをすると、「気持ちいい」より「痛い」が勝つと思います。

    痛いなーと思うことに意識がいくので、ついつい歯を食いしばって息が止まります。こうなると「逆に力が入る」という現象が起きます。

    やってる行為はストレッチ(筋肉を伸ばす)なのに、体の内部は力が入ってる(筋肉が縮んでる)。全く真逆の生理反応が起きるわけです。

    その反面、呼吸をゆっくりすることによって、リラックス効果が得られ、力が入ってしまう状態を抑えることができます。そして、リラックスできると副交感神経が優位に働き、さらに筋肉が緩みやすい状態を作り出します。

    呼吸の目安は「7秒で吐いて、5秒で吸う」です。


    正直なとこ、吸うの何秒、吐くの何秒、とかは人によって肺活量も違うため、きっちり決める必要はありません。「7秒と言われたからやったけど、苦しくなって息が荒くなる...」これだと意味ありませんよね。

    前述した、"リラックスする"ができず、苦しいので力が入ります。秒数はあくまで目安とし、苦しくない範囲で「ゆっくり」「長く」を心掛けて下さい。

    鼻と口での呼吸は、鼻から吸って→口から吐く、の方が力が抜けやすいです。これも同じく、鼻呼吸がしにくい人は、口呼吸で構いません。口だと大量の空気を出入りでき、力が入りやすいので、「細く」「長い」呼吸を心掛けましょう。

    反動はつけずに、ゆっくりと伸ばそう

    「筋肉の性質について」でお話したように、反動をつけたり、急激に筋肉を伸ばしたりすると、筋紡錘(筋肉が切れないように感知するセンサー)が働き、縮もうとする命令が出て(伸張反射が起きる)、筋肉を伸ばすどころか逆に筋肉が縮んでいくという現象が起きます。

    つまり、効果が出ないどころか、逆効果です。(あえて反動をつける方法はありますが、ここでは割愛します)。この筋紡錘のセンサーを出さないためには、「ゆっくと」「じわぁ~っと」伸ばして下さい。そうすれば、徐々に筋肉は安心して緩み始めます。

    じぃっとしてるのは苦しいかもですが、我慢できる範囲から行いましょう。

    ストレッチの強度はややきつめに(我慢できる程度で)

    ストレッチを行う際の強度は、「ややきつめ」を意識してみよう。筋肉の長さも硬さも人それぞれなので、一概に「これ!」という目印がないですが、感覚的には「これちょっと痛いなぁ~でもまだ我慢できるかぁ~...」がおススメです。

    ストレッチを行う際、硬い人は痛いところでキープするのが辛いですよね。だから、わりと安全圏のところでキープしてストレッチを行ってしまいます。

    最初は、まずストレッチ習慣を作るために、無理なく気楽にということで安全圏キープ(ちょっと伸びるな~)で大丈夫かと思います。でも、何週間や何ヶ月も実施していくと、「こんなに頑張ってるのに全然柔らかくならない...」と思うようになってきて、諦めるか飽きてきちゃいます。

    この原因は、実際やってることが"初期に習慣をつけるための安全圏キープ"をずっとやっているからです。気楽な安全圏キープでは効果としてはかなり弱く、効果を出せたとしてもかなりの長期間を要します。でも思考としては効果を求めてる。ギャップがありますよね。50m走をスキップしてるのに、「なんで7秒台で走れないの?」と悩んでるようなものです。

    なので、ストレッチ習慣ができて、さらなる効果を求めるならば「安全圏キープ」を卒業して下さい。そして、「ややきつめ」で、感覚的には「これちょっと痛いなぁ~でもまだ我慢できるかぁ~...」の強度で行ってみて下さい。


    ややきつめがおススメですが、無茶苦茶にやりすぎると筋肉を傷つけてしまい、本当に痛みに変わります。あくまで「我慢できる程度」もしくは「イタ気持ちい程度」でお願いします。

    ストレッチをする時間帯は?(朝?夜?お風呂あがり?寝る前?)

    時間に余裕があり、可能であれば"朝と夜の両方"した方がいいです。スポーツ選手のウォーミングアップとクールダウンのイメージと同じで、朝はこれから一日が始まる準備体操として行い、夜は一日の疲れを癒すために行うことが理想です。

    朝の起床時は体が固まってるものなので、朝に体の痛みをよく感じる場合は、起床時に布団やベットでストレッチをしてから活動する方がいいでしょう。

    よく、「お風呂あがりにした方がいい」とか言われたりしますよね。正直なところ、別にいつやってもいいですよ。お風呂あがりは、体が温まっていて筋肉が柔らかくなり、ストレッチがしやすくなります。ストレッチがしやすいということは、いつもより大きくストレッチをできてることになります。そう言った意味では効果を感じれてモチベーションにはなるかもしれません。

    しかし、翌日には元通りになっていることが多いため、特にこだわりすぎる必要はないかと思います。でも、継続することが大事になるので、「お風呂あがりにやる!」と決めてると、ルーティンになりやすいので、その点でもメリットはあるかもしれません。

    柔軟性がでない(体が柔らかくならない)人にありがちなこと


    体が硬い人は、ストレッチ(柔軟)をすることが嫌いな人が多い傾向です。だって痛いですからね。笑

    でも、柔らかくなりたくて、早く痛みから解放されたくて頑張ってストレッチを行ってると思います。そういう心理的側面も加わり、体が硬くてストレッチしてもなかなか柔らかくならない人がやりがちなパターンを、以下にまとめています。

    柔軟性が出ない人のパターン

    1.実施時間が短い(10秒程度で終わってませんか?)
    2.すぐに諦めてしまう(硬い人は、人一倍時間がかかるものです)
    3.反動をつけて行ってる(反動はつけず、静止して下さい)
    4.実施頻度が少ない(3日に1回、週に1回になってませんか?)
    5.強度が弱い(少し伸びる程度で静止してませんか?)

    ご自身のストレッチをもう一度見直し、上記のパターンに当てはまる人は、再度本記事の「ストレッチ(柔軟性)の効果を高める7つのポイント」を読み直してみて下さい。

    特に「強度」「頻度」「1種目の時間」は大事です。正直、この3つを意識するだけでも、ある程度は改善されます。あとのポイントは、副作用的な+α効果だと思って下さい。

    ストレッチを実施する際の注意点


    ストレッチを実施または継続するにあたり、以下の点に注意をしておきましょう。

    1. 「イタッ!!」というような鋭い痛みが出て、翌日も痛みが残る場合
    2. 「ブチッ!!」というような音が聞こえて痛くなり、翌日も痛みが残る場合


    上記2点に当てはまる場合は、しばらく中止してる方がいいと思われます。

    前述したように、筋肉はゴムみたいなものなので、ある一定を超えると切れたり、損傷したりする可能性はあります

    なので、硬い人は特に焦らずゆとりをもってストレッチ計画をしていきましょう。これはダイエットと同じです。

    健康になるためや、スポーツで怪我を予防するために行っているのに、ストレッチで痛めてしまうと意味がありません。注意をしながら正しく行いましょう。

    さいごに

    今回は、ストレッチを継続しているがなかなか体が柔らかくならない、という方に向けてお伝えしました。でもこれは、今からストレッチを始める初心者の方にとっても大事な知識となります。そして、ストレッチで柔軟性を高めることは、ケガを予防してパフォーマンスを上げるためには基本中の基本です。別の記事では、「ウォーミングアップの目的と効果」についても解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

    一つでも「あ、これ抜けてたわ」と思う知識があれば、是非本日から実践していただき、さらに習慣化して継続をしていって下さい。

    とはいえ、ストレッチを習慣化したり継続するのって大変ですよね。そこで、ストレッチの専門書を読んで知識をさらに身に付けて実践するのが一番オススメです。

    私がオススメする本は「1分でみるみる細くなる!ストレッチ」

    著者はYouTubeでも人気の先生であり、簡単かつ写真を見ても内容が分かりやすかったのです。初心者の方にとっては十分オススメできる一冊となっています。専門書は手元にずっと残るので、サクッと読み返しができるので持ってて損はないですよ。

    以上、みのっちくらぶでした。

  • 体が硬いと怪我をしやすいのか?体が柔らかいと怪我をしにくいのか?【ストレッチの重要性について】

    体が硬いと怪我をしやすいのか?体が柔らかいと怪我をしにくいのか?【ストレッチの重要性について】

    こんにちは、プロスポーツトレーナーのみのっちです。
    今回は「ストレッチと怪我の関係」について解説いたします。

    スポーツをしてるグランドやトレーニングジムでも、ストレッチをしてる風景は一度は見たことがあるかと思います。しかし、体を動かしたり鍛えたりするのは好きでも、ストレッチは嫌い。という人は多く、実際に体が硬い人も多いのが現状です。

    ここで疑問に思うのが、「ストレッチって、そんな大事なん?」ですよね。
    本記事では、このような疑問を解決していきます。

    はてなくん

    ストレッチしたら、怪我しにくくなるん?

    先生

    もちろん!それについて勉強していこう!

    体が硬いと怪我をしやすくなる?

    結論、怪我をしやすいです。怪我をしやすい理由は2つ「関節可動域の低下」と「筋肉の柔軟性の低下」です。この2つについて解説していきましょう。

    関節可動域の低下

    はてなくん

    そもそも、可動域ってなんなん?聞いたことないわ。

    先生

    では、まず可動域について説明しましょう。

    関節可動域について

    以下、可動域についての定義を引用しております。

    各関節が運動を行う際の生理的な運動範囲。 身体の各関節が、傷害などが起きないで生理的に運動することができる範囲(角度)のことを示します。

    「引用:e-ヘルスネット(厚生労働省)

    んー...。ちょっと日本語が難しくてわからないですよね。笑
    簡単に言うと、関節の動く範囲(可動範囲)のことです。

    例えば、腕をバンザイしたとき、どこまで腕が上がるかは肩の可動域をみています。
    肘を曲げたときに、どこまで肘が曲がるのかは肘の可動域をみています。

    そして、各関節の参考角度より大きく動かることを可動域が大きい(広い)と言われます。
    逆に、参考角度より小さいことを可動域が小さい(狭い)と言われます。
    詳しい参考可動域の確認はこちらへ

    関節可動域の低下によるスポーツまたは日常生活や仕事での影響【シーン別】

    体が硬い(可動域が小さい)ことによる、スポーツでの影響シーン。

    • 野球で投げる時に、肩の回りが悪い
    • テニスのサーブやバレーのスパイクの時、肩が上がらない
    • サッカーでボールを取りに行く時、足が大きく前に出ない
    • 陸上短距離で、ストライド(歩幅)が狭くなる
    • 水泳の平泳ぎの時、肩が回らない  ...など。

    続いて、日常生活や仕事での影響シーン

    • 肩が上がらず、高いとこに置いてるものが取れない
    • 下半身が硬くてうまくしゃがめず、腰だけ曲げて物を取ったり、作業してしまう
    • 猫背姿勢でデスクワークを長時間して、背中が固まって腰が痛くなる
    • すぐに脚などがつりやすくなる  ...など。

    体が硬くなる(可動域が狭くなる)ことによって、代わりに他の関節が頑張って動いちゃう(代償動作)ので、代わりの関節に負担が集中して痛みに変わってしまうんです。

    例えば、高いものを取りたいが腕が上がらない(肩が硬い)ので、腰を反って無理やり腕を上げてたら腰が痛くなった。とか

    先生

    つまり、可動域が狭くなると、他の関節にも悪影響なんだよね。

    筋肉の柔軟性の低下について

    筋肉の柔軟性とはどういうこと?触ってみて柔らかいかどうかってこと?さっきの関節が硬いのと何が違うの?...と、たくさんの疑問の声が聞こえてきます。

    では、こちらを解説していきます。

    筋肉の柔軟性とは【関節可動域との違い】

    筋肉の柔軟性とは、その名の通り「筋肉が柔らかいかどうか」です。
    一方、関節可動域は「関節が硬いかどうか」です

    筋肉が柔らかいかどうかは、直接触ることが一番信頼性があり、簡単で分かりやすいです。
    疲れてる時とか筋肉痛の時に筋肉触ったことありませんか?
    その時「張ってるなぁ」とか「パンパンやなぁ」と感じたことありませんか?
    まさにそれのことです。

    でも、筋肉がある人は触ったらカチカチなもんじゃないの?と思いますよね。
    実はその想像は違うんです。

    一流のスポーツ選手の筋肉は、"発達しているが触ると柔らかい"んです。

    ただ、筋肉の硬さが原因で関節の可動域が小さくなる場合もあるため、全く関係ないわけではありません。

    筋肉の柔軟性低下によるスポーツまたは日常生活や仕事での影響【シーン別】

    筋肉の柔軟性低下によるスポーツでの影響シーン

    • サッカーでボールを取ろうと足を伸ばしたら、太ももの裏が痛くなった
    • 胸の筋肉を鍛えてパンパンになり、野球での投球で腕が回しにくくなった
    • 陸上のハードル競技で、飛び越える時に足を上げたら太ももの裏が痛くなった

    続いて、日常生活や仕事での影響シーン

    • 長時間のデスクワークで腰が硬くなり、動くと腰が痛くなった
    • パソコン作業など、指や手首を主に使っていたら、指や肘が痛くなった
    • 重いものをよく持っていたら、肩こりになった
    • 立ち仕事をしていたら、ふくらはぎが痛くなった

    これらは全て、筋肉の硬さや疲れによる影響が主な原因と考えられます。
    肩こりでも、「マッサージしたらマシになる」って方は多いですよね。
    硬くなっているから、筋肉や体は「疲れてるよ~ほぐして~」と言っているんです。

    人の体は全員違うので、肩こりでも全員が筋肉の硬さが原因というわけではありません。
    あくまで傾向ですので、実際に専門家にみていただかないと、その人の本当の原因は分かりません。

    体が柔らかいと怪我をしにくいのか?

    はてなくん

    じゃあ体が柔らかい人は怪我しにくいってことですよね?

    先生

    実はそういうわけでもなく、メリットとデメリットがあるんだ。

    体が柔らかいことによるメリットとデメリット

    基本的には体は柔らかい方がいいですが、体が柔らかい選手は絶対怪我をしないのか?
    それも勘違いです。そうだとすれば、バレリーナ・器械体操・フィギュアスケートの選手はほぼみんな怪我をしないことになります。
    でも、実際は練習をしているとどこかしらに痛みを生じることがあります。

    以下に、体が柔らかいことによるメリット・デメリットをまとめました。

    メリット

    1.体を大きく動かせる
    2.パフォーマンスアップにつながる
    3.トレーニング効果が高くなる
    4.怪我の予防につながる

    デメリット

    1.体をコントロールしにくい
    2.通常より多くの筋力を必要とする
    3.怪我をしやすい

    イメージとしては、体が柔らかい分大きく動いてしまうので、その大きく動く体を「制御」しなければなりません。

    例えば、足首が柔らかくて片脚で立ってもグラグラしてバランスが取れない。
    →グラグラする足首を「制御」しなければいけない。

    肩に関しても、柔らかい人は脱臼しやすいので、「制御」しなければいけない。

    この「制御」ができないと怪我につながるので、体が柔らかい人も怪我をしやすいことになります。

    細かく言うと、「体が柔らかい」と「関節が緩い」は別の表現になります。
    今回はまとめて同じ表現として説明してます。

    体が柔らかい人が怪我を防ぐにはどうしたらいいのか?

    前述のとおり、柔らかい人はグラグラしやすいので「制御」できることが大事です。
    では、どうすれば「制御」できるようになるのか?

    それは、筋力トレーニングをして、筋力アップすることです。

    グラグラする体を支えるのは筋肉の役割です。そのため、体が柔らかい人は、体が硬い人よりも筋力を増さなければなりません。

    なぜなら、グラグラしやすいからです。
    グラグラが減り、体を制御できるようになれば、怪我のリスクも下がることでしょう。

    はてなくん

    なるほど!じゃあ体が柔らかいから安心ってことではないんだね。

    さいごに

    結論として、体が硬くなるとやはり怪我をしやすくなります。しかし、体が柔らかいからといって絶対怪我をしないわけではありません。柔らかすぎるのも怪我の原因になるからです。そして、体が硬いからストレッチをしっかりしてるけど、全然柔らかくならない…。そんな人もたくさんいます。

    実は単にストレッチを行ってても効果は出にくいのです。そんな方は、「ストレッチで効果を高める7つのポイント」を参考にしてみてください。みなさんがよくやりがちな間違いや、効果的な方法論を解説しています。体のケアもしっかり行い、怪我をしにくい体を手に入れましょう。

    以上、みのっちでした。